みなさんは、誰から一番認められたいと感じますか?
家族、友人、恋人、子どもなど、いろいろな人が候補にあがるかもしれませんね。このように、誰かに認められたいという欲求を「承認欲求」と言います。承認欲求、自己顕示欲は人間が持つ性質の一つであり、どのような人にも持っています。
しかし、あまりにも承認欲求が強いと、周囲から嫌がられやすくなったり、満たされない気持ちを抱えやすくなったりします。また、自分を大きく見せるようとしてしまい、疲れてしまうこともあるでしょう。
それでは、承認欲求が強い人の心理と特徴とは、一体何なのでしょうか?そして、強すぎる承認欲求から解放される方法はあるでしょうか?
この記事では、承認欲求が強い人の心理と特徴から、承認欲求と満たす方法について徹底解説いたします。自分自身と上手に付き合う方法を見つけていただけると嬉しいです!
✔承認欲求が強い人の特徴と心理とは?
✔承認欲求が強くなる原因とは?
✔強すぎる承認欲求から解放される方法
もくじ
承認欲求が強い人には、いくつかの特徴があります。
では、具体的な特徴はどんなものがあるのかをみていきましょう。
承認欲求が強い人に、自分が嫌いだと思っている人はいません。口では「自分が嫌い」だと言っていても、他者から認められたい欲求があるのは心の底では自身を好いている証拠です。
自覚があるにしろないにしろ、自分のことが好きなのは承認欲求が強い人には共通している心理だと言えます。承認欲求が強い人はナルシストな性格と言っても過言ではありません。
承認欲求が強い人は、「他人よりも優れていたい」という思いを強く持っています。そのため、そんな自尊心を傷つけまいとプライドが高くなってしまい、他人と比較してしまいがちです。
特に、年収や異性からのモテ具合を他人と比較している人が多く見られるでしょう。承認欲求が強い人は自尊心が低いからこそ他人よりも自分を守ろうとして、反比例するようにプライドも高くなっていきます。
承認欲求の強い人は、他人の評価をやたら気にしてしまう特徴があります。なぜなら、周りから褒められることを何よりも重視しているからです。
自分のとる一つひとつの行動が相手にとってどう見られているのかを常に確認してしまう傾向があります。そのため、会議の場では自分の本音ではなく、自分がよく見えるような発言をとってしまうこともあるでしょう。
他人を気にしすぎるあまり、自分自身のやりたいことやしたいことができていない人が多いのです。
いくら自分の評価が高くても、周囲からの評価が伴っていなければ満足できない人も多いです。そのため、自尊心が強い人は同時に承認欲求も強くなってしまいます。
自分だけが「自分は凄い」と思っていても、周囲から思われなければただの勘違いになってしまうので、自己防衛のために承認を求めるのでしょう。反対に、自尊心が弱すぎる人も同様に承認欲求が強くなりがちです。
承認欲求が強い人の特徴や心理を理解した上で、続いて承認欲求が強くなる原因について見ていきましょう。
承認欲求が強くなる原因は人それぞれ違います。ご自身に置き換えて考えてみてくださいね。
人は誰しも、「自分から認められたい」「自分をもっと好きでいたい」という「自己承認欲求」も無意識的に持っています。しかし、自分のことが認められない、受け入れられないという人も中にはいます。
自分のことを自分で認められないため、他人に認めてもらいたいという欲が強くなり、それが結果として他人から評価を得たいという「他者承認欲求」に繋がってしまうのです。
自分の自信の無さから、承認欲求が強くなるケースは少なくありません。上記と似ていますが、自分を自分で認められないゆえに、他人に認めてもらうことでしか欲求を満たすことができない可能性もあるでしょう。
例えば、これまで学校の受験や就職活動などを通して、自分の納得がいく結果を出せなかった人などに多い傾向です。今いる環境でなんとか周りに認められることで誰かを見返したい、自分自身に自信を持ちたいという思いから承認欲求が強くなってしまう場合もあります。
育ってきた環境に愛情が欠けていたことが原因で、承認欲求が強くなってしまう人もいます。例えば、両親からあまり構われていなかった子どもが小学校や中学校でヤンチャばかりすることはよくあります。
これは「誰かに構ってほしい」「自分の気持ちに気づいてほしい」という理由から承認欲求が強くなってしまうのです。幼少期の環境は大人になっても大きく影響します。
そのため、今はそうでなくても、小さいころ両親や周りからの愛情に欠けていた人も承認欲求が強くなってしまう可能性があるのです。
上記とは逆で、幼い頃から何をしても「可愛い可愛い」と周囲に甘やかされて育てられれば、人から認められるのが自分の中で当たり前になってしまうケースもあります。
それが大人になるに連れて周囲から以前のようには認められなくなってしまうので、空いた穴を埋めるように承認欲求が強くなってしまうのです。こういった原因を持つ人はわがままで自己中心的な性格になりやすく、承認欲求の満たし方も乱暴である傾向に見られます。
どれだけ立派な人でも、大きな失敗をしてしまえば自信を失って自己評価も低くなってしまうでしょう。失った自信を取り戻すには他人から認めてもらうしか方法がありませんので、承認欲求も自然と強くなってしまいます。
大きな失敗をしてしまえば誰でも承認欲求が強くなってしまうとも考えられ、今は承認欲求が強くない人も決して他人事だとは言えないでしょう。
他人から認められた経験がある程度ある人は、承認欲求はそこまで高くなりませんが、他人から認められた経験が少ない人は、欲求不満の状態になりがちだと言われています。
特に幼い頃の影響が大きく、幼少期に周囲から褒めてもらえなかった人は、大人になってから不足分を補おうとして褒めてもらおうと全力を尽くします。そのため「認めてほしい」といった承認欲求が強くなってしまうのです。
承認欲求が強いと、他人からの評価が気になってしまい、精神的にしんどくなりやすく、他人に認められるための行動によって周囲が迷惑することがあります。
それでは、強すぎる承認欲求を克服するにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは、強すぎる承認欲求から解放される方法をご紹介いたします。
強すぎる承認欲求を克服するには、自分自身で、自分の価値を認めることが大切です。自分の短所やコンプレックスにばかり目が行っていると、ありのままを受け入れるのは難しいかもしれません。
しかし、長所も含めて自分を理解すること、自分のできることから小さな成功体験を積み重ねていくことができるようになります。こうしたステップには、心理カウンセリングや認知行動療法という精神療法が効果的です。
人間であれば、必ずしも承認欲求があります。だからこそ、自分には承認欲求があり、人から評価されたいと思っている事実を肯定することが大切です。
そのために、まずは承認欲求の問題を解決する前に、余計な問題を抱えないことから始めることがいいでしょう。承認欲求をこじらせると、余計なことばかり考えて「自分にうそをつく」というストレスまで抱えてしまいます。
自分の中にあるそんな欲望を肯定できれば、気持ちが楽になります。「承認欲求などない!」は綺麗事にしかすぎないので、今ありのままの自分の気持ちを理解してあげてくださいね。
他人があなたのことを批判しようと、賞賛しようと、その人があなたの人生に責任を持ってくれるわけではありません。容姿にコンプレックスがあっても、それをいいと言ってくれる人は必ずいます。
あるいは、学歴は変えられなくても、仕事のスキルアップを図ることで、年収は大きく変えられるかもしれません。大企業に勤めることより、昔からやりたかった夢を実現したい、と思う人もいるかもしれません。
他人は勝手に言いたいことを言いますが、気にせず自分が思うような人生を生きることで、承認欲求は満たされていくでしょう。 あなたの好きな自分で、あなたらしい人生を生きたらいいのです。
「承認欲求が強い人の心理と特徴とは?強すぎる承認欲求から解放される方法」はいかがでしたか?
私たちが承認欲求を満たす唯一の方法は、「人の承認欲求を満たす」ということでしか解消されません。あなたが自分の承認欲求に苦しんでいるように、世の中の大抵の人は承認欲求が満たされず苦しんでおります。
だからこそ、そんな方のためにまずはあなたが相手の承認欲求を満たせる人物になることもいいでしょう。人は自分の承認欲求を満たしてくれる人を大切にします。
つまり、あなたが誰かの承認欲求を満たしてあげれば、その人はのあなたのことを心の底から必要とし、そんな姿にあなたの承認欲求が満たされるということです。あなたの中で小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
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