「職場の人間関係が悪くて仕事に行きたくない」と思ったことのある人は、多いのではないでしょうか?
職場の悩みで特に多いのは、「人間関係」に関する悩みです。仕事とは直接関係のないことで、嫌がらせやトラブルに合うことも少なくありません。人間関係の悪化は集中力の低下を招いて、ミスを起こしやすくします。
ひとたび人間関係が悪くなってしまうと、今後その人と何をやっても良好に接することができなかったり、ミスを起こしやすくなります。それが原因となり、業績や評価の低下に繋がります。
それでは、仕事がつらい時や職場の人間関係で悩んでいる場合、どうやって解決すれば良いのでしょうか?仕事のつらさを改善できれば、私生活もより充実した日々を送れると想像できます。
そこで今回は、職場でのつらさを改善する方法について徹底解説いたします。仕事がつらいと悩んでいる人は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
✔仕事がつらくなる原因
✔職場の悩みを相談できない理由
✔仕事のつらさを改善する方法
もくじ
多くの人が、仕事が辛くなることがあります。その理由として、仕事の業務内容や人間関係など多様な要因が挙げられます。
主に下記のような要因が代表的です。
・ミスが多い
・仕事ができない
・社風が合わない
・職場の人間関係が悪い
・給与が低い
・残業が多い
・成果が出ない
・上司のパワハラがある
・業務そのものがきつい
このように、業務的なことや社内環境、人間関係、待遇など理由はさまざまです。仕事が辛いと感じるのは誰しもあることなので、仕事でストレスを感じているのはあなただけではありません。
また、大手転職サイトのエン・ジャパンが実施したアンケートでは、社会人の約7割が仕事上で強いストレスを感じているとの結果が出ています。
出典:エン・ジャパン
仕事に対する悩みは多様でさまざまですが、腹たきないと感じる瞬間はあります。なので、「自分だけ甘えているのでは?」と、自分を責めることはやめましょう。
実際、私も仕事がつらく「働きたくない」「職場にいきたくない」と、感じた瞬間があります。逆を言えば、仕事でストレスを感じなかったと回答した人が4%もいたことに驚きを感じました。
職場での悩みを相談できる相手がいれば、心も軽くなり仕事の効率化も上がります。しかし、私たち社会人はいつまでも溜め込んでしまうのでしょうか?
ここでは、仕事の悩みを相談できない理由を解説いたします。あなたの職場風景を思い出しながら、一緒に考えていきましょうね。
職場の人間関係が悪化していると、気軽に悩みを相談ができません。なぜ、職場での人間関係が悪化してしまうのでしょうか?それは、風通しが悪く全体的に余裕のない職場では、コミュニケーションが少ないからです。
また、陰口が蔓延しているような職場も、「誰か一人に相談したら、全員に伝わってしまうのではないか」と懸念するので相談できません。相談したところで、嫌な顔をされたり個人の気の持ちようだと言われたり、満足な回答は得られないことが多いです。
人間関係が良好でない職場や相談しにくい雰囲気は、能力主義や個人主義の会社によくあります。職場の空気が悪いと、悩みを相談する気にもならないのですよね。あなたの職場はどうですか?職場の雰囲気が悪い環境にいると、心身ともに疲れてしまいます。
「毎日忙しいから相談するのは迷惑だ」と、一人で悩みを抱える人がいます。内向的な人や他人に気をつかいすぎてしまう人は、特にこの傾向です。周りの顔色をうかがって日々生活をすると、それだけで苦しく感じることもあるのではないでしょうか?
このような人は自分の相談で相手の仕事を遮ることにより、戸惑わせてしまうことを心配してしまいます。また、相手の心配事を増やしてしまうことに対して、悪いことだと考えてしまうのです。自分のミスで空気が悪くなってしまったときは、なおさら相談しにくくなります。仕事が忙しいことで、相談を遠慮してしまう人も多いです。
相手の気持ちばかりを優先してしまうと、自分の心と向き合えなくなります。無理に笑顔を作ったり、明るく振る舞う必要はありません。まずは、あなたの気持ちを優先してあげてくださいね。
周囲の目を気にしてしまう人の中には、「相談するのは恥ずかしい」と考える人がいます。自分の質問はレベルが低いと思っていて、呆れられたり笑われたりすることを怖がっているのです。また、悩んでいるところを人に知られたくない人もいます。
このような思考の方は、プライドが高い人の傾向です。その中には、「自分は何でも知っている」と思われたい人もいます。本当は悩んでいるのに、プライドが邪魔をして相談できない人は、プライドよりも自分の気持ちを大切にしましょう。
あなたの努力や頑張りは、周りの人には言わずとも伝わっています。仕事をさらに円滑に進めていくために、時には周りを頼ったり本音で向き合うことも大事です。
上司が怖いと思っていると、なかなか相談する気にはならないものです。少し前まで「なんでも聞いて」と言われていたのに、質問するようにしていたら「自分で考えろ」と言われて、困る例も少なくありません。
逆に、自分で考えろと言われるから考えて行動したのに、「勝手なことをするな」と言われて戸惑った人もいることでしょう。考えていることが読めない上に、上司のことを怖いと感じてしまうと、相談するのが億劫になります。
上司の顔色をうかがって行動してしまうと、自分らしくいられないので仕事に行くことが苦痛に感じますよね?わざわざ上司のご機嫌取りをする必要はないので、必要最低限の社会人としてのマナーだけは徹底して守りましょう。上司にはこまめに報告・連絡・相談することで、自分の方法が間違っていたとしても軌道修正が可能です。
相談しても無駄だと思っている場合、なかなか相談に踏み切れません。相談しても見て見ぬふりをされたり、いい加減な対応をされたりした経験があると、「どうせ相談しても無駄だ」と考えてしまいます。
自分のことを分かってもらおうと努力をしても聞き入れてくれないと、相談すること自体が面倒に感じるのです。今のつらい現状が変わらないと諦めてしまえば、相談しても無駄だと考えてしまいますよね。
社内で信頼できる人がいない場合は、無理に上司や同僚に相談する必要はないです。あなたの職場は、みんなで助け合い、協力しながら仕事ができていますか?もし、あなたの職場が嫌な仕事を押し付けあい、結局、立場の弱い人に嫌な仕事を押し付けるような環境なら、働き方を考えることもおすすめです。
仕事がつらいと感じることは誰しもあります。仕事の業務内容が原因で仕事辛いときは、以下のことを参考にしてみてください。
業務量が多く毎日残業続きという場合、そもそもキャパオーバーの業務量を任されているケースがあります。業務の効率化ができないと、ミスも増えるためモチベーションも下がるという負のループです。
このような場合は、上司に相談し、業務量の調節をお願いする必要があります。また、自分自身の工夫で業務効率化をはかれる可能性もあるので、対処法をお伝えいたします。
業務効率化は、以下のようなステップで行ってみましょう。
情報やスケジュールなどクラウド上で一元管理することで、いちいち電話やメールで連絡する時間を取る必要がなくなります。パソコンやデスク周りの整理にも繋がりますよね。
また、タスクや自分の顧客が見える化され、優先順位もつけやすくなります。仕事の効率が良い人は、自分に合ったツールを上手く活用していることも多いです。MAやSFAやCRM、グループウェアや名刺管理ツールなど、様々な製品を有効に使うことが仕事の効率化にもなります。
「仕事内容にやりがいを感じられない」「頑張っても評価されにくい」といったことが原因で仕事辛いと感じているのであれば、自分なりの目標を立てて対処する方法もあります。
たとえ裁量権がなくても、その中でも自分ができることを見つけ、自分なりの目標を立てて仕事ができる人は、やりがいを見出しやすいです。周囲から評価されなくても、自分が満足できる目標を立てることに集中してみてください。
また、まずは得意な仕事からはじめることもおすすめです。これは少しワガママではないかと感じる人がいるかもしれませんが、「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように、得意な仕事や好きな仕事は気持ちも乗りやすくパフォーマンスも良くなります。
デスクに座ってすぐに苦手な仕事から始めるのと、得意な仕事を終わらせて気持ちが乗ったあとに苦手な仕事に取り掛かるのとでは、進み方の違いを感じるはずです。あなただからできる仕事が必ずあります。
残業続きで身体的・精神的疲労が蓄積し、仕事辛い気持ちが大きくなっているのであれば、思い切って休みをとってみましょう。
いつの間にか頑張りすぎてしまう人は、仕事を休むことに対しても罪悪感を覚えがちです。しかし、実際に休みをとってみると、意外と自分がいなくても仕事は回ることが分かるはずです。
仕事が原因で体を壊してしまっては、元も子もありません。まずはしっかり休息を取り、仕事辛い原因ときちんと向き合うことも大切です。休みをとっているときは仕事のことは忘れて、心身ともにリフレッシュしてみましょう。
実際に仕事を辞めた理由としてもっとも多いのが人間関係です。足を引っ張る同僚や辛く当たってくる上司に苦しんでいる人は、思い切って辞めてしまいましょう。
なぜなら、自分の考えや行動を変えることはできても、他人を変えることはできないからです。辛い気持ちを抱えて悩む日々より、新しい環境で自分らしく生活できた方が幸せだと思いませんか?
ただし、ジョブローテーションや異動、転勤など環境を変えるチャンスがあるのなら、辞める前に相談してみることも大事です。また、過去にも人間関係を理由に退職した経験がある人は要注意です。自分に問題があるのではないか、次の職場でもまた同じ理由で辞めることにならないか、己を振り返りましょう。
仕事熱心な人であっても、周囲が理解し協力してくれる環境がなければモチベーションが保てないのは当然です。人間関係の悩みに時間を割くより、新しい会社でやり直すことを考えるのが建設的です。
「仕事がつらい!職場での悩みが相談できない理由と対処法」はいかがでしたか?
仕事がつらい気持ちを溜め込むと、心身の不調につながる可能性もあります。悩み相談ができない理由は多岐に渡るので、まず「どうして悩み相談ができないのか」と分析することも大切です。「自分にできていないことはないか」と行動を見直すことで、見えてくることもあります。
「仕事がつらい」は小さなうちに解消して、無理なく笑顔でいられる日々を過ごしてくださいね。
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