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2024.2.13 心理カウンセリング親子の悩み 夫婦仲が悪いことで子どもに与えてしまう影響とは?子どもを不安にさせないために親ができること

親の夫婦関係は子どもに大きな影響を与えます。なぜなら、子供たちにとってパパやママというのは「一番小さな社会」で、パパやママの生き方を通して社会への関わり方、人との接し方を学んでいくからです。

 

そのため、夫婦仲が悪く普段から喧嘩の絶えない家庭で生活をしていると、子どもの心は大人が思った以上のダメージを受けてしまっている場合もあります。

 

特に、夫婦喧嘩が激しかったり、冷戦状態が続いていたりすると、子どもは家庭の雰囲気を感じて心や身体に悪影響が出やすくなりますので注意が必要です。

 

それでは、夫婦が不仲だった場合子供たちにどのような影響があるのでしょうか?そして、子どもを不安にさせないために親ができること、フォローするポイントは一体何なのでしょうか?

 

この記事では、夫婦仲が悪いことで子どもに与えてしまう影響から、親が子どもにできることについて徹底解説いたします。夫婦仲に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

このブログで学べること

✔夫婦仲が悪いことで子どもに与えてしまう影響とは?

✔子どもを不安にさせないために親ができること

✔夫婦仲を改善する方法

 

夫婦仲が悪いことで子どもに与えてしまう影響とは?子どもを不安にさせないために親ができること

子どもを不安にさせないために親ができること 夫婦仲が悪いことで子どもに与えてしまう影響とは?

 

家庭環境というのは子供たちの成長に大きく影響します。「子は親の背中を見て育つ」と言われているように、まだ社会との関わりが少ない子供たちにとって両親は「社会」そのものです。

 

夫が妻に対して投げかける言葉や、妻の夫に対する態度を見て子供は人との関わり方を学んでいます。 それでは、夫婦が不仲だった場合子供たちにどのような影響があるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。

 

1.自己肯定感を低くさせる

親の不仲を子どもの頃から見て育つ事により、自分に自信を持つ事ができなくなり、他人の意見を聞き入れる事ができないなど、自己肯定感を低くさせてしまうのです。

 

子供は親の不仲を見ると、自分のせいで仲が悪いと思うようになります。親の不仲を見続ける事で、自分をどんどん責めるようになるのです。そして、それはやがて自己嫌悪に繋がっていきます。

 

自分は両親から愛されていないと思い込むようにもなり、自分に自信を持つことができなくなってしまうのです。

 

2.結婚観に影響が出る

両親がいつも喧嘩ばかりして罵り合う様子を見ている子供が、結婚に対して良いイメージを持てなくてもおかしくありません。家庭の中が親の不仲により重い雰囲気となり、子どもはその中での生活に息苦しさも感じるでしょう。

 

そのため、「自分が結婚したとしても両親と同じようになってしまうだろう」と考え、結婚に対して消極的になってしまう可能性があります。

 

家庭内が不和の状態の中で育ってきたトラウマから、結婚そのものに魅力を感じなくさせてしまいます。親の不仲を家で見続けることにより、結婚に対して悪いイメージしか持てなくなるのです。

 

3.情緒不安定になる

両親がいつ喧嘩し出すか分からない中で過ごしている子どもにとって、家庭は安心できる場所では無くなります。いつでも親の様子を気にして過ごし、顔色をうかがうようにもなるでしょう。

 

そのような親の不仲な家庭環境で育った子どもへの影響として、情緒不安定になる事も深刻な問題の一つとなっています。子どもが情緒不安定になってしまうのは親の不仲だけが原因とは言いきれませんが、家庭内でトラブルが起こっている場合はそれが原因となっている事が大いに考えられるのです。

 

親の不仲が原因で子供が情緒不安定になっている場合、イライラしている事が多かったり泣く事が多いなど、感情の起伏が激しくなります。また、小学生になってもおねしょが続いていたり、体調が不安定など、体にも異変が起こるケースもあるのです。

 

子どもを不安にさせないために親ができること

 

親の不仲は子どもに大きな影響を与えます。このまま親の不仲な状態で生活を続けていくことは、家族に大きな亀裂を生む可能性があります。そのため、子どもへの影響を考えると、改善策を考えなくてはいけません。

 

ここでは、今から始められる、子どもを不安にさせないために親ができることについてご紹介いたします。あなたができることから、一つずつ始めてみてくださいね。

 

1.相手の悪口を子どもには言わない

親の不仲は夫婦間の仲だけが悪くなっている訳で、親子間には問題が無いはずです。それなのに、親の不仲に子供を巻き込むような言動は慎むべきです。陰で相手の悪口を子どもに言うのはやめましょう。

 

夫婦とは言え不仲になっている状態であれば、相手に対して憎しみの感情を持っていると思います。怒りが収まらず、つい子供に相手の悪口を言って自分をスッキリさせている…なんて事していませんか?

 

夫婦は他人同士ですが、子供にとってはどちらもかけがえのない肉親なのです。どんな形にしても、自分の親の悪口を聞かされるのは辛いでしょう。ましてや、その悪口をもう片方の親から言われる訳ですから、子どもが混乱してしまうのは言うまでもありません。

 

2.子どもに関心をもつ

夫婦関係がうまくいっていないと、親は自分の悩みで心も頭の中もいっぱいな状態です。子どものことは二の次になり子どもへの関心が薄れてしまいます。少し冷静になって子どもへの関心を持つようにしてください。

 

子どもは両親の喧嘩や冷戦状態を見ていて、心も身体もつらくなって助けを求めていますが、それを誰にも言えないことが多いのです。大人のように言葉でうまく伝えられなかったり、親が大変そうにしているのをみて心配をかけてはいけないと思ったり、不仲な親に相談しても解決できなさそうに感じたりと、子どもの心は複雑な思いでいっぱいです。

 

子どもの様子をよく見る、声をかけるなど、子どもに関心を持つことで何をしたらよいか分かるようになるでしょう。また、子どもに関心をもつとそれを子どもも感じ取り、親から愛されていると感じられるでしょう。

 

3.喧嘩にならないよう解決策を考える

親の不和は間違い無く子供への影響があります。親が喧嘩しているのを目の当たりにする事で、子どもの心は傷つき、恐怖を感じて行くようにもなるのです。自分たちが喧嘩をしている事で、子どもが追い込まれているのだと言う事を意識する必要があります。

 

そこで、子どもの前ではできるだけ親の不仲な状態を見せないように努力するようにしてください。既に夫婦間で言い争いなどが頻繁にあるという事は、思ったままを相手に言い放ちお互いが感情的になってしまっている事が考えられます。

 

親の不仲による子どもへの影響が気になるのであれば、夫婦間の話し合いが必要なのではないでしょうか。喧嘩にならないようするには、お互いの努力が必要となります。片方だけが子どものために我慢しても、それはきっと長く続く事は無いでしょう。

 

親の不仲により子どもの人格形成に影響を及ぼす危険があるのですから、子どもの為にもじっくりと夫婦で喧嘩にならない解決策を考えてみてください。子どもにとって親が仲良くしてくれるのが一番の幸せですよ。

 

夫婦仲を改善する5つのコツ

 

夫婦関係の悪化には大小様々なきっかけがありますが、お互いの努力次第で夫婦関係が修復する可能性もあります。

 

ここでは、夫婦仲を改善するコツをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

1.夫婦仲悪化の原因を解決する

まず、一番にやるべきことは夫婦仲悪化の原因を解決することです。あなたたちの夫婦仲が悪くなった原因とは、一体何なのでしょうか?

 

  • 夫の自分勝手な振る舞いに嫌気がさしている
  • 共働きなんだからもっと家事を手伝って欲しい
  • 子どもばかりでなく夫である自分にも目を向けて欲しい

 

など、夫婦それぞれに言い分があるはず。そこを冷静に話し合い、原因を解決していきましょう。その際肝心なのは、気に入らないことが起きた時ではなく、お互いがリラックスしている時に話し合うことです。

 

また、「こないだの○○だけど、本当はやめてほしいの」「気持ちは分かるけど、分かってもらえたら嬉しい」など、前向きな口調で話し合うことを意識してくださいいね。

 

2.夫婦関係をどうしたいか伝える

「夫婦間の険悪な雰囲気を変えたいのにどうにもできない」そんな時には、素直に「あなたと仲良くなりたい」「夫婦仲良く、この先もずっと一緒にいたい」という気持ちを伝えましょう。

 

きっと、今この文章を読んでいる人は、「そんなこと伝えたことない!」という人が大半ではないでしょうか?それもそのはず。パートナーに対して素直になれず、「自分が正義」「相手が悪い」という気持ちが先行しているせいで、夫婦関係が悪化しているわけですから。

 

しかし、「自分こそが正義」と思い込んでいるうちは、夫婦仲改善など不可能です。二人の関係を修復したいなら、素直に気持ちを伝えましょう!あなたが変わることで、パートナーも変わります。

 

3.お互いが不完全である事を受け入れる

夫婦といえど他人同士です。また、完璧な人間などこの世には存在しません。みんな同じでもなければ、完全でもないわけです。今度は他人である前に同じ人間です。そこは認め合う必要があります。

 

「みんな違って、みんないい」という有名な詩がありますが、そこにフォーカスするのもまた大事です。愛するということは、不完全な人間が不完全な人間を愛することなので、お互いに相手の短所を認めて許すことも必要でしょう。

 

4.1日に1回感謝の気持ちを伝える

夫婦間に殺伐とした空気が流れている時、大抵のご夫婦は『感謝の気持ち』を伝えていません。お互いに譲れない部分や大嫌いな面があって、夫婦仲が悪化しているのは分かります。しかし、相手にも良いところはありますよね?

 

例えば、「夫はだらしないけど子煩悩である」「ヒステリックに怒鳴る妻だけど、子育ては一生懸命」など、相手の良いところをみつけて1日に1回「ありがとう」と言いましょう。

 

普段から感謝の気持ちを意識しながら生活することで、日々の生活が「当たり前」だと思わないようにすることが重要です。気持ちは言葉にしないと相手へ伝わりませんからね。

 

5.夫婦カウンセリングを受ける

夫婦間の問題に気づいている場合でも、互いに意地を張り素直になれず、本心を見せていないこともあるでしょう。夫婦カウンセリングでは、夫婦それぞれの考え方や意見を話した上で、カウンセラーが夫婦の本心を理解しようと努めてくれます。

 

お互いの本心を知って整理することによって、相手への誤解や思い込みが解消され、夫婦問題を解決する糸口が見つかるでしょう。カウンセラーを通してお互いの想いや考え方、価値観を改めて知ることによって、見えなくなっていた良さや気づけるのです。

 

「夫婦関係を修復したい」「誰かに間に入って仲を取り持って欲しい」など、夫婦間で解決できないお悩みは、お気軽にご相談くださいね。

 

まとめ

 

「夫婦仲が悪いことで子どもに与えてしまう影響とは?子どもを不安にさせないために親ができること」はいかがでしたか?

 

夫婦仲が悪くなってくると、家庭の雰囲気も悪くなっていきます。夫婦二人だけの生活の中でそのような状態になってしまうのはお互い様で済みますが、子どもがいる場合は子供の心をひどく傷つけてしまう可能性もあります。

 

親御さんは、子どもの様子を見ながら心に寄り添い、安心感が戻るようフォローすることが大切です。子どもにとって、家庭がいつでも心安らげる場所であるためにも、できるだけ夫婦仲のいい家庭作りを意識しましょう。

 

あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷

 

心理カウンセライングなら『リッチデイズ』で、心豊かな毎日を送りましょう。

 

心理カウンセラー 吉川宏美
『あなたの心に花まるを』
🌷ラーメンとスイーツをこよなく愛しています。
🌷二児のお母さんです。子どもと共に日々成長しています!
🌷「考え方の癖」や「悩みの根本原因」を紐解きながら、心豊かな日々を送りましょうね。

静岡県富士市の『ケア・サポート Rich days』
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