あなたは、自己犠牲な性格で損をしたことはありませんか?
世の中には、「人助け」とか「善意の施し」みたいなことが頭に染みついて、それが自分の行動指針になっているような人がいます。自分の利益よりも他人の利益を優先して行動する人は、とてもありがたい存在ではあるし、その行動自体は否定されることでもありません。
しかし、自分の意思に反して、本当はやりたくないのに、「人助けするべき」だとか「善意を施さなければ」というような義務感に縛られて行動してしまうとストレスが溜まります。これはいわば、自分を潰して人を助けるという「自己犠牲」です。
自己犠牲な性格を改善すると、人生が好転しやすくなります。それでは、自己犠牲をやめるとどのようなメリットがあるのでしょうか?そして、どうすれば自己犠牲な性格を直すことができるのでしょうか?
そこで今回は、自己犠牲な性格をやめる方法とメリットについて徹底解説いたします。
✔自己犠牲してしまう人の特徴と心理
✔自己犠牲をやめる方法
✔自己犠牲な性格をやめるメリット
もくじ
「自己犠牲」は、ある目的や他者のために自分の時間や労力を捧げることです。自分の利益を顧みずに他人に尽くす精神は美徳とされ、命をかけて自己犠牲を行うヒーローが登場する作品はたくさんあります。
物語の中では自己犠牲は英雄的で愛情深い行為として賞賛されますが、現実世界では自己犠牲をしても報われないことの方が多いように感じませんか?自分を犠牲にして他人に尽くす行為は我慢が伴うため、「自分ばかり損をしている·」とストレスに感じてしまうのです。
それでは、自己犠牲をする理由は人それぞれ異なりますが、自己犠牲をしてしまう人の心理や特徴を考えみましょう。
嫌われるのが怖い気持ちが強いと、自己犠牲をして人に尽くすことがあります。「頼みごとを断ると相手との関係が悪くなる」と、ネガティブに考えてしまうからです。
そのため、「嫌われたくない」「優しい人と思われたい」という心理から、自己犠牲の精神が強くなります。また、自分の評価を落としたくない、常に人からは良い人だと思われていたい気持ちを持っている人も、自己犠牲の精神を持ちやすくなります。
嫌われるのが怖い人は、自分の好感度を上げる方法として自己犠牲をしている場合も多いようです。
自己評価が低く自分に自信が持てない人は、自己犠牲をして他人の判断に従ってしまうことがあります。「自分のことなんてどうでもいい」と考えているため、他人を優先してしまうのです。
また、自分に自信が持てない人は相手に依存してしまう傾向があります。例えば、浮気癖や浪費癖のある恋人に苦しい思いをさせられても、「自分が我慢すればいい」「相手のために自分が頑張らなきゃ」と自己犠牲をしてしまうのが特徴です。
相手の顔色を常にうかがって行動や発言を続けることは、ストレスを感じる原因にもなります。
他人から認められたい、評価されたいという承認欲求の強い人も、自己犠牲の行動をします。相手が望んでいることに応えれば、褒められて評価が上がると考えているのです。
元々承認要求が強い人は、自己犠牲による言動を「他人から褒められたい、認められたい」という気持ちから行っていることがほとんどでしょう。しかし、自己犠牲をしても自分の頑張りを認めてもらえず、時には他人の成果にされてしまうこともあります。
そのような時、自己犠牲をしても自分の評価につながらなければ、損をしたと感じるでしょう。
押しに弱く自分の意見をハッキリといえない性格の人は、人からお願いをされると断る勇気がなくて引き受けてしまいます。そこに、人に認められたい、愛情を与えたいという気持ちは存在しません。
ただ他人とコミュニケーションをとるのが苦手で、自己犠牲をしているとわかっていても自分の気持ちを言葉で伝えられないのです。
仕事や、恋愛でも彼氏や彼女からの頼まれごとが断れず、我慢してしまうことも多いでしょう。気弱ではっきりと他人に断れない、自己主張が苦手で押しに弱い性格も、自己犠牲の精神になりやすい理由です。
争いごとが嫌いな平和主義者の人も、自己犠牲をしがちです。空気が悪くなるのを嫌うため、誰もやりたがらない仕事を自分から進んで引き受けることがあります。
しかし、争いを避けたい気持ちが強すぎて臆病になり、自発的に行動できない場合もあります。すでに面倒が起きているときは見て見ぬふりをする、頼まれるまで何もしないという受け身がちなことも。
面倒な仕事や役員など、誰もやろうとしないことを引き受けることが多くなってしまいます。
自己犠牲の精神を持っていると、我慢も多くストレスも溜まります。さらに、自分も他人も幸せになれないことが多いため、辞めたいと思っている人もたくさんいます。
続いては、自己犠牲な性格をやめる方法をご紹介します。
「自己犠牲」を続けていると大きな不満となり、精神的に疲れが溜まって体にも不調が起こる恐れがあります。他人のために時間や労力を使うのは、自分に余裕があるときだけと割り切りましょう。
「相手に好かれたいから」「人に嫌われたくないから」と相手依存の行動をとっていると、いつまで経っても幸せになれません。常に相手の顔色をうかがって行動することになり、それはとても窮屈な人生です。
他人のことを考える前に、まずは自分を大切にしてあげてくださいね。
他人から頼みごとをされたとき、断る勇気や嫌われる勇気を持ちましょう。きちんと理由を伝えて丁寧に断れば、相手は理解してくれるはずです。
もし頼みごとを断った程度で嫌われたなら、自分を大事にしてくれない人だったんだと諦めて気にしないようにしましょう。そのような人と関わりを続けても、あなたのメリットにはなりません。
自分が我慢するのではなく、相手とコミュニケーションをとってお互いに気持ち良い関係を築くことが大切です。
自己犠牲をする人は、他人に頼るのが苦手なことがあります。自分を犠牲にするのではなく、素直に他人に頼るように心がけるだけで、自分の居場所を作ることができるようになります。
また、場合によっては自己犠牲が相手の成長の邪魔をしている可能性もあるので、頼り頼られる対等な関係を築けると気持ちが楽になります。本当に自己犠牲をすることが相手にとって良いことか、一度考え直してみましょう。
自分だけでなく、他人を成長させてあげられれば、あなたの負担も減りますよ。
自己犠牲をやめたいと思っていても、「やめた後に人に嫌われたらどうしよう」などの不安があって、結局我慢してしまう人も多いです。しかし、自己犠牲を続けた結果、心身ともに疲れてしまえばあなたが辛いだけです。
大切なことは、「自分がやりたいかどうか」ということです。
それでは、自己犠牲を直すメリットについて詳しく見ていきましょう。
自己犠牲を止めると、他人のために使っていた労力や時間、手間などを全て自分のために使えるようになります。我慢やストレスから解放されるだけでなく、今まで他人を優先していて我慢していたことも全てできるようになるので、自分のために人生を切り開けるようになるでしょう。
自己犠牲をやめようと思っているうちはストレスなどを感じてしまうかもしれませんが、それに慣れていけば負担やストレスを感じない日々が待っているはずです。
誰のものでもない、自分だけの人生を楽しく生きていくこともできます。
自己犠牲をやめると周囲との信頼関係が生まれやすくなります。人が何故信頼関係を築けるかというと、自分の考えや意見を伝え合い、それによってお互いを知ることができるからです。
お互い知らないままだと何を考えているのかも予想は出来ません。しかし、多少でも仲が良い関係ならば、相手が何をしたいのか予想出来るようになっていきます。この予想出来る、出来ないというのは気遣う、空気を読む上ではとても大切なポイントだと言えるでしょう。
信頼関係が生まれると、自己犠牲という選択肢がなくなるほど話し合いがスムーズに進んでいきます。自己犠牲が原因で、自分や周囲の考えをせき止めるものになっており、それを解放することで考えや意見をスムーズに交換できるようになるのです。
自己犠牲をやめると、他人のために時間や労力を使わなくなるので、自分自身にも余裕が生まれます。気持ちにも余裕が出ると後ろ向きだった考え方も前向きになって、ポジティブに生きていけるようになるでしょう。
自己犠牲によるストレスや疲れることからも解放されて、前向きな行動や発言ができるようになれば、周囲とのコミュニケーションも上手にとれるようになります。
自分らしくポジティブに生きることで、あなたを尊敬する人も増えるはずです。
「自分を犠牲にしない生き方!自己犠牲な性格をやめる方法とメリット」はいかがでしたか?
人助けはいいことです。しかし、心の奥に自分がそうしたいという気持ちがなければやるべきではないし、やってはいけないことです。そして自己犠牲が原因となり、実際には自分の価値を下げたり、魅力を半減させたりとあまりいい影響を与えません。
せっかく相手のために行動しても、デメリットのほうが多いのです。
「思いやり=自己犠牲」ではないので、自分が本当にやりたいことなのかを考えて行動しましょう。自分らしく生きることができたら、周りに人が増えたり、きっと尊敬されることもありますよ。
あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷
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