人付き合いが苦手に感じたり、「人付き合いって疲れる」と感じている人は非常に多いのではないでしょうか?実際、クライアンと様からもよくご相談をいただきます。
しかし、人は社会的動物なので、人付き合いなしで生活をすることは難しいです。学生生活や職場、プライベートなどで、人付き合いが苦手でも人と関わる必要があります。
そこで今回は、人付き合いが苦手な人の共通点をお伝えしたあと、人付き合いに苦手意識がある方が周囲と良好な関係を築く方法について徹底解説いたします。
✔人付き合いが苦手だと感じる原因
✔人付き合いが苦手な人の共通点
✔周囲と良好な関係を築く方法
もくじ
人付き合いに対して苦手意識があると、それがきっかけで仕事が嫌になったり、鬱々とした気持ちが続くこともあるでしょう。
これが悪化すれば、休日が有意義に過ごせなくなってしまうこともあります。それでは、なぜ人付き合いが苦手な人には、どのような原因があるのでしょうか?主な原因を一緒にみていきましょう。
繊細な心を持ち、自他の感情を敏感に把握する気質を持つ方をHSP(Highly Sensitive Personの略)といいます。HSPは人種・性別問わず人口の15~20%程度いるといわれています。
HSPの気質を持つ方は、他人のささいな言動から感情を読み取れてしまうため、その結果として自分が傷つくことも多く、そこから自身を守るために人付き合いを避けるようになります。
また、繊細で傷つきやすい人は、他人と関わるときに「相手の気分を損ねないように」「相手に嫌われないように」と気を遣って、自分の感情や意見を抑制してしまうことがあります。
このような気質や背景が、人付き合いにおける過度な気遣いや我慢を増加させ、ストレスが原因で疲れてしまいやすくなります。
自分の定めるルールやこだわりがあり、全てにおいて完璧を求めていると、相手にも同じように完璧を求めてしまうことがあります。
それ故に相手の欠点ばかりが気になってしまい、自分の思った通りに行動してくれない人に対していらだちを覚えることが多いため、人付き合いをストレスに感じてしまう原因かもしれません。
会話をすることが苦手な人も、人付き合いへの苦手意識を抱きがちです。雑談の最中に、自分も何か発言しなければいけないというプレッシャーを感じてしまい、悩んでいる人も多くいらっしゃいます。
例えば「今日は暑いですよね」と話し掛けられても「そうですね」とまでは言えるのですが、そこから「明日も暑いようですよ。これから熱中症心配ですよね」などと話を広げていくことができません。
いわゆる「話下手」と言われる人ですが、これは、元々の気質と親や友人など周りの人との関係性によって形成される性格で、本人にとってもコンプレックスになっていることが多いです。
他人を疑ってしまうのは、過去に大切な人から裏切られたり、信頼していた人に嘘をつかれたりといったように、人付き合いの中で大きなショックを受けた経験があることが原因かもしれません。
そのような出来事が再び起こることを回避したいという気持ちがあると、他人を信じられず、相手との関係を構築していくことに消極的になる場合があります。
人付き合いに苦手意識を持つ原因は様々ですが、原因が不明確という方は、過去の出来事を振り返ってみると、苦手意識を持つきっかけに気づき、前に進むヒントが見つけられることも多いです。
人からどう見られているかを非常に気にする自意識過剰タイプは、「会った途端に顔を背けたけど私の顔に何かついてるのかな?」「向かいの席に座っている人がじろじろ見てくるけど服装が変だと思われてる?」など、常に周囲の人の顔色をうかがっています。
常に相手からどう思われているのか気になると、人と接することを苦痛だと感じたり、距離を置いてしまう原因にもなります。周囲の目が気になり、自分の感情を押し殺してしまうことも多いのはないでしょうか?
そのため帰宅するとどっと疲れてしまい、結果的に人との接触を避けるようになりがちなのです。
人付き合いが苦手な人の原因を理解した上で、続いて人付き合いが苦手な人の共通点を見ていきましょう。
自分は当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
人付き合いが苦手な人は、自分に自信がない傾向があります。周囲からどう思われているのかがとても気になるので、人前で堂々と振る舞うことができません。
他人の評価が自分の価値だと思ってしまうので、周囲から期待されるような人物でいたいと思うのです。しかし、自信がないから、周囲の期待には応えられないだろうという判断します。
そのため、期待されないためには、周囲の視線を集めないことが一番だと考え、さらに自分に自信を失うという悪循環です。このような考えが、人間関係を希薄にしていき、自分にとって気負う必要がない相手だけが人間関係として残ります。
人付き合いが苦手な人は、余計なことばかりを考えすぎるという特徴があります。周りから「いい人だと思われたい」「高く評価されたい」などといった気持ちが非常に強いため、自分本来のスペックを表に出すことができません。
有能な人間として見られたいけど周囲から「そんなものか」と思われるのが嫌なので、周囲に自分を見せることを避けようとするのです。常に相手にどう思われるかを頭に置いて行動しているため、なかなか本心や素顔を表に出すことができないのです。
自分にとって安心できる相手はそう簡単に見つかるものではありませんから、楽な人間関係ではない大多数との付き合いを苦手と感じてしまうのです。
人付き合いが苦手な人は、基本的に集団行動が嫌いです。 そのため、自らグループや群れから離れて距離を置き、単独行動をすることが多くなります。とにかく一人でいることが気楽で好きなんです。
周りからすれば「一匹狼」で、ちょっと近寄りがたい印象があります。飲み会などに誘っても来ることはほとんどなく、来たとしても盛り上がることもありません。そもそも会話をしないので、職場の飲み会では端の席で一人で飲んでいることが多いでしょう。
一人が好きだと言わんばかりに他者と壁を作り、「ここからは一歩も踏み込ませない」というオーラを出してしまいます。しかし、実際は「もっと仲良くしたいな、打ち解けたいな」と寂しい思いをしているということも少なくありません。
人付き合いが苦手な人は、自分の感情をあまり外に出しません。 周りの人に対してネガティヴな感情があるだけではなく、「周りから自分自身は嫌われているのではないか?」とも思っていることが多いです。
そのため、相手と感情が一致しないことで悪く思われてしまうのではと自分の気持を表現できないのです。 なので、笑ったりすることも少なくそれ以外の感情も出さないよう無表情でいることがとても多いです。
逆に、無表情ではなくずっとヘラヘラと笑って自分の感情を誤魔化してしまう人もいます。 それは自分自身の怒りや悲しみを受け入れてもらえないのでは、と相手が自分を好きではないかもという不安を持っているからなのでしょう。
過去に嫌な経験をした人は、人を疑ってしまう傾向にあります。そういう経験を克服し、自分とも他人とも折り合いをつけて、成長する人もいますが、自分の気持ちをコントロールすることは至難の業です。
このように、折り合いがつけられずに人間関係でいやな思いをしたことがある人は、人付き合いに対して恐怖心を持ってしまっており、人付き合いが苦手な人の特徴である「他人の視線が気になる」「自己肯定感が低い」という気持ちを心に植えつけられてしまっています。
他人が怖くなり、いやな思いをするくらいなら一人でいたほうがマシだと思ってしまっているのです。本当ならもう少し柔軟に対応できる心を持っているはずなのに、過去の体験がトラウマとなって心が萎縮してしまっているのです。
どんな場面でも信頼関係が結ばれていれば円滑に進むことは多いものです。仕事や恋愛、プライベートを充実させるためには、周囲と良好な関係を築く必要があります。
ここからは、周囲と良好な関係を築く方法をご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
人付き合いが苦手な人は、人と話すのが苦手だったり、どんな会話をしていいのかが分からないというケースが多いです。他人と接することに苦手意識がある人は、まずは、色々な人にあいさつすることから始めましょう。
「人付き合い」というと難しく感じますが、「挨拶する」というと自分にもできそうだと思えてきませんか?人付き合いが苦手だからと人と会うことを避けたり、挨拶するのも避けていたりすると、いつまでも人付き合いの苦手意識は克服できません。
まずは「おはようございます」や「こんにちは」といった挨拶を自分からしましょう。挨拶をされて不快に感じる人はいないはずです。きっと、相手も挨拶を返してくれます。
また、慣れてきたら挨拶にワンフレーズプラスする方法もおすすめ。例えば、「おはようございます」+「いい天気ですね」といった当たり障りのない話題で問題ありません。挨拶を習慣化させて、少しずつ苦手意識を減らしていきましょう。
人付き合いが苦手だと思ってしまう大きな原因となってしまっているのが「自分に対する自信のなさ」です。まずは、身なりをしっかりと整えて自信をつけましょう。
例えば、いつも暗い色の服を着ているなら、明るい色の服を着てみるなど、ちょっとしたことで印象は変わります。人は見た目が9割というように、第一印象が暗いと相手からも「暗い人なんだな」と思われてしまいます。
そして、身なりを整えないと自分のことを「暗い」「人を接することが苦手」という嫌なイメージを刷り込んでしまいます。 ブランド品を身に着けてみると気持ちも心もシャキッとしますよね?それと同じように、洋服やお化粧をきちんとして身なりを整えてみましょう。
たったそれだけのことでも、人と話す時に少し堂々と話すことができたりするものです。自分に自信がもてるように、オシャレを頼んでみてくださいね。
人付き合いが苦手な人は、どんな風に人と接したらいいのかわからないことがほとんどだと思います。まずは、周りを見渡してみて、「あの人は人付き合いがうまいな」と感じる人を探してみましょう。
手っ取り早く成果を出すには、お手本を真似することです。本に書いてある方法は文章なのでイメージしにくいかもしれませんが、実際に身近にいるお手本ならイメージしやすく、行動にも繋がります。
「こんなときには、どう切り返せばいいのか」とか、「どんなふうに会話しているか」といったことを目で見て、真似することから始めましょう。また、ただ観察するだけだと忘れてしまうので、忘れないように簡単にメモしておいたり、その日のうちに自分なりに試してみるのがおすすめです。
目で見て、真似するというサイクルを繰り返しているうちに苦手意識が克服できます。少しでも変化が見られた場合は、自分のことを褒めてあげましょうね。
外へ出かけることによって、お店の人など最低限でもコミュニケーションが必要になります。この、普段の自分を知らない人とのコミュニケーションをとるっていうのが大事です。
長く勤めている職場だと、すでに「人付き合いが苦手な人」というイメージが定着しているケースがあります。 そのため、突然明るく振る舞い始めると、それはそれで心配されたり、ぎこちない雰囲気になるでしょう。
また、人付き合いが苦手な人だというイメージを自分に持っている人に話すのって全く知らない人よりも緊張したりします。 なので、まずはスーパーのレジの方やアパレル店員さんなど、そういった人となるべく会話をするように心がけてみてください。
「人付き合いが苦手な人の共通点とは?周囲と良好な関係を築く方法」はいかがでしたか?
人付き合いに苦手意識を持つ原因は人それぞれです。自分がどのような人付き合いを求めているのか、一度考え直してみることで、自分に合う心地よい人付き合いのスタイルを見つけることができます。
そして、「なぜ自分は人付き合いが苦手なのか」をしっかりと向き合って原因を見つけることで、改善策や対処法がおのずと見つかります。原因をあなたを次のステップへ進めるのです。
合わない人とは無理に付き合っていく必要はないので、自分がどうすれば周囲との関係を良好に築けるのか、今一度考えて見てくださいね。
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