人生のパートナーといえる夫婦ですが、毎日仲良く過ごせるわけではありません。些細な原因で夫婦喧嘩に発展し、時には顔も見たくないと思うこともあるでしょう。
しかし、夫婦として一緒に過ごしている限り、仲良く円満に暮らしたいですよね?お互いを思いやり、尊重し合える関係を築くことができれば、気持ちの良い暮らしができるに違いありません。
それでは、どのようなきっかけで夫婦喧嘩が発生しているのでしょうか?「夫婦喧嘩」の原因がわかれば、夫婦喧嘩を回避することができます。あるいは、「私たちは全然喧嘩しないよ」というカップルも、予防策として参考にしていただけると幸いです。
そこで今回は、夫婦喧嘩を起こさないための秘訣と仲直りの方法について徹底解説いたします。
✔夫婦喧嘩の原因トップ5
✔夫婦喧嘩中の「NGワード」
✔夫婦喧嘩を起こさないための秘訣
✔夫婦が仲直りするための3つの方法
もくじ
毎日一緒に暮らす夫婦だからこそ、喧嘩はつきものだと言っても過言ではありません。ほんの些細な理由から、もう手がつけられないほど深刻な問題まで原因はさまざまです。
ここでは、夫婦喧嘩の原因をトップ5をランキング形式でご紹介いたします。自分のご家庭はどうなのか、考えながらみていきましょうね。
お互いの性格や価値観が合わないことが原因で、喧嘩に発展することがあります。「別にどうでもいい」「どうでもよくない!」など、考えが合わないことでケンカに発展してしまうのでしょう。
先日、夫婦カウンセリングを受けたカップルの話ですが、奥さんが「私は旅行の前や子供の発表会などの大事な日は、事前にしっかりと準備をしたいんです。しかし夫は『別に急がなくてもいいじゃん』と吐き捨てて、直前までダラダラと過ごす。
そのせいで、結局間に合わないので私がそれを指摘すると『いちいちうるさい!』と言われて、喧嘩が始まってしまいます」と、性格の不一致で悩まれていました。
「休日は一緒に出掛けたい」「家でゆっくりしたい」など、意見の食い違いにより喧嘩に発展することもあります。また、「休日は一日家でゲームをしてダラダラしたい」旦那さんに対して、イライラしてしまう奥さんも多いはずです。
本来なら個人の選択なので何も文句を言う権利はありませんが、「なんでもっと生産的なことをしないのか」「尊敬できない人だ」と身内だからこそイライラを感じてしまう場合もあります。
趣味の車やブランドに投資し過ぎたり、生活よりも美容にかける金額の方が高かったりする場合は、パ―トナーが不満を持って当然です。お金と生活は大きく関わってきます。
生活に見合った暮らしをするということは、男女が結婚し共同生活をする上での最低限のルールであり、ルールとして定めていなくても暗黙の了解であることを認識しなければいけません。
先のことを考え、節約や貯金の目標を夫婦で立てることで、生活面にも夫婦関係面にも良い影響がもたらされます。お金の価値感のズレは、喧嘩に発展する大きな理由でしょう。
あまりにもずさんな場合をのぞいて、何が家事の正しいやり方で何が間違ったやり方なのかは、人それぞれです。
家事においても、自分が育ってきた環境はこうだからと相手に押し付けてしまうことは、相手の育った環境を批判していることと同じですから、不愉快にさせてしまうのも当然でしょう。
また現代では、ほとんどの夫婦が共働きです。同じように働いているにも関わらず、専業主婦のいる家庭に育った男性の意識の中には、「家事・育児は女性がして当然」という意識を持っている人がいます。
そういった男性は家事・育児を「手伝っている」という感覚でいます。妻側からすると、「手伝うんじゃなくて、あなたも分担して当然でしょ」と考えているので喧嘩になりやすいのです。
言われて嬉しい言葉もあれば、言われて不快に感じる言葉もあります。特に自分が不愉快な時にポロリと人に当たるように出てしまう言葉というのは、それを聞いた人の心まで不愉快にしてしまうものです。
例えば、「~じゃねぇだろ」「うるせえ」などの荒々しい言葉も、人を不愉快にさせる要因ですし、売り言葉に買い言葉では収まりのきかない夫婦喧嘩になってしまいがちです。夫婦ですからかしこまって話す必要性はありませんが、それでも最低限、相手を尊重して会話すべきでしょう。
夫婦とは言えど所詮は「他人」です。愛し愛され結婚したとはいえ、あくまでも他人であることはかえられません。そこを理解した上で、お互いを思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。
夫婦喧嘩中、暴力は当然NGですが、夫婦喧嘩が悪化しやすいワードを発することもNGになります。
夫婦関係を悪化させないために、NGワードには気をつけたいものです。ここでは、そんなNGワードをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
怒った妻が旦那に言いがちな言葉。男性の場合は特に、プライドがずたずたになります。頼りにされたい、必要としてもらいたいという男性の本能的欲求を真っ向から否定して傷つけることになり、その場だけでなく後を引きます。
もちろん女性が言われた場合も、良い気分になるわけがありません。夫婦喧嘩の火に油を注ぎ込むことになりかねませんので、どんなに思ったとしたと口に出さないほうが良いでしょう。
女性は気持ちを察してほしい生き物なので、男性が自分の気持ちを理解してくれないと、「どうしてわかってくれないの!」と、思いをぶつけることがあります。
しかし、男性からすれば「気持ちがわからないからケンカになってるんだろう……」と、余計にうんざりしてしまう言葉です。回りくどい言い方はせず、素直に向き合わないと男女が理解し合うことができないのです。
もちろん、彼に自分の気持ちを察してほしい、分かってほしい、という思いをぶつけたくなるときもあります。ただ女性が考えるよりも、はるかに男性は純粋で鈍感です。
そんな男性に対しては、具体的に言葉にしないと分からないので、「察してほしい」系のワードは言わないのがお互いストレスにならないでしょう。
「男のくせに」「女のくせに」「部長のくせに」「年上のくせに」などの発言は、相手を否定する言葉です。「期待をしていたけどそれができていなくてがっかりした」というニュアンスを持つので、単に「がっかりした」と言うよりもさらに不愉快にさせる要素が含まれています。
勝手に期待して持ち上げてしまったのは自分自身であり、それをまた勝手に下げてしまったのも自分自身です。夫婦だからこそ、いつまでもお互いを異性として尊重し合えるよう意識しましょう。
禁止ワードの中でも最も気をつけるべき発言が、この別れの言葉です。売り言葉に買い言葉で勢いに任せて発してしまいそうになりますが、グッと我慢しましょう。
夫婦間において別れの言葉はあくまでも、別れることがお互いにとって良い方向に進むと判断できた場合にのみ発するべきです。一言でも発してしまうと、たとえ仲直りができたとしても、それ以降ずっと別れることを頭の片隅で意識しながら生活していくことになってしまいます。
夫婦喧嘩はしないに越したことはありません。喧嘩をすることは、お互いの労力を使うばかりか貴重な時間まで奪います。
それを考えると、夫婦喧嘩を起こさないための秘訣「予防策」を知っておくことが重要です。すぐにできることから実践して、夫婦仲をより良くしていきましょう。
まず、夫婦喧嘩をしないで済ませるために重要なのは、コミュニケーションの頻度です。
リクルートマーケティングパートナーズが行った夫婦関係のアンケート調査でも、「夫婦満足度が高い夫は、非満足の夫に比べて「1時間以上の夫婦2人での会話」または「1時間以上の家族(夫婦)との会話」の回数が、全年代を通じて多い。」という傾向があると報告されています。
もちろん、1時間以上ずっと話し続けるという場面よりも、細かい会話を何度もするという場面の方が多くなります。そこでやってもらいたいのが、相手を不快にしない類の質問をするということです。
出来れば、その質問をすることで相手が楽しくなったり、ワクワクする気持ちになることを意識しましょう。例えば、「今週末のお出かけはどこに行くか決まった?」「もし次に旅行に行くとしたらどこに行きたい?」など、状況にもよりますが未来の楽しい予定を想起させるような質問は使えます。
あくまで一例ですが、こまめに会話やコミュニケーションをとるようにすることで、夫婦喧嘩は回避できます。ただ中には、朝早く仕事に出て夜遅く帰ってくるというご家庭もあります。
そういった場合は、メモでのやり取りをおすすめします。メモアプリなど活用すれば、夫婦で情報をスムーズに共有できるので、「言った言わない」を回避することもできます。最低限でも意思疎通を図ることでコミュニケーションの頻度を上げることが重要です。
「楽しい」「面白い」「嬉しい」「ワクワク」「幸せ」このようなポジティブな感情を共有する機会を増やしましょう。子供のいる夫婦でも、たまには夫婦水入らずの時間を作ると良いです。
前向きな感情を共有することで、二人の絆が深まり、悪くなりかけた夫婦仲も改善しやすくなります。時には、恋人になりたての頃を思い出してみてください。楽しかったこと、面白かったこと、ワクワクしたことがたくさんありますよね?その時のあなたを振り返ると、きっと笑顔でパートナーを見つめて、穏やかな口調で会話を楽しんでいると思います。
夫婦喧嘩は急に始まるように見えて、実は蓄積されたストレスや鬱憤が爆発して起きています。大きい喧嘩だとそれだけ溜まっているものが多いということです。だからこそ、ポジティブな感情を共有することでそういったストレスや鬱憤を晴らす効果が期待できます。
お互いの誕生日やバレンタイン、クリスマスや結婚記念日といったイベントをお祝いするカップルは仲が良いです。もちろん、ご夫婦での考え方があると思いますので、いちいちお祝いするかどうかはご家庭で違うと思います。
しかし、やはり記念日を大切にするという考え方は重要です。なぜかというと、記念日は原点回帰の日です。誕生日であれば、自分の生まれてきた意味を考えたり、相手が生まれてくれたことへの感謝、生んでくださったご両親への感謝することができます。
付き合い始めた日であれば、その時の気持ちを思い出し、相手の好きなところを再認識したり、結婚記念日であれば、夫婦となり同じ方向を向いて歩きだした最初の一歩です。
その時の気持ち、幸福感、高揚感、責任感などを思い出し、夫婦で共有しましょう。記念日を大切にすることは夫婦関係を円満に保つ秘訣と言えます。
夫婦喧嘩において、最も重要なのは仲直りの方法です。きちんと仲直りをしておかないと今後の夫婦関係にも影響が出てしまうので、以下の3つ方法を参考にして、後に引きずらないようにしましょう。
挨拶は、コミュニケーションの基本です。喧嘩の後はなんとなく気まずくて、会話がしづらいと感じるでしょう。しかし、まだ怒りの感情が残っているからといって、無視をしては喧嘩がさらにこじれてしまう可能性があります。日頃の習慣である挨拶をすることで、会話のきっかけを掴みましょう。
特に重要なのは、喧嘩をした次の日の朝は、必ず「おはよう」と挨拶をすることが大切です。1日の始まりに挨拶をすることで、喧嘩をリセットすることができます。
喧嘩の原因が自分に合った場合は、必ず謝罪の気持ちを言葉にすることが大切です。言葉にせず、なあなあにして仲直りにしてしまうと、後々こじれてしまうきっかけになります。
しかし、なかなか気恥ずかしくて「ごめんなさい」の一言が言えなかったり、喧嘩が長引けば長引くほど後に引けない気持ちになったりしてしまう、というケースもあるでしょう。そんなときは、メールやLINE、手紙でも構いません。まずは気持ちを伝えることが大切です。
喧嘩の後の気まずい雰囲気を払拭するために、思い切ってスキンシップをとってみるのもおすすめです。スキンシップの取り方によっては言葉よりも気持ちが伝わりますし、いつもの雰囲気に戻るきっかけになります。喧嘩をしたからといって、愛情が冷めてしまったわけではないことを伝えましょう。
ただし、スキンシップをとることで夫婦喧嘩をうやむやにしようとすると、逆効果になってしまうこともあります。タイミングを見計らったり、謝罪の言葉と共にスキンシップをとったりするなど、工夫をしてくださいね。
「夫婦喧嘩の原因ランキング!夫婦喧嘩を起こさないための秘訣と仲直りの方法」はいかがでしたか?
「夫婦喧嘩は犬も食わない」などと言いますが、夫婦喧嘩が全くないというご家庭はなかなか少ないでしょう。夫婦喧嘩はあるものだという前提で、いかに長期化させずこじらせないようにするのかが重要です。
そして、夫婦喧嘩がすべて悪いとも限りません。喧嘩することでより仲が深まったり、絆が再確認できます。きちんと夫婦で向き合えるように、日頃から相手を尊重し、常に相手を思いやることを忘れないようにしましょう。
そうすることで、そもそも喧嘩をせずに夫婦円満でいられますし、たとえ喧嘩をしたとしてもすぐに関係を修復することができます。「相手と自分は違うの人間」ということを認識した上で、素直な気持ちを伝えるようにしましょうね。
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