出産前、母親になれば誰しも上手に授乳できて、母乳は十分にでると想像していました。しかし、実際出産を終え、授乳に取り組んでみたら、心が折れそうになる出来事に遭遇するお母さんは多いのではないでしょうか?
出産後のママは、心も体もデリケート。ちょっとしたことがストレスになってしまうことがあるんです。私自身、母乳育児を夢見て頑張っていましたが、理想と現実の壁にぶつかり自信を失った時期もあります。
そこで今回は、母乳がでないと悩んでいるお母さんが、子育てで大切にしたいことについて徹底解説いたします。母乳がでないことで自分を責めているお母さんは、一緒に子育てについて考えていきましょうね。
✔母乳が出なくなった原因はストレス?
✔授乳がストレスになった時の対処法
✔子育てで大切なコミュニケーション
もくじ
赤ちゃんが生まれると、2つのホルモンの指令により母乳が出るようになります。1つ目は、母乳を作るホルモン「プロラクチン」、そして2つ目が、作った母乳を外に出すホルモン「オキシトシン」です。
お母さんがストレスを感じたときに影響を受けるのは「出す」ホルモンなので、「作る」ホルモンは影響を受けません。なので、ストレスを受けて少しの間母乳が出なくなったと感じても実際には母乳は作られており、完全に止まることはないと言われています。
ただし、不思議なもので、お母さんのストレスや不安は、おっぱいに影響します。だからおっぱいが出ないことを気にしすぎて、それがストレスになってしまうと悪循環になることもあるのです。
おっぱいの出る出ないは原因も様々で個人差の大きいものなので、「おっぱいがでない!どうしよう」と悩んでいるお母さんは、色々と工夫してストレスを発散する方法を見つけましょう。
母乳の多くは水分ですから、ママの水分不足も母乳が止まる原因になり得ます。授乳中のお母さんは1日2リットルほど飲む必要がありますので、授乳のたびに水分をとるよう心がけましょう。
授乳中の水分摂取には、常温のお水や、カフェインのはいっていない麦茶などがおすすめです。また、体を温めてくれる温かい飲み物を飲みましょう。逆に冷たい飲み物ばかりだと体を冷やしてしまうおそれがあるので注意が必要です。
母乳を通して赤ちゃんがカフェインをとり過ぎると、興奮したり、寝つきが悪くなったりする恐れもあります。カフェインの入ったコーヒーや紅茶は1日1~2杯程度にしておくと良いです。
気分転換にカフェインレスのコーヒーや、ノンカフェインのハーブティー、小豆茶などを取り入れてみてると心が落ち着く時間が過ごせると感じます。お気に入りの飲み物を用意して、リラックスして母乳育児を楽しみましょう。
赤ちゃんに吸ってもらうことで、母乳が作り出されたり、乳管が開く仕組みです。一時的に止まっている間も、欲しがるときは吸わせるようにしましょう。
授乳する際は、赤ちゃんの口が大きく開くように抱くと同時に、タテ抱きやヨコ抱きなど違う抱き方を試しながら、様々な角度から吸わせるようにすると良いです。
また、赤ちゃんの顔だけがおっぱいを向いていてもうまく母乳が飲めません。赤ちゃんの耳、肩、腰をお母さんの体の方に向け、お母さんと赤ちゃんの体をしっかりと密着させて授乳しましょう。赤ちゃんの体をまっすぐにすることで、十分に母乳が飲めます。
授乳クッションを利用し、授乳時の負担を軽減することもおすすめです。
おっぱいマッサージには、妊娠中に行うものと、出産後に行うものの2種類があります。妊娠中に行うおっぱいマッサージは、主に乳首のマッサージで、赤ちゃんが産まれてからすぐにおっぱいを吸いやすくするためや、吸われる刺激に慣れておくという意味で、すすめられることが多いです。
出産後のおっぱいマッサージは、赤ちゃんが吸いやすいようにほぐしたり、乳房内に溜まった母乳を出やすくしたり、乳房が張ってつらいときに、そのつらさを和らげるために行うことが多いです。
その他にも、乳腺炎を予防するという効果が期待できます。乳腺が詰まると乳腺炎を引き起こしやすくなってしまうため、マッサージして乳腺が詰まらないようにおっぱい全体の血流を促進することが大切です。
お母さんが健康でないと、良いおっぱいは作られません。運動をして体が温まっている方が母乳が出やすいので、適度に体を動かすスポーツはおすすめです。
例えば、赤ちゃんをバギーに乗せて数十分ほどお散歩をしたり、軽いジョギングをするなど有酸素運動を取り入れると効果的です。室内でもできるトレッチを少し汗ばむ程度行うのも良いでしょう。
運動をすると気分もリフレッシュされるので、ストレスを発散することもできます。睡眠の質も高まるので、母乳も作られます。
産後は当然ながら育児にかかりきりの生活が続くわけですが、楽しさや嬉しさを感じられる反面、なかなか思うように行かないことも多く疲れも溜まり、いくら我が子はかわいいとはいえストレスが溜まってしまうものです。
息抜きをしたいと思っても、妊娠前や出産前のように趣味に時間をかけたりあちこち出かけたりすることもなかなか難しいのも事実。かといって我慢を続けていると、心の不調に発展する可能性も出てきてしまいます。
それでは、まずはなぜストレスが溜まっているのか直接的な原因を考えてみましょう。
などといった、お母さんによって色々なストレスがあるはず。原因と環境を考えることで、より自分に合ったストレス解消法を見つける近道となります。
妊娠前や出産前と同じ行動は取れなくとも、短時間でもリフレッシュしやすい楽しみを作ると良いでしょう。それでは、おすすめのストレス解消法を紹介していきますので、是非自身に合った方法を見つけてくださいね。
子連れでは入りづらい落ち着いた雰囲気のカフェで、ケーキセットなどを味わいながらのんびりしてみましょう。時間が過ぎるのをのんびりと味わうのは、普段忙しい日常を送っていると贅沢な時間に感じます。
自分のためだけに過ごす時間は満足度も高く、心穏やかに過ごせるのでおすすめです。
毎日忙しく過ごしていると、美容にかける時間と手間をつい惜しんでしまいがちです。美容院で髪を整えてもらったり、ネイルを綺麗にしてもらったり、エステで施術を受けたりする時間は、お母さんにとって最高のご褒美になります。
リフレッシュ効果はもちろんのこと、帰宅後も鏡や爪を見るたびにテンションが上がりますよね。女性としての幸せを感じることで、「明日も頑張ろう」という気持ちになります。
服やバッグなど、自分の好きなものを買いに出かけるのもおすすめです。ゆっくりと気に入るものを探したり選んだりする時間は、大きな楽しみのひとつになります。ショッピングのときだけでなく、購入したものを後日身につけるときも気分が上がるはずです。
また夫婦でショッピングを楽しめば、会話でのコミュニケーションも楽しみになります。日頃抱えている悩みを共有したり、子どもの成長について話し合うなど、心もリフレッシュされて有意義なひと時を過ごせるでしょう。
昔からのご友人はもちろん、同じく子どもを預けてきたママ友と予定を合わせて遊ぶのも良いですね。子どもに気を取られることなく思う存分お喋りに花を咲かせるのはとても楽しく、ストレス解消にもってこいです。
美味しいご飯を食べたり、少し羽を伸ばして旅行を楽しんだりと、非日常を味わうこともおすすめです。いつも頑張っている自分へご褒美をしてあげてくださいね。
時間に追われがちな育児中は、入浴を手早く済ませているという人は多いのではないでしょうか。湯船につかると体温が上がり、皮膚の毛細血管が広がって血流が良くなります。
それにより、新陳代謝が高まって体の老物や疲 物質が取り除かれ、疲労回復やコリ、痛みが緩和されます。また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用もあります。
家族に子どもを任せて、思い切って長風呂してみましょう。良い香りの入浴剤を使ったり、ヘアトリートメントを念入りにしたりなどすると、さらにリフレッシュ効果が高まりますよ。
ストレス解消の最大のコツは、配偶者や家族に頼ることです。頑張り屋さんなお母さんの中には、ストレス解消の時間を持つこと自体にもつい罪悪感を持ってしまう人もいるかも知れません。しかし、長い育児生活の中で自分の時間を作って息抜きすることは、長い目で見れば自身にとっても赤ちゃんにとってもプラスになります。
「罪悪感を持たないこと」、これが育児中のストレス解消における最大のコツです。頑張るときは目一杯頑張る、楽しむときは思い切り楽しむ、息を抜くときはとことん息を抜く、そうしたメリハリをつけて上手にストレスを発散しましょう。
「母乳がでないと母親失格」と悩んでいるお母さん。自分を責めないでくださいね。
ミルクだと母乳よりも肌の触れあいが少なくなるという心配も不要です。大切なのは日頃からの赤ちゃんとのコミュニケーション。おむつ替えのときにしっかりとスキンシップをしてあげたり、ミルクをあげるときには、目を見て話しかけてあげたりすることがとても重要です。
大切なのは赤ちゃんへの愛情。母乳にこだわり過ぎる必要はありません。母乳育児にこだわることで、せっかくの子どもとの時間が、ストレスを感じる時間になってしまっては悲しいですよね。
育児には様々なストレスも伴いますが、赤ちゃんと触れ合える、今だけの貴重な時間を楽しんでいきましょう。なによりお母さんがいつも笑顔で抱っこしてスキンシップをとってくれることが、赤ちゃんには一番大切なのです。
「上手に授乳できない!母親の自信を失いそうなママの対処法」はいかがでしたか?
この世に完璧なお母さんなど存在しません。母乳がたくさんでて、うまく授乳できれば運が良い。うまく授乳できない時は、思い切って母乳をやめて、完全ミルク育児にしても良いのではないでしょうか?
ミルクは、お母さん以外の人があげられたり、飲んだ量がわかりやすいというメリットもあります。母乳とミルクの違いを気にする必要はありません。どちらも赤ちゃんのためにあるものなので、何を選んでも、そこには必ず愛情があります。
授乳が原因でイライラしたり、憂鬱な気持ちになってしまったときは、無理をしすぎないように自分を大切にしてくださいね。私も母乳がでずたくさん悩んできましたが、子どもたちはすくすくと成長してくれました。
お母さんは無理せず、心豊かな日々を送りましょうね☺️🌷
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