「他人を信頼したいのに、なかなか信じることができない……」
そんなお悩みを抱えている人はいませんか?他人を信用できないのは、自分の気持ちもやるせなくつらいものですよね。また、助けがほしい、悩みを相談したい、そんな時に人を信用できないでいると不安や焦りは高まるばかりです。
仕事や恋愛において、「人を信頼できるようになって、さらに豊かな日々を送りたい」と思っていても、どうしたらいいか分からないという葛藤は、男女共に同じなのではないでしょうか?
そこで今回は、人を信頼できない人の特徴を理解した上で、人を信頼するための4つのステップについて解説いたします。
✔人を信頼できない人の特徴や心理
✔人を信頼できなくなる原因
✔人を信頼するための5つのステップ
人を信頼したくてもできなくて悩んでいる人は、なぜ自分が人を信用できないのか分からないことも多いようです。
まずは、人を信頼できない人の特徴を理解して、あなたはいくつ当てはまっているのか考えてみましょう。そこから解決策がみえてくるかもしれません。
「絶対に人には言わないでね」と言ってしばらくした後「あの話、誰にもしていない?」と確認をしてくるなど、信用していないことを態度に見せる人もいます。
また、「裏切られるかも」「自分より大切な人がいるのでは」という不安のあまり、パートナーや友人を束縛する態度に出るケースも多々あります。
裏切られるかもしれないという不安感が強く、その恐怖心から人を信用することができないのです。特に裏切られて傷ついた過去がある人は、干渉や束縛、何度も確認をすることで、不安を消し去ろうとする傾向があります。
人を信用しない人は、男性でも女性でも必要以上に物事に対して心配しています。些細なことが気になって、心から相手を信じることができません。
例えば、他人から褒められると「なにか裏があるのでは」と疑ったり、手助けされれば「見返りを求めているのでは…」と、なかなか素直に相手の好意を受け取ることができないのです。
また、自分の言ったことを思い返しては「悪くとられるのでは」などと疑心暗鬼になり、人を信用できないと思ってしまうことも多いでしょう。
そして結局「初めから信用しなければ裏切られることもない」という結論に達して、人を信頼すること自体諦めてしまいます。常に不安を抱えた状態では、ネガティブな感情から抜け出すことができません。
人を信用できないという心理は、違う言い方をすれば自分の方が優れていると無意識に考えていることを意味します。他人よりも自分の方が上の立場にいて、能力や容姿、品格などのランクが高いと思っているのです。
「相手は自分より下の位置にいる人だから信頼に値しない」と無意識に考えていると言えるでしょう。またプライドが高いので、人を信じることで損をすることが耐えられません。
自分だけが馬鹿を見るのではないか、恥をかくのではないかという思いから、そんなことになるくらいなら、もともと人を信用しないほうがマシだと思い込んでしまうのです。
このような考え方では、人と心の距離を縮めることができず、人を信頼できないという悩みもいつまでも解消しないでしょう。
人を信頼できない人の特徴を理解した上で、それでは、なぜ人を信用できない人になったのでしょうか?きっとそこには、何かしらの原因があったはずです。
人それぞれ事情があり一概には言えませんが、実際、人を信頼できないとご相談いただいた事例をまとめてみました。
人を信用できない原因として、身を置いている環境によって人を信用できない思考回路ができあがったというケースがあります。
例えば、幼少期に本来なら絶対的な信頼を与えられるはずの親から虐待を受けながら育った人は、自分以外の人を信用できない性格のまま育ってしまう可能性が高いです。「人を大切に思う気持ち」や「見返りのない愛情」を十分に与えられていないために、人を信じるという本質を理解できていないともいえます。
こうした環境による影響を受けていると、人を信用できないというより信用しないため、他人の揚げ足ばかりを取ろうとします。好意を持たれたとしても「何か裏があるのではないか」と勘繰って、本心を見せようとしないのです。
人を信用できない理由には、詐欺やいじめ、浮気など、信じていた人から裏切られた過去の経験が原因の場合もあります。
仲間と信じていた人から裏切られるのがどれほどの絶望かは、想像に難くないでしょう。本心では人を信頼したいと思っているのに、過去の経験がトラウマとなり、「二度とつらい思いはしたくない」という防御本能が働いてしまうのです。
もともとは素直で人を信用できる性格だったけれど、過去の経験によって人が信用できなくなったという人は、心のバランスを取り戻すことから始めましょう。
人を信頼できない人は、過度に神経質で細かいことを気にしすぎる性格であることが多いです。
仕事上のささいなミスや他人からの軽い指摘など、普通の人だとほとんど気にしないことをいつまでも引きずります。自分の言動に対して自信がなく、「あれで大丈夫だっただろうか」と考え込んでしまうのです。
失敗したくないという思いが神経質に物事をとらえる原因になっているのかもしれません。
人を信用できない人は、ネガティブな方向に思い込みが激しい面があります。例えば、人間関係で少しトラブルがあった場合「自分のことを好きな人なんて世の中にいない」などと、過大に捉えてしまいがちです。
自分でも過剰反応していることはわかっているので、いちいち絶望を味わいたくないがゆえに自分を守る意識が強く働き、自ら人を頼らない、信頼しないという態度にでることがあります。
自分から人を頼らなくなれば、周りも自然と距離をおいて接するようになるので、いつまで経っても人を信頼できるようになりません。
人を信用できない原因がいくつか当てはまっている人の中には、危機感があると同時に原因がつかめてホッとしている人もいるではないでしょうか?また、原因が分かれば改善できる方法もつかみやすいものです。
ここからは、人を信頼できないという性格を改善するための4つのステップをご紹介いたします。すぐに人を信頼できるようになることは難しいので、少しずつ丁寧に人を信頼する気持ちを育てていきましょうね。
人が信用できないと悩んでいる人は、信用できない理由を自分で分かっていない人も多いです。
「何となく」「裏切られたくない」など感情に左右された状態ですから、漠然とした不安が常に消えないのです。不安感を抱えたままでは、いつまで経っても人を信じることはできません。
そこで、問題を改善するには原因をはっきりとさせることが大切です。客観的に人を信用できない理由を把握するために、人を信頼できない原因をノートに書き出してみましょう。
理由をリスト化し、ひとつずつ解消していくことで人を信頼できるようになります。
人を信用できるようになりたいからといって、一足飛びに周囲の人みんなを信じるような目標をたててはいけません。また、「この人のすべてを信じる」などと決めてしまうのもよくありません。
まずは、ほんの小さなことから信じる練習をしましょう。ここでポイントは「もし嘘であったとしても、心がダメージを負わない程度の物事」から少しずつ信じるようにしていくことです。
焦りは禁物なので、少しずつ相手を知る努力をして、「この人なら信じられそう」と思える人が出てきたら、それは大きな一歩です。
人を信用したいと思うなら、まず自分から他人を信用する姿勢を積極的に見せることが大切です。
なぜなら、自分を疑いの目で見ている人に好意を持つ人などいないからです。人を信用できない人は、自分も相手から信用されることはないという事実を理解し、自分から歩み寄る努力をしましょう。
ただし、無理に大人数のさまざまなタイプの人と付き合う必要はありません。この人なら信じられそうと思った人を大切にすれば良いのです。いわゆる「気心の知れた仲間」をもつことが重要でしょう。
もし、仮にまた誰かに裏切られることがあったとしても、そのときには仲間が支えてくれます。ひとりに騙されたからといって、世の中の全員が信頼できない人ではありません。身近にいる人を一人でも良いので、信頼してみましょうね。
人を信じられない人は、自分のことも信じられない傾向があります。自信がないから、人に裏切られたり騙されたりすることが必要以上に恐ろしく感じてしまうのです。これはパートナーの心を疑ってしまうのも同じ心理といえます。
少しずつ人を信じたように、自分のことも信じてみましょう。どうしても信じられるものがないなら、自分を磨きを楽しむことをおすすめします。例えば、メイクやファッションを変えてみたり、筋トレを始めてみても良いです。
新しいチャレンジを始め、少しずつ自身を変えていく体験をしましょう。「こんなに努力しているのだから大丈夫」と自分を認め、信じることで価値観が変わるかもしれません。
自分の思うような反応が得られない、だから人を信頼しないという人は少なくありません。
しかし、もともと自分と他人とは別の人間であり、自分自身の感情すらコントロールするのが難しいのですから、他人の心理や言動を100%コントロールすることなど不可能です。人間誰しも、色々な顔を使い分けて生きています。
常に同じ態度でいられる人はそういません。上司に対してと部下に対してでは態度が変わるでしょう。家族と他人でもそうです。様々な場面で、人は少しずつ態度が違うのは当たり前のことです。
また、嘘も必ずしも悪いことばかりではありません。「嘘も方便」という言葉があるように、たとえ本当のことではなくても、その場を気持ちよく保つために取り交わされる言葉はあります。お世辞や社交辞令もそのひとつです。
人を騙すための重大な嘘や、人によってがらっと変わる態度などは見逃せませんが、そうでない小さな嘘や態度の変化を「この人は嘘をつく」と取り上げてしまわないほうがよいでしょう。小さな嘘は、受け流す心の余裕も必要です。
人それぞれ違った人間で、考え方も違います。そのことをまずきちんと受け入れるよう努めましょう。そして、考えの一部でも理解しあうことができれば、お互いに信頼できる関係を築くことができるのです。
「人を信頼できない人の特徴と心理とは?人を信頼するための5つのステップ」はいかがでしたか?
人を信頼することは、簡単はことではありません。しかし、信じあえる仲間をもつということで、精神的にも楽になりますし、ひとりではできないことができるようになるのです。
まずは少しずつ人と、そして自分と向き合ってみましょう。きっと、豊かで深みのある人間関係を築いていけるはずです。
人を信頼できないと悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考に、日々の生活を見直してみてくださいね。
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