悩みの9割は「思い込み」から生まれるといっても過言ではありません。
思い込みには実態がないので、一度考え込んでしまうとネガティヴな気持ちからなかなか抜け出すことができません。なので、余計なことやムダなものがまとわりついてしまい、不安や悩み、心配事が増えてしまうのです。
思い込みが強い人は、他人の何気ない言葉を悲観的に捉えてしまう傾向にあります。そのため、注意や指摘をされた際に、「非難された・責められた」とマイナスに受け取りがちです。
このようなマイナス思考が続くと、「生きづらさ」を感じてしまうこともあるでしょう。辛い思い込みを解消することができれば、対人関係が楽になると言えます。
そこで今回は、辛い思い込みから解消される方法について徹底解説いたします。客観的な視点を持って思い込みを少しずつなくしていけるよう変わっていきたいですね。
✔思い込みが強くなる原因とは?
✔思い込みが強い人の特徴
✔辛い思い込みを解消する方法
もくじ
思い込みが激しい人は、固定観念が強く視野が狭いので他人を受け入れず孤立しがちです。強い孤独感でつらさを感じている人にとっては、自分の思い込みの激しさを直したいというのが本音でしょう。
そのヒントをつかむために、まずは思い込みが激しくなった原因を見てみましょう。
思い込みが激しい人は、過去に経験した成功体験に固執する傾向があります。自分なりに努力したり勇気を出して行ったことがうまくいったという経験が忘れられず、そんな体験をした自分は正しいと思っているのです。
成功体験とまではいかなくても、大きな挫折をしたことがない場合も同じといえます。今までやってきた方法で失敗したことがない、だから自分の考えは正しいという考えをずっと持っていて、直すことを思いつかないのです。
自分の意見が通ることが多い環境にあった人は、思い込みが激しい人になりやすいです。両親が優しく兄弟姉妹とも仲が良いと、自分の考えを否定されるという経験があまりありません。
そのため、自分の考えがベストだと思いやすく、周囲から「この方がもっといいのではないか」と指摘されるとどうしていいか分からないのです。色々な選択肢の中から、もっとも効果的な内容を選ぶという意識が薄いと言えます。
自分の考えが間違っていないという思いが根底にあると、思い込みが激しくなる傾向が強くなります。自分にとって不都合なことが起こったり、失敗が続いたりすると「なぜ自分だけがこんな目にあうのか」と激しく落ち込むのです。
そして次第に、こんなつらい目にあうのは自分が悪いからではなく、他人や環境のせいだと考えるようになります。ひどい人だと、家族や友人に自分の問題を解決してもらおうとする人もいるでしょう。
自己反省すると言うことは思いつかず、反論や抵抗の矛先を他人に向けるのです。
何か問題が起こった時、思い込みが激しい人はネガティブな捉え方をしがちです。自分だけがつらく苦しい立場だと考え、さらに思い込みが進むと「自分より悪い立場の人はいない」という思考になります。
視野が狭いので他人のことを思いやる余裕がなく、一人で悲観的な感情におぼれてしまうのです。自分ばかりがつらいと思えば、物事の開園点が見つけられず、自分自身の成長を妨げてしまうでしょう。
心が成長できないと、悲劇のヒーローやヒロインのような立場に自分を置き換え、その思いを周囲にアピールし続けます。
思い込みが強い人は、どのような行動や考え方をするのでしょうか?
思い込みが激しい人は、自分にも周囲にもさまざまな影響を与えます。それではさっそく、見ていきましょう。
思い込みが強い人は、「こうしなければならない」「今までこうだったから変えてはいけない」という固定観念が強い傾向にあります。そのため、周囲からは「融通が利かない」と評価されてしまいがちです。
思い込みの激しい人にとって、自分の考え方を変えることは、それまでの考え方ややり方を否定されることと同じです。視野が狭いため、社会が変わっていることが理解できません。
たとえ理解できても気持ちよく受け入れることはできず、「このままでいい」と現状維持に陥ります。
思い込みが強い人は、多くの選択肢を持ち、最適解を選ぶことが苦手です。「問題を解決するにはこれしかない」「これがもっとも正しい解だ」と、一度決めたら他人の意見を聞かずに、思い込みで行動に移してしまいます。
例えば、「相手には自分が必要だから。自分だけが助けてあげられる」と、付き合っている相手に頼まれるがままお金を渡してしまうといった状況があげられるでしょう。周りがどうやって説明しても、思い込みが激しい人は周りの意見を聞き入れることはありません。
思い込みが激しい人は「答えはこれだけ」と決めてしまい、ひとつの考えしか受け入れることができないので、他人に騙されるなどトラブルもあるでしょう。
思い込みが強い人は、物事の価値判断を自分で決めつけてしまうため、視野が狭くなってしまうことがあります。そのため、「思いやりの気持ちがない」「自分本位でワガママ」といった見られ方をされてしまいます。
特に、状況に応じた柔軟な行動が求められる時は、周囲のペースを乱してしまうこともあります。マイルールがあることは悪いことではありませんが、周囲を巻き込むことは良いこととはいえません。
思い込みが強く、かつポジティブな人は、周囲がどのような言葉をかけても、「自分が正しい」と考え、常にポジティブな状態でいられます。「周囲の目を気にしすぎない」という点では、自分のやりたいことをやりたいようにやれるため、長所ともいえるでしょう。
その一方で、「あの人は何を言っても聞く耳を持たない」と、アドバイスをしてくれる人が減ってしまう可能性もあります。そのため、さらに視野が狭くなるという悪循環に陥る可能性が高いです。
ポジティブであれネガティブであれ、状況を正しく冷静に判断できないことが問題なのです。
思い込みが激しいという性格は、長所ととらえることができる面もあるとはいえ、やはり短所としての影響が大きいです。
思い込みの激しさを過去に指摘された場合は、きちんと改善していきましょう。ここからは、辛い思い込みを解消する方法について解説いたします。
思い込みが激しい人は、自分が思い込みが激しいということ自体気づいていません。他人から指摘されて初めて気づく場合も多いでしょう。
職場や学校でそんな指摘を受けたら、思い込みが激しいことをきちんと受け入れ、自己中心的な考え方をしていたら治すよう心がけることが性格改善につながります。
自分本位な視点になっていると「こうするべき」と考えがちですが、「本当にそうするべきなのか?」といったん立ち止まって考える習慣をつけましょう。一呼吸置いて、発言をするよう心がけるだけでも周囲との関係性は変わります。
思い込みの強い人は、自分だけの視点でものごとを見たり、他人と接したりしがちです。これでは常に自分の考えが優勢となり、物事を一つの側面でしか見ることができません。そうすると思い込みがどんどん強くなってしまいます。
そこから逃れるためには、自分以外の視点を持つことが重要です。そのためには、いろいろな角度からの情報を集めることが必要です。自分で得た情報や人から聞いた情報、メディアから得た情報など、情報チャネルを増やしましょう。そうすれば、さまざまな角度から見た情報に触れることができます。
意識的に他者からの情報を増やすことで、自分だけの視点にとらわれてしまうリスクを低減することができます。思い込みを外すためにはさまざまな手段を使って外部からの刺激を得ることが必要です。
思い込みが激しい人は自分でどんどん動くことが多いですが、悩んだりつまずいたりしても一人で解決しようとする癖があります。なぜなら、「どうせ話しても分かってもらえない」と最初から諦めていることが原因です。
しかし、親しい友人や恋人、職場の先輩や同僚、両親など近い関係の人は、心を開いて相談すれば親身に話を聞いてくれるはずです。ネガティブに考えず、友人や恋人など親しい人に相談することを習慣づけましょう。
「他人にはわかってもらえない」と思いこまずに、気楽な気持ちで話してみましょう。
思い込みが激しい人は、仕事でもプライベートでも自分だけの感情に任せて、物事を進めてしまう傾向があります。しかし、その時々の感情がベースとなっている意見を主張しても、周囲を納得させることはできません。
物事に対しては何事も主観ばかりではなく客観的に判断し、論理的思考を身に付けましょう。論理的に説明できることによって、周囲を納得させられます。一人よがりで突っ走ってしまうところも改善できるでしょう。
客観的なデータを使って考えることで自分の思い込みの間違いに気づき、性格改善できて周囲との信頼関係を築くことができます。
「悩みの9割は「思い込み」から?辛い思い込みから解消される方法」はいかがでしたか?
思い込みが強い性格を変えたいと思ったら、まずは自分の思い込みの強さを自覚することが重要です。柔軟性を持てない考え方は、時に人間関係の不和を生む原因となります。
「この考えが正しいはず」と固執せず、人それぞれ違う意見があり自分の意見がベストではないことを受け入れましょう。
今日もみなさんにとって、素敵な一日になりますように🌷
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