最近、みなさんは深呼吸をしていますか？人間は生活の中で無意識のうちに、そして意識的に数えきれないほど多くの「呼吸」を行います。

 

ほとんどの人が、意識して呼吸をすることはないかもしれません。しかし、人はイライラしたり、不安なとき、病気のとき、呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと酸素が脳にいきわたらないため、体も不調を起こします。 だからこそ、深い呼吸が大切です。

 

忙しい毎日を送っていると、自分の体の不調にも気づかない人も多いかもしれません。意識的に深く呼吸を行うことで、体にも心にも嬉しい効果がたくさんあります。

 

そこで今回は、深呼吸がもたらす体に嬉しい効果について徹底解説いたします。

 

 

深呼吸して気分をリフレッシュ！深呼吸がもたらす体に嬉しい効果とは？

 

大きく息を吸って、大きく息を吐く「深呼吸」をして、心が落ち着いた経験はありませんか？

 

深呼吸は自律神経系の活動を安定させることで、体をリラックス状態に導いてくれます。

 

それでは、具体的に深呼吸は体にどんな良い変化を与えてくれるのでしょうか？一緒にみていきましょう。

 

1.自立神経が整う

深呼吸は、脳の神経細胞に酸素をしっかり届けることができます。

 

脳にも酸素が行き渡り、血液の循環が良くなると、交感神経と副交感神経のバランスが整い、幸せホルモンと言われるセロトニンが分泌されるのです。

 

その結果、心身ともにリラックス効果を得ることができます。

 

2.肺機能の活性化

腹式の深呼吸をすると、息を吸った時にお腹が膨らんで酸素がたくさんお腹の中に取り込まれます。

 

そうすると、横隔膜が上下して周囲の内臓器官に刺激が加わり、内臓がマッサージされます。内臓は体外から直接刺激を与えることができないので腹式の深呼吸でマッサージするのが一番良い方法です。

 

また、深呼吸をすると、血管拡張物質が分泌され、血圧が抑えられる効果が期待できます。緊張して、血圧がいつもより高くなりがちな健康診断では、深呼吸で落ち着いてから検査をしてもらうとよいですね。

 

3.ストレス解消

溜まったストレスを解消させるためにはリラックスする必要があります。リラックス状態は交感神経と副交感神経がバランスよく働いていることが不可欠です。

 

• 交感神経：自律神経の中で興奮の刺激を全身のさまざまな器官に伝える神経のこと
• 副交感神経：夜間やリラックスしている際、活発に機能する神経のこと

 

この2つの神経のバランスが取れる状態のことを「自律神経が整う」といいます。

 

ストレスが溜まった状態は緊張状態で浅い呼吸になりやすいです。そこで大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出せば緊張状態を緩和させることができます。

 

4.姿勢がよくなる

より深く息を吸おうとすると、自然と胸が開いて背筋が伸びます。また、吐くときは背中が引っ張られ、お腹は腹筋で押し上げられます。体幹の筋肉を使用するので、姿勢を整えるにもぴったりです。

 

姿勢が良くないと見た目の印象も暗くなるだけでなく、呼吸が浅くなり、脳が慢性的な酸欠状態に陥ります。姿勢を良くするだけで、気持ちも前向きになり、見た目の美しくなるのでおすすめです。

 

正しい深呼吸の方法

できる限りあぐらをかくまたは、椅子に腰掛けるなどの座っている状態が好ましいでしょう。時間の確保が難しければ、立ったままでも問題はありません。歩きながらでも効果はあります。

 

姿勢を正すコツは以下の通りです。

• 背筋を伸ばす
• 肩を広げる
• 体を支える骨が真っすぐ伸びる一本の棒になったイメージ
• 頭のてっぺんをひもで引っ張られているイメージ
• 脱力する

 

深呼吸を行う上で、姿勢はとても大切です。きちんと確認しながら行ってくださいね。

 

それでは続いて、正しい呼吸の方法についてご紹介いたします。

 

ステップ1.まずはしっかり息を吐く

意識的に深呼吸をしようとすると、「吸う」ことに意識が集中しがちです。しかし、肺の中に空気がある状態からでは、それ以上酸素を取り入れることはできません。

 

人間の体は、息を吐ききると、自動的に吸うようにできています。まずは息を吐くことから始めてみましょう。

 

ステップ2.鼻から吸う

口から空気を吸うと、冷たく乾燥した外気も、ホコリも、ウイルスも、ダイレクトに肺に入ってしまいます。鼻から吸えば、粘膜や鼻毛などがフィルターとなり、湿気のある優しい空気が入ってきます。

 

深呼吸するときは、「吸うのは鼻から」を習慣づけてみましょう。鼻呼吸をすると、肺まできちんと酸素を取り入れることができます。

 

ステップ3.吐く息はゆっくりと

息を吐くとき、口をすぼめるなどして抵抗を作り、ゆっくりと息を吐きましょう。呼吸筋や腹筋をしっかり使うことになり、筋トレにもなります。

 

また、一定の力で持続的に呼吸筋を収縮させることで、その間、体幹を安定させることができます。下っ腹に意識を集中させて息を吐き切ることで、さらに効果は高まります。

 

深呼吸は子どもから高齢者まで、どの年代でもでき、効果を実感できる健康法です。とくに加齢とともに体を動かすことが少なくなると、呼吸も浅くなりがちなので、深呼吸を積極的に日課に取り入れてみてくださいね。

 

「今」に集中することの大切さ

日々の忙しさに追われていると「休む」ことが難しいと感じることはありませんか？

 

「職場から帰宅してもつい仕事のことばかり考えてしまう」「テレワークしていると休むタイミングがつかめない」など、オンオフの切り替えができず、休息をとれないままで疲労を溜め込んでしまう方が増えているように感じます。

 

休む必要性は感じつつも「何をすればいいのか分からない」「寝るだけで休日が終わってしまう」という人は、まずは自分にとって「一息つける方法」を知ることが大事なのかもしれません。

 

その方法の一つが「深呼吸」です。意識的に呼吸をすることで、「今」に集中することができます。自分の気持ちに素直に向き合う時間こそ、現代人には必要なことだと感じます。

 

まとめ

 

「深呼吸して気分をリフレッシュ！深呼吸がもたらす体に嬉しい効果とは？」はいかがでしたか？

 

ステイホームやマスク生活での生活が続くと、取り込める酸素の量がいつもより少なくなっているかもしれません。ソーシャルディスタンスが保てる空気のよいところで、意識的に背筋を伸ばして深呼吸をし、酸素をカラダに取り入れるように心がけましょう。

 

深呼吸は、忙しい日常でも取り入れることができるので、ぜひ実践してみてくださいね。

 

あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷

 

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