夢も目標もないし、やりたいことも見つからない。夢に向かってキラキラと輝いて見える同年代の人と比べて、「自分は何をやっているんだろう……。」と、悩んだり落ち込んだりしていませんか？

 

少なからずみなさん一度は、周りの大人から、「夢を持つことは大事」「人生を楽しむために目標を持て」と言われた経験があると思います。しかし、夢や目標を持つことが、良いこととして捉えられていますが、これは果たして大切なことなのでしょうか？

 

もし、その言葉によってプレッシャーや生きづらさを感じているのなら、夢や目標について考え方をあらためた方が良いかもしれません。夢や目標がなくたって、よりよく生きていくことはできます。それでは、本当に心を楽にする生き方とは、どのような過ごし方なのでしょうか？

 

そこで今回は、夢や目標がなくても幸せに生きる方法についてお話いたします。「夢や目標がない」と悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んで、自分らしい生き方を考えてみてくださいね。

 

 

心を楽にする夢や目標を持たない生き方！夢や目標を捨てると幸せになれる人の特徴

 

夢や目標がない」と悩んでしまうのは、なぜでしょうか？私たちの生きている現代には、夢を叶えること、目標を実現することを良しとする風潮があります。夢や目標さえあれば、人生がうまくいく。そのような思考があるので、夢や目標がないことに焦ってしまうのです。

 

私も以前は、「夢や目標を持つこと」を大切にしようと思っていました。しかし、毎日を過ごす上で、夢や目標を高く設定することが苦手だと気づいたのです。もちろん、目標を持つことも大切ですが、人生に必ずしも必要はことではないといえます。

 

例えば、「憧れの女優さんみたいになりたい」「お金もちになって高級車に乗りたい」「欲しいものがすべて手に入ったら……」といった欲望も同じかもしれません。夢や目標が、人を成長させることもありますが、この「欲望」が「現実離れしてしまう」と、人は苦しさを感じてしまうのです。

 

わかりやすい例を挙げると、経営者に向いている人と向いていない人がいます。経営者に向いていない人は「社長になったらお金持ちになって幸せになれるんだ」と夢を語ります。

 

夢を持ったまま、成果が出せないことに自信を失ったり、あるいは社長になれたとしても、無理をして家庭をおそろかにし、大切な人を失ってしまっては本末転倒です。自分が設定した夢や目標が、自分を苦しめてしまうくらいなら、「夢や目標を捨てたほうが幸せ」だと私は言えます。

 

進学や就職、結婚など、人生の節目節目には、夢や目標を持つことを求められる場面も多いものです。そんな時、明確な夢や目標を持った他人と比べていませんか？他人と比較することは、自分を卑下したり不安を抱いたりする原因となります。

 

他人がしたいことと、あなたがしたいことは違いますよね？あなただからできることもたくさんあります。夢や目標がないことで苦しむ時間があるなら、昨日までやってこなかったことを今日やってみるなど、試行回数を増やしてあなたが好きなことを楽しんだ方が有意義な時間を過ごせます。

 

目標や夢よりも大切なこと

やりたいことを無理に見つけようとして、悩み苦しむ必要はありません。大切なのは、夢や目標がないことを嘆いたり卑下したりするのではなく、自分自身を見失わずよりよく生きていくことです。

 

夢を叶えることや目標を達成することよりも、どのようにありたいかを重視する人は、「BEING型」といわれています。キャリアよりもプライベートを大切にしたい、自分らしくあることを大切にしたいと考えるタイプです。

 

逆に、明確な夢や目標があり、そのためにすべきことが先々まで見通せている人は、「TODO型」といわれています。群を抜いた行動力や、明晰な思考力をもつタイプです。もし、あなたのまわりでキラキラと輝いて見える人がいたら、このタイプかもしれません。

 

もちろん、どちらが良いというわけではありません。いろいろなタイプの人がいるからこそ、人間は素晴らしく豊かな暮らしができます。あくまで、「夢や目標を持たない方が、幸せな人もいる」ということを意味します。自分にはどちらの傾向があるか、それを知るだけでも気持ちが楽になりますよ。

 

夢や目標がなくても幸せに生きる方法

夢や目標がなくても、やりたいことが見つからなくても、不安になることはありません。あなたが「どうありたいか」を大切にする生き方もあるのです。

 

「どうしたいか」を知る際には、これだけはやりたくない、好きではないということを明確にしておくことが大切です。自分の気持ちが漠然としているとき、多くの選択肢から選ばなければならない場面で役立つはずです。

 

絶対にしたくないことはしないなど、当たり前のことのようで意外と難しかったりします。例えば、「付き合いたくない人や身を置きたくない場所は？」「時間やエネルギーを無駄にすることは？」など、具体的に挙げていくと、自分が「どうありたいか」が見えてきます。

 

自分の居場所を無理に作るより、自分らしくいられる居場所を作った方が幸せに生きられると感じませんか？あなたの気持ちは、あなたにしか理解できないので、自分に嘘をつく生き方だけはやめましょうね。

 

それでも、どうありたいかが分からないのは、気持ちや考えが漠然としていてカタチがないからです。輪郭がぼんやりとしたままでは、人生の大事な場面で、自分に嘘をついてしまうかもしれません。言葉にして書きとめておくことで、嘘をつくことなく、自分らしい生き方を選べるようになります。

 

「モヤモヤとした気持ちや解決したい問題は？」「自分が責任をもつべきことと、そうでないことは？」自分に問いかけてみましょう。あなたが抱えている負担を軽くしてあげるだけで、心が軽くなるかもしれませんね。

 

まとめ

 

「心を楽にする夢や目標を持たない生き方！夢や目標を捨てると幸せになれる人の特徴」はいかがでしたか？

 

人間には一人ひとり個性があり、長所と短所、得意不得意なものもあるように、「夢や目標を設定することが得意でない人」が一定数いてもおかしな話ではありません。

 

私自身、夢や目標を持つことが苦手でしたが、今では自分らしく幸せな日々を過ごせています。そして、自分らしく生きられるようになったきっかけの一つは、 「自分にあるもの理解すること」でした。

 

「自分にあるもの」の例をあげると……。

💛娘や家族、大切だと思える存在がいる

💛今の生活、安心できる環境である

💛空や海や山、自然環境に恵まれている

 

このように、目の前にあるものや環境に目を向け、「自分の役割を理解すること」がなによりも大事です。そうすることで、「本当の自分」を知ることができます。

 

あなたがあなたとして生き切るためには、自分のあるもの、役割を理解し、「あなたとして活躍できる場所」を探すことが大事です。そうすれば、あなたが主人公となって輝ける日々を送ることができます。

 

この記事を参考に、自分らしく幸せに生きるきっかけのお役にたてると幸いです。

 

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