「何をするにも親に頼りきりのまま、子どもが自分でやろうとせず気になってしまう」「お友だちと比べると、自分の子どもは自立していないように感じてしまう」といった、お悩みを抱えている親御さんは少なくありません。
大人になると自分で考えて行動して生きていかないといけない場面が増えてきます。そのため、親に甘えて身の回りのことをやってもらう我が子の姿を見て、自立心が育っていないのではないかと不安に思う人も多いでしょう。
自立心は、親に見守られながらさまざまな経験を積むことで、少しずつ育つものです。しかし、子供の自立を支援するためにはどうしたらいいのか?具体的な方法がわからないという方も多いでしょう。
この記事では、子どもの自立心を育てるために親ができる5つのことにについて紹介いたします。子どもの自立心を育てたい親御さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
このブログで学べること
✔そもそも「自立心」とは?
✔自立心を育てる3つのメリット
✔子どもの自立心を育てるために親ができる5つのこと
もくじ
自立心とは、他の人からの指示で行動するのではなく、子ども自身が考え、自分から行動するために必要な心構えのことを言います。一般的に未就学児は、特に4歳から自立心が芽生え始めるそうです。
それでは、自立心とは具体的にどのようなものなのでしょうか?主な例をご紹介いたします。
こういった経験が自立心が芽生えるきっかけとなり、その積み重ねで少しずつ自立心が育っていきます。子どもには、遊び・お片付け・行事などの日々の生活の中で目標を持たせて達成した時に「達成感」味わせることが重要でしょう。
自分の力で問題を発見・解決していく力の元になる自立心は、これからの社会を生き抜くために必要不可欠です。幼いころから自立心を育てることを意識し、たくさん経験を積ませてあげましょう。
ここでは、子どもの自立心を育てる3つのメリットをご紹介いたします。
幼児期に教育として自立心を育てておくことでより良い人格教育をすることができます。一緒に見ていきましょう。
自立心が高まることで、ものごとに対して自分の意見や主張を入れながれ行動できるようになります。例えば、自立心が十分に育っていない人の場合は、自分の意見を持つということ自体に慣れていないため、何か決めるときに「他人の意見に流される」ことが多いです。
その一方、自立心が育っていると自分の意見や主張をしっかりと持つことができるので、安易に他人の意見に流れるようなことは少なくなります。ただし、ここで注意していただきたいのが「他人の意見に流されない=我を通す」ということではないということです。
本当の自立心を身につけている人は、安易には他人の意見に流されませんが、必要な場面であれば適切に他人を頼ることもできると言えるでしょう。
目標や信念と聞くと自立心とは関係ないように思えますが、自立心を構成する要素の中に「独立性」と「自主性」というものがあります。これらの要素は、子どもが自分の決めた目標に向かってどのように努力していけばいいのかを考えられるようになるために必要な要素です。
例えば、子どもが成長すると高校をはじめ大学や就職など「人生における大きな選択」というのは誰にでもありますよね。このような状況で自立心が十分に育っていない場合は、すべての進路や選択を他人の意見に任せたりインターネット上の情報に流れたりしてしまうのです。
しかし、自立心がしっかりと身についていれば、自分の目標や信念に向かって正しい判断をすることができるようになります。
自立心を身につけることにおいて1番重要になるのが、客観的にものごとが見れるようになるという点です。先ほどから述べているように自立心が高くなると自分で判断し、行動できるようになります。
つまり、ものごとに対して自分の責任感や目標など総合的に判断できるようになるということです。これは、子どもに限らず大人になってもとても重要な考え方の基礎となりますよね。
自分の意見や見解だけを述べるような主観的な判断だけでなく、他人の意見・主張を受け止めたうえで判断できるようになるというのも自立心を育てる大きなメリットとなるのです。
子どもの自立心を育てるために親ができることは、一体どのようなことなのでしょうか?
ここを理解しておけば、子どもとの接し方も変えられるはずです。ぜひ参考にしてくださいね。
子ども自身が選択できることは、子どもの興味・関心の範囲を広げます。なぜなら、選択権が自分にあるため、自分の好きなことや大切にしたいことが把握でき、萎縮せず自己肯定感を育めるのです。
また、自分で考えて決める力も育つため、大人になってからの積極性にも繋がります。自分で選択したという事実は、努力のモチベーションを上げることにもなり、後述する「目標」や「責任」などにもよい影響を与えるでしょう。
他のお友だち、もしくはきょうだいと比べないという点も、子どもの自立心を育てるための重要なポイントです。比較されることで他人からの評価を気にするようになり、他人に依存した価値観を作ってしまう恐れがあるからです。
また、「自分はできない子なんだ」と自信や自己肯定感を失ってしまうきっかけにもなりかねません。比較するのであれば、お友だちやきょうだいではなく、過去の子ども自身を対象にしてあげると良いでしょう。
例えば、「この前よりうんと上手になったね」と子どもを褒め、自信をつけさせてあげられます。親のポジティブな発言が、子どもの自己肯定感をグンッと高めるのです。
自立心を育てるためにはどうしても自分以外の他人を意識させる必要があります。この「他人を意識させる」という点でおすすめなのが、相手のいいところを探させることです。
相手のいいところを意識的に探させることで、他人を認識するというきっかけを作ることができます。ただし、いきなり「いいところを探してみよう」と言ってもなかなか自分の意見を言えないという子もいるので、親がきっかけを作ってあげると良いでしょう。
例えば、「〇〇くんはいつも元気にあいさつできるよね」のように見本となる言葉を与えてあげます。そうすると、子どもは真似をしながら相手のいいところを言えるようになるのです。
このように意識的に自分以外を認識して考えさせることで、自立心を養うだけでなく子ども同士のコミュニケーション能力を向上させることもできます。
やることを押しつけるのと同様、「やらない」ことを押しつけるのも避けなければなりません。子どもの興味・関心を否定してしまうのも、親として子どもの将来性や伸ばしたい能力に少なからず理想があるからでしょう。
しかし、自立のファーストステップは、何がしたいのか子どもが自分で発見することです。それが積極的な行動や能力の伸びに繋がっていきます。また認めてあげることで、子どもは自分から物事を考え挑戦できるようになります。
子どもの自立心を育てるためには、子どもの気持ちを尊重することを忘れてはいけません。子どもが何かに挑戦したいと言った際に、否定したり親の価値観を押し付けてしまうと、挑戦する意欲を失ったり、親の顔色をうかがうようになってしまうからです。
子どもが言い出した内容によっては、安全性や発達の面から挑戦させてあげることが難しいこともあるでしょう。その場合も、一緒にできることを考えたり、工夫したりするなどのサポートをして可能な限り子どもの気持ちを受け止めてあげてください。
また尊重とは、お互いが尊重される関係になって、はじめて成り立つものです。例えば、大人同士がなにか会話をしているところで、周りで子どもが騒いでいたとします。
その子どもが騒いでいるのを「我慢すること」がその子への尊重なのではなく、「いま私たちは大事なお話をしているので、ここでは静かに過ごしましょう」とその子に伝えることが、本当にその子を尊重しているということです。
それで、「子どもがすぐに静かになる」というものでもないかもしれませんが、それをその子自身で考えて「理解していくことができる」と信じることも、またその子への尊重につながるのです。
親御さんが子どものことを対等の存在として尊重できている関係が理想でしょう。「相手を尊重する」というのは、同時に「自分も尊重してもらう」ということを大切に、子育てをお楽しみくださいね。
「子どもの自立心を育む方法!子どもの自立心を育てるために親ができる5つのこと」はいかがでしたか?
子どもが行動している姿を見ていると、親が手伝った方が早かったり、失敗して泣いてしまうのがかわいそうだったりして、代わりにやってあげたくなることも多いでしょう。
しかし、子どもは物事に挑戦し、失敗や成功を繰り返すことで自立心を育てていきます。まずは、身近な大人達が「自立心」を育むことができる環境を作ってあげましょう。そして親御さんは、子どもから意識的に自立することが大切です。
小さなころから育ててあげた自立心は、子どもが社会を生き抜くための大きな力となります。親御さんは注意深く見守りながらも、成功したら思いっきり褒めてあげるようにしましょう!
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