お酒は、依存性のある物質「アルコール」を含む飲みものです。年末の忘年会、お正月、冠婚葬祭、新年会など、日本人の文化にアルコールは広く深く根づいています。
心理カウンセラーの私も、お酒は「娯楽」として楽しみます。適正に楽しくお酒を味わうことで、自分へのご褒美になるのです。しかし、アルコールは強力な依存性があるため、習慣的に摂取していれば、誰でも「アルコール依存症」になるリスクはあります。
アルコール依存症を患った場合、その人の健康問題や家庭問題、職場での対人関係の問題、社会的な問題が挙げられます。一日が飲酒の時間に多く費やされるため、職場や家庭での役割を十分に果たすことができなくなり、家族や職場の人たちから信頼を失ってしまうのです。
そして状況が悪化すれば、無断欠勤や失職、家庭の不和・別居・離婚などの問題がでてきます。この辛い現実から逃げるために、さらに飲酒が増えれば負のスパイラルに陥ってしまうのです。それでは、どうすれば辛いアルコール依存症から抜け出すことができるのでしょうか?
そこで今回は、アルコール依存症になる原因と抜け出す方法について徹底解説いたします。お酒の飲み方をセルフコントロールできなくなっている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
✔アルコール依存症になる原因とは?
✔アルコール依存症に陥りやすい人の特徴
✔アルコール依存症から抜け出す方法
アルコール依存症とは、アルコールを繰り返し多量に摂取した結果、アルコールに対し依存を形成し、生体の精神的および身体的機能が持続的あるいは慢性的に障害されている状態をいいます。
アルコール依存症は複数の要因が絡み合って発症に至るため、原因はさまざまです。主な例をみていきましょう。
上記を満たすことで必ずしもアルコール依存症を発症するとは限りませんが、その可能性は高くなるといわれています。
アルコール依存症の人というと、暴力をふるったり借金をしたりする「暴れん坊タイプ」を想像しませんか?しかし、いまやこの「暴れん坊タイプ」は少数派です。内科・外科疾患が表に出る人たちや、うつ病などの精神疾患を合併する人など、「おとなしいアルコール依存症患者」が増えています。
現代において、アルコール依存症は多様化の一途をたどっているのです。また、アルコール依存症に陥りやすい人は性格も関係しています。下記のようなタイプは、アルコール依存症になりやすいので、一度チェックしてみてくださいね。
上記のタイプに当てはまる人は、アルコール依存症に陥りやすい人の特徴といえます。また、女性のアルコール依存症患者が急増していることも見逃せません。
女性の社会進出は進んでいますが、社会的サポート体制は充分ではなく、仕事、家事、子育て、介護と、負担が集中しやすい状況にあります。こうしたストレスが、過剰な飲酒の背景にあるのでしょう。
女性のアルコール依存症患者は「いい子」「いい人」であろうと努力してきた人が多く、社会から認められる「有能な人」でなければならないといった考えが、自分自身にプレッシャーを与えているのかもしれません。
アルコール依存症にならないためには、ストレスをためこまず、他者に相談できるようになることが大切です。「ときには嫌われても仕方ない」と思えるように、良い意味で「いい加減さ」「適当さ」を持てるようになると、気持ちが楽になるでしょう。
大前提として、お酒を「ストレス発散の手段」にすることはやめましょう。そもそもお酒を飲んでも、ストレスに対処したことにはなりません。確かに一瞬、楽しい気持ちになり、ストレスを忘れたようにも感じます。しかし、実際は、ただ酔っているだけであり、気分転換ができているとは言えない>のです。
自分に合ったお酒との付き合い方を見つけることがポイントになります。セルフコントロールが上手にできない人は、以下の例を試してみてくださいね。
少しの工夫で、お酒と上手に付き合うことができます。また日常生活では、お酒以外の楽しみや気晴らしを見つけることも良いでしょう。例えば、ジョギングや水泳などの運動でリフレッシュする、音楽や読書、アロマテラピーでゆったり心と体をほぐすなどおすすめです。
アルコール依存症は、症状が進行して悪化すればするほど、改善されるまでに長い時間かかるため、早期治療を始めることがとても重要です。そして注意すべきことは、たとえ長い期間、断酒を続けていても、少しでも飲酒を再開すると、またすぐ元に戻ってしまいます。
もし、「自分はアルコール依存症かもしれない」と感じたら、一人で抱え込まず、カウンセリングを受けたり、専門家に一度ご相談くださいね。アルコール依存症を正しく理解し、症状の改善を目指していきましょう。
「アルコール依存症がつらい!アルコール依存症になる原因と抜け出す方法」はいかがでしたか?
「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉があるように、お酒は、「嫌なことがあったから飲む」のではなく、「楽しむもの」です。なので、お酒の量をきちんと決めたり、休肝日を作るなどの工夫が必要になります。
お酒でストレスを発散すると依存症につながる恐れもあるので、ストレスチェックを習慣にすることも大事です。あなたは何にストレスを感じていて、適度に息抜きはできているのか、一度考えてみてくださいね。
カウンセリングでは、あなたの問題解決の糸口を見つけながら、心の安定を取り戻すお手伝いをさせていただきます。一人で抱え込まず、お気軽にご相談くださいね。
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