「自分の価値がわからない」「自分には長所がない…」と悩む人は少なくありません。特に、日本人は世界的にみても、自分に価値がないと思っている人の割合が高いことがわかっています。
それでは、なぜ「私は生きる価値のない人間だ」と思い、悩んでしまうのでしょうか?そして、自分の価値を知り、自分らしくのびのびりと生きる方法はあるのでしょうか?
この記事では、自分の価値を見つけて心の元気を取り戻すヒントについて徹底解説いたします。自分の価値がわからず悩んでいる今、とても苦しいと思います。自分の価値を見出して、ネガティブな感情から抜け出しましょう!
✔自分に価値がないと感じる心理とは?
✔自分に価値がないと感じる原因
✔自分の価値を知る3つのヒント
もくじ
自分の存在価値がわからないと悩む人には、どのような心理が働いているのでしょうか?
まずは、自分に存在価値がないと感じる人の思考・行動の癖を理解することが重要です。そうすることで、当てはまったものがあれば改善していくことができます。
ここでは、自分の価値がわからないと感じる心理についてご紹介いたします。あなたはいくつ当てはまっているでしょうか?一緒にみていきましょうね。
いつも誰かに必要とされていたいという欲求があるは、人に求められないと不安になります。人から認められたり、求められたりすることで安心すると感じる場合は、自分の評価を他者に依存しすぎている可能性があります。
このタイプの方は、自分に魅力がないと言われることを恐れており、欠点を指摘されると極度の不安を覚えて、存在価値がないと思いこんでしまうのです。
あなたは、他人との関係を重視するあまり、自分の意見を後回しにしてしまうことはありませんか?他人の意見を優先してしまう例は、以下の通りです。
など、ついその場の雰囲気に合わせて、無難なものや他人がよいと思うものを選んでしまいます。このように、周りに何も意見もアイデアも出すこともなく、ただその場の空気を読んで周りに流されているだけでは、存在感が薄くなるだけです。
その結果、周りに貢献できず、居ても居なくても同じ人になってしまうので、存在感が無くなってしまうでしょう。
自分の存在基準を「できる人」や「人気者」に設定している方は、理想にかけ離れた自分に失望してしまうケースがあります。特に、自分の中で「できる人」のイメージが相当高いところにある場合は、目標のハードルも自然に高くなってしまうのです。
そして、目標と現状の自分とのギャップに耐えられず、「うまくできない自分には価値がない」と思い込みます。自分の貢献を自分で認めるだけでも存在価値を感じることができるので、自分に厳しいことでその可能性を閉ざしてしまうのは苦しい行為です。
自分の本音を周囲に知られたくないと過度に考えすぎていませんか?これは、本音を言って周りから嫌われることを恐れているのでしょう。しかし、周りに対して無難なことしか言えなくなると周りへの貢献が難しくなります。
例えば、本当は自分の意見があるのに、実際に意見を述べる場を与えられると何も話せなくなったり、思ってもないことを話してしまったりと、上辺だけの会話が増えます。
こういうことが続くと、「自分の本当の考えじゃないしな…」と自分の貢献を自分で認めることが難しくなるでしょう。
ネガティブ思考が強いと、自分の存在価値を見いだせず、何か起こる度に「自分なんてどうせ……」と自己卑下をする癖がつきます。
「嫌われたらどうしよう」「必要とされなかったらどうしよう」と、いつもマイナスの未来を先に想像してしまいます。また、誰かと比較したり、誰よりは上だと順位付けしないと「自分には価値がない…」と思い込んでしまうのです。
そのため、「存在価値がない自分」を脳内でイメージしてしまい、本当にそうなのかもしれないと感じてしまうのです。ネガティブ思考を断ち切ることで、「自分が自分であることに満足」できるようになります。
自分に価値がないと感じる原因は、人それぞれ異なります。ここでは、自分に価値がないと感じる主な原因をご紹介いたします。
あなたの自身について考えながら、原因を一緒に考えていきましょう。
目立った特徴や特技がなく、平凡な自分に自信が持てない人は多いです。例えば、気が利く、清潔感がある、姿勢がいい、話を聞くのが上手など、探せば誰にでも長所はあります。
しかし、自信がない人は、他人との比較によって長所を長所と認識できずにいたり、多くの人に備わっていることは長所と言えないと考えたりするため、長所がないと思い込みがちです。
人より目立っている、優れているところ以外長所とは言えないと思ってしまえば、自分を長所を見つけることは難しいでしょう。その結果、自分には価値がないと感じてしまうのです。
自分に価値がないと思う原因には、褒められた経験が少ないことも考えられます。他人から褒められたり、評価された経験が、自分の自信に繋がることがあります。そして、それが自分の強みだと認識することで自分を好きになることができるのです。
しかし、幼少期に褒められた経験が少ない人の中には、大人になっても自分に価値を見出せないばかりか、「価値がない自分は酷い扱いを受けても仕方がない」と思う人もいます。幼少期の影響は大きいと言えます。
「自分にはなにもいから」と思い込みすぎるあまり、職場の同僚と仲良くすることにおこがましさを感じたり、理解者や仲間と呼べる人がいない可能性もあります。
自分のことを卑下しすぎるあまり、仲良くすることに怖さを感じてしまっている状態かもしれません。自分をいたわることをせず、大事にしていないあまりに、周囲から孤立してしまうのです。
自分の存在価値を見つけられないということは、自分を愛せておらず、良さをも否定していることと同じです。毎日が忙殺しすぎるあまりに、自分を労れていないかもしれませんね。
ここからは、自分の存在価値を知る3つのヒントについてご紹介いたします。
そもそも、あなたの存在価値とは誰が決めているのでしょうか?誰かに必要とされ、誰かに求められ、誰かの役に立ったときに、あなたの存在価値は見出せるものなのでしょうか?
他人の評価によって、あなたの存在価値が左右されるのであれば、気持ちが辛くなって当然です。なぜなら、どんな状況であっても、他人の役に立っていなくても、毎日生きているだけで価値があります。あなたの価値は、他人が評価することではなく、あなたが自分で評価することです。
ここを理解した上で、心の元気を取り戻す方法を見ていきましょう。
他人から認められたいといくら思っていても、それを決めるのは他人であってあなたではありません。つまり、「1」の貢献であなたを認めてくれる人もいれば、「10」の貢献でしかあなたを認めない人もいるわけです。
そんな中で「全員に認められなければ存在価値がない」などと考えていたら、いつまでたっても自分の存在価値を認めることはできません。ですから、「自分がした貢献を周りが評価しようがしまいが、貢献しようとした自分に価値がある」という考えをまずは持つことが重要です。
そうすることで、自分の存在価値を認めやすくなります。実際、あなたが集団や場に対してした貢献が本当に貢献になるかどうかはわかりません。しかし、貢献しようという想いで何度も行動を起こせば、そのうちの何度かは本当の貢献になるはずです。
それを考えると、貢献しようと行動を起こすこと自体が素晴らしく、とても価値があることだと感じませんか?また、「他人からの評価が全く必要ない」などと言うつもりもありません。
あくまで、「他人からの評価を貰えないとダメ」という考え方を辞めて、「他人から評価してもらえたらラッキー」と、いい意味で軽く考えた方がいいです。誰かに褒められることも嬉しいですが、自分の頑張りはまずは自分で認めて褒めてあげましょうね。
これまでの人生で感謝されたことを振り返ってみましょう。あなたの行動や発言が、誰かの人生を豊かにしたことがあるはずです。
例えば…
など、感謝されたことはありませんか?このように感謝されたということは、価値提供できたということです。損得勘定なくやったことは、当たり前の行動として処理してしまいがちですが、何気ない行動の中にこそ自分の良さはあります。
高い能力がないとダメだと考えていたり、目に見えて大きな貢献をしないといけないと思ったりしていると、ちょっとした長所やお役立ちを認めることができません。これではいつまで経っても、自分の存在を認められず苦しい気持ちになって当然です。
逆に、あらゆるハードルを下げることで、ちょっとしたことで自分の存在価値を認められるようになります。例えば、いつも笑顔で挨拶してくれる人に対して、「朝から良い気持ちにさせてくれてありがとう」と感謝できるようになったとしましょう。
そうなると、自分もいつも周りに笑顔で挨拶できるようになったときに、「自分は挨拶で周りを気分良くしている」と評価することができるのです。
その他にも、感謝・幸せ・できたこと・褒められることなど、あらゆることに対するハードルを下げることで、自分を評価できるポイントがどんどん増えるのです。その結果、自分の存在価値も十分にあると自分で認められるようになります。
「自分の存在価値がわからない!自分の価値を知る3つのヒント」はいかがでしたか?
自分には価値があると思って生きるか、それとも価値がないと思って生きるか、気持ちひとつの違いですが、人生は大きく変わります。そして、あなたの頑張りは、あなたが一番よく知っているはずです。失敗したことも含め、今までのすべての時間を全部認めてあげてください。
それでも、「自分にはなにもない」「自分なんて…」と落ち込んでしまう場合は、カウンセリングを受けてみることもおすすめです。あなたのお気持ちに寄り添い、じっくりとお話をお聴きいたします。リラックスできる時間を過ごすことで、視野が広がり考え方も変わっていきます。
あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷
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