人はなぜ嘘をつくのでしょうか?人は誰でも多かれ少なかれ、嘘をつくものです。そして、嘘をついた方が人間関係がうまくいったり、嘘をつかざるを得ない場面もあるでしょう。しかし、あまりにも嘘ばかり言う人は、次第に周りからの信頼を失っていきます。
自分にとって害のない嘘なら見逃すこともできますが、あきらかに自分に被害が及ぶ嘘はなんとかしたいものです。
そこで今回は、平気で嘘をつく人の特徴と対処法について徹底解説いたします。人が嘘をつく原因を理解して、嘘をつく人との上手な関わり方も一緒に見ていきましょう。
✔「虚言癖」を引き起こす原因
✔平気で嘘をつく人の特徴
✔虚言癖がある人への対処法
もくじ
息を吸うかのように「嘘をつく」人っていますよね。なぜ、そのように平気で嘘をついてしまうのでしょうか?人は誰でも、程度の差こそあれ嘘をつくものですが、日常的に嘘をつくような「虚言癖」のある人もいます。
虚言癖とは、嘘をつくことが日常的な癖になっている状態をいい、病気とは異なります。自分のプライドを守るため、また自分を良く見せてまわりの気を引くために、大きな嘘から小さな嘘までさまざまな嘘をつきます。
虚言癖をつく人の多くは、自分を現実よりも大きく見せたいと考えています。その心理の原因をご紹介するので、一緒に考えていきましょう。
プライドが高いため、できない自分をなかなか受け入れることができません。自分より周りの方が幸せそうに見えたり、周囲の人からバカにされたりすることを極端に嫌います。
そのため、周りの人から「すごいね」と注目されるために、話を盛ったり嘘をついたりする場合もあります。理想とはちがう自分を受け入れることができず、本当の自分の姿を隠して、他の人よりも優位であろうとします。見栄を張ることで自分を保っているのです。
人は出来ないことがあれば、努力して克服しようとします。しかし、虚言癖の人は努力ができません。人からは認められたいけれど、努力や苦労は嫌いなので、手っ取り早く嘘をついてしまうのです。
理想とちがう自分の姿を受け入れられず、また努力するにしても最初から「そんなことはできない、無理だ」と諦めてしまっています。周りの人からすると、経験を重ねていない分、人間性に深みが感じられないと感じられてしまうことも多いようです。
プライドが高いことと矛盾するように思えるかもしれませんが、根本的なところでは劣等感が強い人の方が虚言癖になりやすいです。自分に自信がないため、よりよい自分を想像して嘘をついてしまいます。過去に何か大きなトラウマがある人も多いです。
自分は劣っていると感じるから「人に勝ちたい」という欲求が強く、コンプレックスを隠して理想の自分を演じるために、嘘で塗り固める傾向があります。例えば、学歴や経歴にコンプレックスがあれば、誰もが知っている有名大学卒だと言ったり経歴を盛ったりするケースも多いです。
子どものころに親に構ってもらえず褒められてこなかったり、無視された経験のある人や、十分な愛情をもらえなかった人は寂しさや孤独を感じやすくなります。
親からしてほしかった注目を他人からもらおうとして、嘘をついて気を引こうとするのです。例えば、「こんなに大変なことがあった」と不幸話をして同情を誘うことができた場合は、それが成功体験となり、さまざまな不幸話を作り上げることでかまってもらおうとするようになります。
嘘をつかないと、人の興味関心を引くことができないという思い込みが、嘘をつく原因です。
平気で嘘をつく人は、性別関係なく存在します。ここからお伝えする嘘をつく人の特徴は、男女共に当てはまることになります。
嘘つきの行動、表情、そして仕草などから読み取れる、嘘つきの特徴をご紹介いたします。
人の感情は目に現れます。ですから、嘘つきは嘘を見破られるのが怖いので、本能的に目を見られるのを嫌います。なせかと言うと、どこかで目を見られると嘘がバレるかもしれないと感じているからです。
実はこの視線には感情や精神状態が大きく関わっていると脳科学的にも証明されており、人の感情はまず目に現れるといっても過言ではありません。視線の動きにどんな傾向があるのか詳しくみていきましょう。
と考えられているようです。
目線が右上に動いている時は、想像をしながら話をしていることから嘘をついている可能性が高いのです。昔から「目は口ほどにものをいう」と言いますが、目の動きを観察する事は嘘を見破る方法として有効です。
特に嘘をつくことに罪悪感を感じているタイプは、なかなか真っ直ぐに相手の目を見ることができません。会話をしていて、「急に目を見て話さなくなった」といった場合は、その会話の中に嘘が隠れているのかもしれません。
嘘をつくということは、嘘の内容によって悪意があったり悪意がなかったりといった違いはありますが、いずれにしてもついている本人には、多少なりとも「真実とは違う話をしている」という自覚があるはずです。
そのために、知らず知らずに緊張状態に陥っています。人は緊張すると、まばたきの回数が増えてしまうと言われているので、嘘をついている人も、まばたきの回数が増えるのです。
人は嘘をつく時に口やあごを手で隠したり、鼻や眉毛、耳たぶなど顔の一部を触る仕草をするといわれています。これは表情などから嘘がバレてしまうのを恐れるため、顔を隠そうとする心理が働いているからだと考えられています。
眉毛を触る仕草など一見嘘をつくサインとは関係なさそうですが、実は大きく関係しています。眉毛は人の喜怒哀楽を表す際に大きく動く点から、嘘をついている人は無意識に隠したがる傾向にあるようです。
また特に鼻をよく触るサインも要チェックです。鼻は顔の中心にあるので無意識の内に触りやすい部位だといえます。普段から嘘をつくことが多い人や、相手に内心を見破られたくないと考えている人の中には、鼻を触るのが癖づいている人が多いとも言われています。
嘘を見破るためには、相手の行動や表情、仕草を見落とさないようにチェックしましょう。
虚言癖がある人は、悪いことをしているという自覚がほとんどありません。そのため、自分の力で改善を促すことは難しいです。また、嘘を指摘しても効果は薄く、上手にかわされてしまうでしょう。
相手を変えようとするよりも、嘘をついてしまうことにも理由があることを理解した上で、「この人は嘘をつくことがある」と受け入れてしまったほうが気持ちも楽になります。
中でも、あなた一人だけ虚言癖に気づき、周囲は気づいていない場合は厄介です。虚言癖の人はとにかく口がうまいので、下手をするとあなたが嘘つき扱いされてしまう可能性があります。これだけは避けたいものです。
そのため、相手に虚言癖があることに気づいたら、できるだけ距離を取るのがおすすめです。そういう人だと諦める必要があるかもしれません。
相手の良い部分を見つけてあげながら、適度に聞き流せる適切な距離感でお付き合いをしていきましょう。
「人はなぜ嘘をつく?平気で嘘をつく人の特徴と対処法」はいかがでしたか?
嘘にも、悪意のある嘘と善意からの嘘があります。しかし、結局はどちらも嘘なのです。もちろん、嘘の全てが悪いわけではありませんが、相手の気持ちを騙したり、相手に嫌な思いをさせたりする嘘は不快な思いをします。
人は言語でコミュニケーションをとる生き物なので、嘘は付き物といっても過言ではありません。男女を問わず、「嘘をつかない人間はいない」と考えたほうが楽かもしれません。
だからこそ、相手の発言を額面通りに受けすぎないようにすることも大事です。まずは、どうしても親しくしなければいけない場合を除いて、自分の身を守るためにも平気で嘘をつく人とは一定の距離を保った付き合い方をおすすめします。
そうすることでストレスを溜め込まず、無理のない人間関係が築けるようになりますよ。
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