みなさん、子どもの本音を聴けていますか?子どもがやっていることに対して、なぜそれに興味を持っているのか知っていますか?そして、
なぜそれを楽しそうにやっているのかを知っていますか?
子どもに、最近の様子や困っていることを聞いても、本音を話してくれないこともあるでしょう。親からすれば、子どもの気持ちが分からないことほど不安なことはありません。
そこで今回は、子どもが親に本音を言わない理由から、子どもが本音で話せる親の特徴について徹底解説いたします。
子どもとの向き合い方で悩んでいる親御さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
✔子どもが親に本音を言わない理由
✔子どもが本音で話せる親の特徴
✔子どもが本音を言えるようになる魔法の言葉
もくじ
子どもといっても、親とは別の人間です。本音で話すことができなくなれば、心のすれ違いは大きくなります。
子どものうちから、本音を言わないことが習慣になると……
などといった、リスクがあります。
はやい段階で、子どもの気持ちに気づいてあげることが重要です。そうでなければ、子どもとの関係修復が難しくなる恐れもあります。
それでは、なぜ子どもは親に本音を話せなくなってしまうのでしょうか?代表的な理由を4つご紹介いたします。
自分の意見をはっきり口にするのは恥ずかしいと思う人や、意見を言ってはいけないと思う人は、大人でも多いのではないでしょうか?
例えば、学校の授業時間に自分が発言した内容が「間違っている」と指摘されたり、「正解と違う」ことでクラスメイトに笑われたりしたことがあると、「こんなことを言ったらバカにされるのではないか」「また間違っていたら嫌だ」と思うようになり、意見を言えなくなります。
例えば、「〇〇を観てどう思った?」や「〇〇の本、おもしろかった?」という、ざっくりとした質問の場合、意見は言いにくいものです。大人であっても、「あの映画どうだった?」と聞かれたとき、なかなか意見が出ないということありますよね?
とはいえ、質問されているのだから、「何か答えないと……」と考えるのは、大人も子どもも一緒です。自分の興味関心があるものに気づけていないこともあるでしょう。
子どもにとって、保育園・学校と家庭が世界のすべてです。お父さん、お母さんや先生など、周りの大人に嫌われたら生きていけません。そんな子どもでも、時にはわがままを言うこともあります。
例えば、「今日は保育園おやすみしたい…」など話してきたとき、親が「私だって仕事してるんだから!」と感情的になったり、「どうしてそんなこと言うの?」と悲しそうな顔をしたら、子どもはどう思うでしょうか?
大人からすれば、もっと頑張ってほしい、強くなってほしい、という励ましの気持ちもあると思います。しかし、子どもには「自分が本当の気持ちを言ったことによって、お母さんを傷つけてしまった」というショックが残ります。
そうすると、「本音を言うのは悪いことなんだ」と思い込んでしまうので、自分の意見を言わなくなります。
自分の気持ちを受け入れてもらえないことが続くと、子どもは本音を言うのを諦めてしまいます。大人でも、何度言っても分かってもらえなかったら、「もう言うだけ無駄だ……」と諦めることはありませんか?
子どもも同じように、「どうせ悲しい気持ちになるなら、最初から言わない方がいいや」と、口を閉ざしてしまうのです。何度も否定されることが続くと、子どもは「自分の気持ちを無視した方がラク」と考えるようになります。
子どもの中には、つらい気持ちに蓋をする癖がつき、自分のネガティヴな感情に気づいていない子も多くいます。笑っていても心では泣いているのです。
子どものころから本音を言わず、周囲の空気を読んで同調することを繰り返していると、自分を信頼できなくなる傾向があります。
自分を信頼できないと、周りの人のことも信頼できなくなり、社会の誰かの役に立ちたいという思いも芽生えなくなってしまいます。そのような気持ちでは、大人になっても自分の役割を見つけることは難しいです。
子どもにとって、周囲と同じでなければならないというプレッシャーや、失敗や間違いを気にせず、率直に自分の考えや感情をさらけだせる安全な場所が必要です。
そのためには、まず親と子が本音で話し、子どもが安心して「何でも言える環境」を作ってあげましょう。それでは、子どもが本音で話せる親の特徴とは、一体何なのでしょうか?詳しくみてきましょう。
子どもにダメ出しばかりしていると、子どもは常に「こんなことを言ったらバカだと思われるのではないか」「こんなことをしたら怒られるのではないか」といった不安にとらわれてしまうようになります。
親は子どもに完璧を求めず、ありのままを受け入れ、子どもが本音を押し殺さないように寄り添います。そうすることで、子どもは自分に自信を持ち、親と本音で向き合うようになるのです。
誰しもダメ出しばかりされると、自分の意見を言いづらくなります。自分に否定感をもつことはとても苦しいことです。まずは、子どもの話に耳を傾け、受け入れることから始めてみましょう。
子どもには「目の前にいてくれるだけでうれしい」「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを言葉やスキンシップで伝えます。
私も子どもたちには、「完璧じゃなくていい。そのままのあなたが好き」と、伝えています。目が合えば愛おしい気持ちを伝え、話をすれば楽しそうに聞くなど、他愛もない時間ほど愛おしいものです。
子どもは親からの愛情を受け取ることで、「絶対的な信頼感」を知ります。この感情を知ることが、子どもの「自律心」を育み、心の成長を促します。
子どもには見返りを求めず、目一杯の愛情で包み込んであげましょう。それだけ、子どもの気持ちは救われるはずです。
「過保護」と「過干渉」は異なります。過干渉は、親が子どもを心配するあまりつい先回りをし、一方的に「こうしたほうがいい」と思うことを言ったり、手を貸したりしてしまうことです。
過干渉は自立の芽を摘みとり、自主性、主体性を奪ってしまう恐れがあります。しつけという点では、やってはいけないことへの最低限の干渉は必要です。
しかし、子どもは、周囲から「ああしなさい、こうしなさい」と言われてばかりいると、自分のやりたいことがわからなくなって自分を見失ってしまうのです。
だからこそ、子どものやりたいことを尊重し、自ら行動できるように見守ることも必要です。本当に困ったときには寄り添い、力になると伝えてあげるだけで子どもは安心します。
子どもが本音で話せる親の特徴を理解した上で、子どもの本音を引き出すためには、どのような言葉かけをすれば良いのでしょうか?
自分の気持ちをうまく表現できない子どもが、安心できる魔法の言葉があるのでご紹介いたしますね。
子どもには、「困っていることや悩みを吐き出していいんだよ」と伝えましょう。なぜなら、自分の気持ちを言えない子どもは、お母さんや先生に心配をかけてはいけない、という意識がとても強いからです。
親もひとりの人間なので、子どもが癇癪を起こして泣いたり、怒ったりするとつい感情的になってしまうことがあると思います。そこで「うるさい!すぐに泣き止みなさい」と怒鳴りつけても、子どものモヤモヤした気持ちは解消されません。
そんな時に「どうしたの?なにを話してもいいんだよ。〇〇ちゃんの話をきかせてね」と、ひとりの人間として接してあげることで、子どもは自分らしさを表現できるようになります。
もちろん、子どもが本音を話すまで多少なりとも時間はかかります。子どもの本音を無理に聞き出そうとせず、「待つ姿勢」がなにより大切です。その場では上手く話せなくても、いざとなったら頼れる大人がいるだけで、每日を安心して過ごせるようになります。
子どもはいつだって「頑張りたい」と思っています。まずは、この気持ちをきちんと汲み取ってあげることが大事です。
ただ、自分の気持ちがわからない子どもは、頑張っていることや辛いことなど表現できないこともあります。なので、そのような子どもには、次のように感情を引き出す言葉かけをしましょう。
など、「苦手」「怖い」など、モヤモヤした気持ちに名前を付けてあげることで、「自分はこれが苦手だったんだ」 「苦手なことも頑張ってたんだ」と言葉で認識できるようになります。
子どもの本音は、必ずしも大人が納得できる内容とは限りません。「それは自分が悪いんじゃない?」と思ったり、何を言っているか分からなかったりすることもあります。
むしろ、大人が聞きたくないようなことを思っているからこそ、子どもは、本音を隠しているのです。普段は聞き分けの良い子から、不満やイライラした声が出てくると、あなたらしくないね、と注意したくなることもあると思います。
しかし、まずは、子どもの気持ちを受け止めて…
と、共感する言葉をかけてあげましょう。子どもは、「気持ちを分かってもらえた」「受け止めてもらえた」という安心感から、次第に、イライラや不安も落ち着いてくるはずです。
「子どもが本音で話せる親の特徴!子どもが親に本音を言わない理由とは?」はいかがでしたか?
本音を言わない子は、あまり手がかからず、育てやすいと感じられることも多くあります。一方で、心の中でネガティブな気持ちを抱えていることを見過ごされがちです。
子どもと本音で向き合うためには、その意見がどんな内容であっても、親が一度は受け止めましょう。子どもがどういう気持ちなのかを想像しながら一緒に感じ、一緒に考えることが、親子関係を良好にします。
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