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2024.7.26 心理カウンセリング親子の悩み 子どもの癇癪をなんとかしたい!お母さん、お父さんが今すぐできる3つの対処方法

「子どもの癇癪がひどい……!」

「これって発達障害?」

「それとも親の対応の仕方のせい?」

 

子どもの癇癪で悩むお母さん、お父さんは多いのではないでしょうか?

 

しかし、子どもが癇癪を起こす背景には、必ず理由があります。それでは、子供の癇癪の根本原因を解決し、今すぐ対処できる方法はどのようなものがあるのでしょうか?

 

そこで今回は、子どもの癇癪の原因と、お母さんお父さんが今すぐできる対処法についてお話いたします。

 

子どもの癇癪をなんとかしたい!お母さん、お父さんが今すぐできる3つの対処方法

 

まず始めに、癇癪の定義について見ていきましょう。

 

子どもの癇癪とは?

癇癪(かんしゃく)とは、声を荒げて泣いたり、時には物を投げたり暴れたりするなどの興奮を伴う混乱状態を指します。怒りや不安などの感情を持つこと自体は誰にでも起こる自然な現象ですが、気持ちのコントロールがうまくできないときに癇癪は起こります。

 

癇癪行動の一例

  • 「ダメ」と怒ると、地べたに寝転がって泣きわめく
  • 嫌いな食事を出されると、皿を投げ飛ばして怒りわめき散らす
  • 自分の頭を壁や床に打ちつけて抵抗・抗議をする
  • 人に噛みついたり、物を投げて暴力的になる

このように、大人から見ると理解できない行動をとるのが子どもの癇癪の特徴です。

 

子どもはなぜ癇癪を起こすのか?

子どもが癇癪を起こすときは、必ず理由があります。その場の状況や子どもの気質によって、癇癪を起こす原因は様々です。癇癪を起こす子どもの背景にはどのような目的があるのかを考えていきます。

 

1.言いたいことが伝わらない

言語の発達途中の子どもは、「言いたいことが相手に伝わらない」と、癇癪を起こすことがあります。

 

2.生理現象でのイライラ

「お腹がすいた」「眠たい」などの生理現象で、イライラしてしまうことがあります。「お腹がすいたなら、ご飯を食べたらいい」と簡単に思えることも、小さな子どもには理解できないのです。また、自分の体調不良や変化を癇癪で示している場合もあります。

 

3.コミュニケーションの一環

コミュニケーションでの癇癪には、大きく分けて3つの要素があげられます。

・注目

お母さんお父さんにかまってほしい。周りの注目を引きたいとき。

・要望

自分の欲しいものを買って欲しい。あるいは、自分のしたいことを邪魔されたくないとき。

・拒否

自分の意見を主張する。イヤイヤ期といわれる時期です。周囲に嫌だという気持ちを伝えたいとき。

 

過去に、癇癪を起こすことによって結果的に要望を叶えたり、嫌なことを回避できたといった経験があった場合、コミュニケーションの手段として癇癪を起こしている可能性があります。

 

例えば、癇癪を起こして欲しいおもちゃを買ってもらえた、癇癪を起こすとお母さんが駆けつけて抱きしめてくれたなど、親からすれば癇癪をやめさせようとしてとった行動が、子どもにとっては「癇癪を起こすといいことがある」というご褒美になっていることもあるのです。

 

癇癪は、子どもによって様々な原因がありますが、こうした経験が重なると、かまってほしいときのコミュニケーション行動として、「泣き叫ぶ」「暴れる」「ものを投げる」といった癇癪行動が定着してしまうと考えられます。

 

子どもが癇癪を起こしたときの3つの対処法

癇癪は、子どもによって頻度もパターン、表現方法も異なります。その時々で癇癪の方法や子どもの気持ちも違うので、お母さんお父さんが対応を工夫しながら、「子どもの気持ちを受け止めてあげること」が大事です。

 

1.気持ちが落ち着くまで危険がないように見守る

激しく癇癪を起こしてしまうと、子ども自身も自分で自分を受け止められなくなるときがあります。気持ちが落ち着くまでは、どんな言葉かけをしても受け止められません。

 

大人のタイミングではなく、子どものタイミングを待ちます。まずは、「どうしたの?」と優しく声をかけて、安全な場所へ移動するなど危険がないように見守りましょう。

 

※注意点

子どもを怒鳴ったり、「そんな態度をとるなら勝手にしなさい!」と言うなど、無視しないようにしてくださいね。

 

2.気持ちが落ち着いたら、”どうしたかったのか”理由を聞く

子どもの気持ちが落ち着いて話ができるよになったら、「どうしたかったのかな?」と子どもの気持ちを聞いてみましょう。決して、無理に気持ちを聞き出そうとはせず、子どもが話しやすい雰囲気を作ってあげてください。

 

子どもの気持ちに寄り添い、一緒に考えながら整理することが大事です。

 

3.どうすればよかったのか、解決策を導いてあげる

言葉はうまく話せなくても、子どもは大人の言っていることを想像以上に理解しています。

 

お友達が使っているおもちゃが欲しくて癇癪を起こす場合であれば、「お友達の使ってるブロックが使いたかったの?おもちゃが使いたいなら、〇〇ちゃんに貸してって言ってみようか」といった、語りかけ(代弁する)です。

 

子どもの気持ちを弁解し、次にどのようにすれば良いのか解決策を導くことで、子どもは徐々に「言葉」と「ルール」を身につけます。

 

まとめ

 

チッ、イライラしてきた! 癇癪を起こしたい。でも、パパとママの気持ちを考えると冷静に……。ムキー!

「子どもの癇癪をなんとかしたい!お母さん、お父さんが今すぐできる3つの対処方法」はいかがでしたか?

 

子どもの癇癪についてお話をしてきました。子どもが泣き叫び、何をしても手に負えない状態が続くと、お母さんお父さんは辛く、イライラしてしまいがちです。しかし、子どもが癇癪を起こしたときに大切なことは、「親が冷静でいること」です。

 

癇癪を起こしている子どもを見ると、わがままを言っているように感じたり、たびたび起こると想像以上にメンタルが削られます。子どもの癇癪には必ず理由があり、大事な成長過程の一つです。

 

子どももひとりの人間ですから、親の接し方や適切な対応によって、子どもの心も大きく変化していきます。親子が笑顔で過ごせる時間を少しでも増やすために、たくさん我が子を抱きしめてあげて、日頃から癇癪を起こさないよう対策をしていきましょうね。

 

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心理カウンセラー 吉川宏美
『あなたの心に花まるを』
🌷ラーメンとスイーツをこよなく愛しています。
🌷二児のお母さんです。子どもと共に日々成長しています!
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