パートナーとのセックスレスが続き、モヤモヤを抱いている人は少なくありません。実際、日本人のカップルの半数以上がセックスレスと言われる時代です。

 

もちろん、幸せな夫婦関係を築くために、セックスは絶対に必要ではないかもしれません。子どもが生まれれば、関係性が変わるのも当然です。育児や仕事が忙しく、夫婦でコミュニケーションがとれないこともあるでしょう。

 

しかし、パートナーとのスキンシップは絆を強くする方法のひとつです。「本当はしたい」のに、できずに悩んでしまっている人もいます。どちらか一方が我慢し続けてしまえば、夫婦仲が悪くなることにも繋がりかねません。

 

それでは、セックスレスの背景には、どのような問題があるのでしょうか？そして、セックスレスを解消したい人は、どのようなことに注意すればよいのでしょうか？

 

そこで今回は、深刻なセックスレスの原因を紐解き、解消する方法について徹底解説いたします。

 

 

セックスレスになる原因とは？深刻なセックスレスによる悩みを解消する方法

 

以前は、当たり前にできていたセックスが、何かをきっかけにできなくなってしまうこともあります。そこには、必ず理由があるはずです。

 

また、「夫が妻とのセックスを拒否」というセックスレスのパターンも多く、妻は女性として愛されていないと悩みます。そして、そういう夫に限って「風俗店」「AV」「エロ雑誌」「アダルトサイト」「エロアニメ」などで、性処理をしていることが発覚します。

 

これが喧嘩の引き金となり、夫婦関係はさらに険悪なものとなるでしょう。ここからは、夫側にレスの原因があったカップルの事例をひも解きながら、どんなきっかけがセックスレス解消になったかをご紹介いたします。

 

原因1.関心の欠如

セックスする動機のひとつに好奇心があります。例えば、相手の裸を見たいとか、性的なことをしたときの相手の変化を知りたいといった好奇心が、本能を掻き立てます。

 

なので、付き合いたてカップルのセックス頻度が多いのは、好奇心が尽きていないからです。しかし、回数を重ねていくと、裸も見慣れるし、セックスも当たり前となり、相手の反応も予想がつくようになります。当然ながらそこに新鮮さはなく、刺激的でなくなるから好奇心も落ち着きます。

 

言い方は悪いですが、「相手に飽きる」ということです。飽きるという言葉には、ポイ捨て的な投げやり感が漂いますが、好奇心の仕組みからすれば仕方がない変化です。

 

飽きる本人も、飽きられる相手も悪くなく、どちらか一方に原因があるわけではありません。新しい刺激がなければ、セックスをする必要性を見いだせなくなるのでしょう。

 

原因2.体力の低下

若いうちは射精をしたあとも短時間で体力は回復しますが、歳を重ねていくにつれ、回復に時間を要するようになります。中年になると、射精したあとの回復には半日から１日くらいかかるとも言われているんです。

 

これは、さまざまな社会的状況からストレスやプレッシャーが増しているのと、そもそもの本能が成熟していないので性欲がしっかりと育っていないという背景が考えられます。

 

そして、セックスをしたいという欲求をほかのことで満たしている人が増えていて、娯楽の選択肢が多様化した社会になっただけであったりします。アニメやアイドルに注がれる情熱やSNSの充実が、性欲の代わりになっている人も少なくありません。

 

セックスで体力を使わずとも欲求が満たされてしまう時代と考えれば、セックスレスが増加傾向にある理由も納得できます。

 

理由3.感情と環境の変化

付き合う時間が積み重なると、それに伴い感情が変化します。多くの場合は、相手の好意が、激しいものから穏やかなものになり、2人の関係性に対しては、不安から安心に変わっていきます。

 

セックスをすることで、相手を自分のものにしたいという支配欲や独占欲が満たされることが往々にしてあるのですが、感情が変化すると、セックスをしなくてもそれらが満たされた状態でいることができるようになります。

 

セックスをしなくても2人の関係が揺るがないと安心できる状態は、絆が確かなものになったということです。そうなると、セックスという非日常的で、心身ともに負荷が伴う場合が多い行為を面倒くさいと考えるようになるのも自然な流れでしょう。

 

またセックスを共同作業と考えた場合、共に子育てやペットの世話に取り組んだり、共通の趣味を楽しんだり、それらが代替えになることも考えられます。

 

原因4.子作りのプレッシャーが辛い

「子作りのためにセックスをしなければいけない」といった、セックスが義務のようになるカップルも少なくありません。「早く孫の顔を見たい」という親たちからのプレッシャーや「高齢出産になる前に産まなきゃ」という妻からの催促は非常につらいものです。

 

このような時の男性の心理は、「俺は単なる種馬か……」といったネガティヴな気持ちになります。意外と男性は繊細で傷つきやすい生き物なのです。

 

そうとも知らず、妻は「次の排卵日はこの日だから、その日は残業しないで必ず早く帰ってきて！」と指示をしたり、「今日は精がつくうなぎを奮発したから、どんどん食べて！」と期待します。

 

夫が疲れていようがお構いなしに、「今日は絶対セックスしなきゃダメなのよ！」と気合十分な妻に対して、「抱く気が起きない」と夫の気持ちも十分に理解できます。

 

セックスレスを解消する方法

それでは、いざ自分たち夫婦がセックスレスや隠れセックスレスだと気づいた時に、どうやってセックス再開のきっかけをつかんで、レス状態を解消していけばいいのでしょうか？

 

セックスレスだと気づいた瞬間がチャンスなので、一緒に考えていきましょう。

 

解消法1.スキンシップをとる

夫が乗り気でないときにアピールしたり、ストレートに「なんで、セックスしてくれないの？」と責めるのは、かえってセックスレスを深刻化させてしまう恐れがあります。

 

まずは、お互いリラックスした気持ちで寄り添うことが必要です。そのためには、イチャイチャしたり、マッサージなどのスキンシップをとることがおすすめです。

 

例えば、ソファでテレビなどを見ているときなら、彼の隣に座って、相手の腰の真ん中あたりにさり気なく手を回してみましょう。仙骨部分には性エネルギーのポイントがあるので、そのあたりを触っていると、男性がムラムラしやすく、性欲が湧きやすくなるんです。

 

セックス以前に、スキンシップが足りていないカップルも多いので、「最近疲れてない？」「いつもありがとう」など、労わりの言葉をかけながらだと、より効果的です。

 

解消法2.いつもと違う演出をする

マンネリ化を感じたら、いつもと違う演出を試してみましょう。環境を変えるために二人で旅行に出掛けたり、セクシーなランジェリーを用意したりするのも効果的です。

 

セックスがワンパターンになると、お互い刺激がなくなり飽きてしまいます。時には、道具やローションを使って、普段とは違ったセックスを試すのもマンネリ化の解消になります。

 

もちろん相手の反応を見ながら、お互いが楽しめる方法を試してみると良いです。また、アロマの香りで演出するのもおすすめです。特に、イラインラインはフェロモン香水で、別名「ベット専用香水」とも言われています。

 

イランイランにはホルモンバランスの安定や生殖機能の増強も期待できるので、女性だけでなく、男性にも効果があります。2人のセックスを盛り上げてくれるに違いありません。

 

解消法3.「女性」であることを意識する

セックスレス解消のためには、自分の「性」を自分自身が意識して、維持するように心がけることがとても大切です。例えば、家でいつもスッピンパジャマ姿でいるのではなく、薄化粧でも良いのでメイクをするようにしましょう。

 

夫は、妻がいつまでも女性として美しくいてくれることを望みます。些細なことを意識して、常に女性でいる自分を忘れないでください。せめてパートナーが家に帰ってくる時間までは、きれいな自分をキープすることが重要です。

 

ルームウエアや下着など、エレガントなものやかわいいものを選ぶだけでも効果はあります。常に「性」を意識して、「女性」でいることが、セックスレスを解消するきっかけになります。

 

解消法4.夫婦で話し合ってみる

セックスレス状態を改善するには双方の努力が必要です。まず、セックスレスに陥った理由を考えてみる必要があります。夫婦でセックスに対する考え方について話し合うことで、レスを解消するヒントが見つかるかもしれません。

 

もちろん、一度の話し合いで済む問題ではありませんし、夫婦だからこそ言いにくいこともあります。そんな時は、セラピストやカウンセラーの力を借りることもおすすめです。

 

セックスレスの原因が分かったら、解決に向けて取り組むことが大切です。またストレスが原因なら、日常生活にゆとりを持たせる方法を考えてみましょう。日常生活のストレスが原因の場合は、上司に話して仕事量を減らしてもらったり、リラックス効果のある趣味を始めると良いです。

 

セックスレスの原因と向き合い、自らを冷静に振り返ってみることを忘れないようにしましょう。

 

子どもの前でも「女」と「男」でコミュニケーションを

日本人夫婦は子どもができると、「父親」と「母親」の関係となり、「男」と「女」であることを隠したがります。子どもの前で示さないという常識がこそ、これもセックスレスの原因のひとつと考えます。

 

私個人の意見ですが、日本人のこのお堅い常識を望ましいとは思いません。なぜなら、夫婦がハグやキスといった豊かな愛情表現を子どもの前でする環境のほうが、子どもたちも幸せを感じやすくなります。

 

「お父さんとお母さんは、いつもラブラブ」だと思えた方が、将来、愛情豊かな男女関係を築くベース作りにもなるのはないでしょうか？例えば、いってらっしゃいのキスを子どもたちの前ですることも、幸せな光景です。

 

セックスは男女の「身体のコミュニケーション」とも言えますが、行為がなくても良好な関係性を維持することも可能です。夫婦できちんと話し合いができたり、コミュニケーションがとれていれば、安心感が得られたり、愛情を確認できます。

 

セックスがなくても幸せという夫婦もいるでしょう。また、セックスレスに不安を感じつつ、今はお互いに仕事や子育て、家事が忙しくてそれどころではないという夫婦もいると思います。そんな方々も日ごろのコミュニケーションを大切にしていれば、焦る必要はありません。

 

セックスは日常のコミュニケーションや信頼関係の延長です。そうしたつながりがないのに、いきなり「セックスさせて」では、独りよがりに過ぎません。だからこそ、日頃から、「女」と「男」でコミュニケーションを取り合い、いつまでも仲良く過ごせる関係を築いてくださいね。

 

まとめ

 

「セックスレスになる原因とは？深刻なセックスレスによる悩みを解消する方法」はいかがでしたか？

 

残念ながらセックスレスの解消については、万人に効く処方箋はなく、そのカップルごとに効果のある取り組みやきっかけ、タイミングなどが異なります。

 

だからこそ、夫婦での話し合いが必要不可欠で、日頃どのようにパートナーと向き合っているかが重要となります。相手の立場になって考えてみると、意外とすんなり問題解決できることもあるでしょう。

 

相手が何をストレスに感じているのかを理解し、気持ちに寄り添うことで、状況を改善できる可能性がみつかるはずです。

 

あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷

 

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