仲のいい友達のはずなのに、「一緒にいると疲れてしまう……」と、そのように感じたことはありませんか?
職場の人間関係であれば、仕事上の付き合いだからと割り切ったり、転職すれば関わらずに済んだりしますが、友達だとそうはいきませんよね。大事な関係だからこそ、言いたいことが言えなかったり、悩みを抱えたりする人は多いです。
誰とでも仲良くできれば良いのですが、そううまくはいかないのが人間関係と言えるでしょう。馬が合わないと感じることもありますし、共通の友人が多い関係で一緒にいざるを得なかったなど、「友達」という関係ではあるけれど、「一緒にいるのが疲れる」と思ってしまう人がいる……それはきっと致し方ないことです。
それでは、友人関係に疲れるのはどうしてでしょうか?そして、友達付き合いのストレスを解消する方法はあるのでしょうか?
この記事では、一緒にいると疲れる友人の特徴から、友人付き合いのストレスを解消する方法について徹底解説いたします。友人関係でストレスを抱えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
✔友人関係に疲れる原因とは?
✔一緒にいると疲れる友人の特徴
✔友人付き合いのストレスを解消する7つの方法
仲がいいはずの友達なのに、「遊んでいると疲れる」「気を遣ってしまう」と感じる人は少なくありません。友人関係はよい刺激や安心感をもたらす一方で、気遣いや誤解に伴うネガティブな感情も生じやすいものです。
また、仲がいいからこそ、「相手に嫌われたくない」「空気を悪くしたくない」と思い、言いたいことが言えず、ストレスや疲れを溜め込んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、友人関係に疲れる原因についてご紹介いたします。様々な原因があると思いますが、自分に置き換えて考えてみてくださいね。
価値観や考え方が合っていないと、話す内容に気を遣わなければならなかったり、相手の価値観を押し付けられたりして、友人関係に疲れてしまいます。お互いに価値観や考え方が違うことを認め合っていて、その上で仲がいいのであれば、それはとてもいい友人関係が築けているといっても過言ではないでしょう。
しかし、相手の価値観に合わせて話をしていたり、相手の考え方を押し付けられたりしていると、ストレスが溜まる原因になります。自分らしさを出せないと、生きる上で窮屈な気持ちになってしまいます。窮屈な気持ちは、人間関係を心から楽しめず、疲れさせれしまうのです。
周囲の人のネガティブな発言は、あなた自身にも悪影響を及ぼします。特に共感性が高い人は、敏感に反応してしまうでしょう。また、友達の愚痴や相談に乗りすぎていると疲れます。特に心優しい人ほど悩んでいる人を放っておけず、「なんとか力になりたい」と相談に乗りすぎてしまいます。
人間は、ネガティブな言葉や行動が視界に入ったとき、自分も同様の感情を経験する可能性が高いのです。その結果、何度も愚痴や相談を聞いていると苛立ちやストレスを感じてしまう原因になるでしょう。
相手にどう思われているか気にしてしまうと、自分らしく生きられず、生きているだけで疲れてしまいます。常に周りの目や意見を気にして本当にやりたいことを我慢するので、生きづらくなってしまうのです。
「嫌われたくない」「良い人でいたい」という思いが強いと、相手によって発言内容を変えたり、自分の意見を我慢しなければならなかったりするため、ストレスがたまってしまうでしょう。
そもそも一人でいるのが好きな人も多く見られます。仲のいい友達でも年に何回か会えれば満足に思い、普段は一人でいるのが好きな人は、頻繁に遊びたがる友達がいるとストレスを感じるでしょう。
友人の誘いを断るのが申し訳なく感じたり、断ると友人関係が悪くなると思い、無理をすると疲れやすくなります。
人間関係を築くためには、会話などのコミュニケーションが欠かせません。様々なコミュニケーションを通して、お互いのことを知っていく中で人間関係が作られているからです。
そのため、コミュニケーションを取るのが苦手な人は、友人付き合いも苦手になります。お互いのことを知らないままでは好きか嫌いか判断できず、使い方も分からないため、苦手意識が大きくなってしまうでしょう。
毎日たくさんの人から連絡が来ることは、人間関係で疲れる原因につながってしまいます。「返事をしないといけない」というプレッシャーや「返事をするのがめんどくさいな……」と感じ、手間になってしまうからです。
また、グループチャットでは「自分とは関係ないメッセージを読まないといけない」や「自分も発言した方が良いのか」などと思い、余計に疲れを感じるでしょう。
SNSなどの普及から、時間を問わずに連絡を取り合えますが、頻度が多くなると負担が大きくなります。プライベートの時間が楽しめなくなると、休める気がせず疲れてしまう原因になります。
社会人になるとそれぞれの環境が大きく変わっていくので、悩みの種類や価値観も異なるものになる可能性があります。
例えば、結婚している人からすると、独身の友達のことが自由でうらやましく感じ、独身の人は、早く結婚している友達がうらやましく感じることもあるでしょう。妊活中の人は、子どもがいる友達をうらやましく思うかもしれません。
「隣の芝生は青く見える」ということわざがあるように、人は無意識に、自分以外の人間を強く意識して生活しています。それを感じやすいのが、友人関係なのかもしれません。
ここからは、一緒にいると疲れる友人の特徴をご紹介いたします。あなたは、友人のどのような発言・態度にストレスを感じるのでしょうか?一緒に考えていきましょうね。
誰しもたまにはちょっとした自慢話がしたくなることもあります。これが頻繁となり、ひたすらずっと自分の自慢話が続いたり、自虐と見せかけた自慢をされ続けると、「そうなんだー」「すごいねー!」としか言えなくなり、自分と比べて劣等感を抱くこともあるでしょう。
また、自慢話をしたがる人は、常に相手よりも上にたちたがるタイプが多いので少し厄介です。やたらと自慢話をしてくる人は、自慢話をしたがる性格と割り切ってしまった方が、楽に付き合えるようになります。
会話の8割が愚痴・悪口・マウンティグのような内容なら、誰しも一緒にいて嫌な気持ちをします。悪口を言う人の末路は、友達や家族、信頼していた彼氏や彼女がいなくなる可能性が高いです。
なぜなら、「この人に関わるといいことがない」という印象を植え付けているので、みんなが関わらないようにします。もし、あなたの友人がこのようなタイプなら、無理に関係を築く必要はないでしょう。
誰しも良い日もあれば悪い日もあります。常に100%ポジティブでいられる人はいないと思いますが、かといって常にネガティブでは、一緒にいるだけで疲れを感じてしまうでしょう。
どう励ましてもダメ、褒めてもダメ、寄り添ってもダメ、問題の解決法を一緒に考えてあげても実行に移さない。これでは、どのように接したら良いのかわからず、ストレスの原因となります。
公衆の場で声がとにかく大きくて筒抜けだったり、みんなが寝静まる夜遅くに電話をかけてくるなど、最低限の気遣いができないと一緒にいるだけで疲れてしまいます。
周囲に配慮ができず、自分本位で考えたり動いたりする人とは距離を置いたほうがいいでしょう。
何事も自分の思い通りにならなければ済まないわがままな人は、周囲が毎回折れたり合わせたりするのに苦労します。他人への関心や思いやりの欠如の裏返しであり、想像力が乏しいと言えるでしょう。
自分を犠牲にして辛い思いをするよりも、自分を大切にすることは精神衛生的にも大切ですが、「自分を大切にする=自分のことだけを考える」とはき違えているのかもしれません。自己中心的な考え方しかできないことはかなりのマイナスです。
友人関係に疲れると、ワークライフバランスが崩れます。上手くいくはずの物事が人間関係で体も心も疲弊して、スムーズに進まなくなってしまうでしょう。
ここからは、友人付き合いのストレスを解消する7つの方法をご紹介いたします。
友人関係に疲れたら、人と話さない時間を作るのは大切です。人と話す時間は無意識に気を使いすぎてしまったり、相手に合わせて言いたいことを飲み込んでしまったりする場面があるからです。
カフェでゆっくり過ごしたり、カラオケで声を出したり、美味しいものを食べるのも効果的です。ストレスを発散することで、落ち着いて自分の気持ちと向き合うことができ、友達とどう付き合っていきたいのかを、冷静に考えることができます。
人の話に耳を傾ける時間ではなく、自分の心に問いかける時間を作ってみることが大切です。
友人関係に疲れたら、休日に連絡を返さないのもひとつの対処法です。休日まで「連絡を返さないと」と気を張ってしまっては、休めるはずの時間がなくなってしまいます。休日は、心も体もゆっくり休めることが大切です。
休日は思い切って、通知をオフにしたりアプリをアンインストールしたりしても良いでしょう。プライベーの時間を楽しむことができれば、ちょっとした友人関係のいざこざも気にならなくなるかもしれません。
本当に苦手な人とは関係を断つことが大切です。苦手な人と過ごす時間は、ストレスにつながってしまいます。相手のひとつひとつの言動が気になって、落ち着かなくなるでしょう。
誰と関わるか、誰と過ごすかはあなた自身の選択です。本当に苦手な人がいるのなら、誘いを断ったり連絡をしないようにしたりして関係を断つようにしましょう。
また、自分を傷つけたり不快にさせたりと悪影響を与える人とは、関係を切ることも考えましょう。無理な人付き合いをしないことも、心を疲れさせないための防御策です。
自分の意見を全て通すのは、わがままになってしまうので避けたほうがいいですが、本当に言いたいことは、しっかり伝えるようにしなければ、良い友人関係を築くのは難しいでしょう。本当に嫌だと思ったことや、断らなければならないようなことは、はっきりと伝えるようにしましょう。
相手も、最初は拒否されたと感じて戸惑ったり、嫌な思いをしたりするかもしれません。しかし、良い友人関係を築こうと相手も思ってくれているのであれば、あなたの意思を尊重してくれるでしょう。
あなたが心から信頼でき、遠慮なく付き合える友人と遊ぶことがストレス解消に最適です。心地良い関係は逃げ場所になるため、人間関係の悩みを軽く考えられるようになるでしょう。
良い友人関係を築くためには、適度な距離感も必要です。どんな友達であっても、他人である以上、100%理解し合えるということはなく、意見が合わない部分や、価値観が異なるところもあるでしょう。
そうした異なる価値観を全て気にしていると疲れてしまいますので、例えば、親友以外の友達には、自分の意見を伝えすぎないようにしたり、会う頻度を減らしたりして、自分の付き合いやすい距離感を見つけてみましょう。
また、「友達は多いほうが良い」「できる限りの人と仲良くしたほうが良い」という思い込みが抜けない人も少なくありません。しかし、本当の親友は1~3人いれば十分です。つらいときに味方になってくれる、必ず助けてくれる、と思える人が1人いれば、ほかの友達を多く作る必要はさほどありません。
悩みやストレスから考えをそらすことが、ストレス解消の鉄則です。例えば、ジョギングや筋トレ、スポーツなどの運動をして、積極的に体を動かしましょう。
運動している間はその運動に集中するためストレスを忘れやすく、体を動かすことでリフレッシュできます。さらに、筋肉が増えるなどの成果が出ると、自分に自信が生まれて体も心も強くなれます。
自分の精神バランスが崩れている時に相談に乗らないようにすることは、人間関係で疲れないために大切です。人の相談に乗ることは、エネルギーを使います。相手の立場になって親身になって考えるので、気疲れしてしまうからです。
自分の精神バランスが崩れている時は、自分に十分なエネルギーがない状態を指します。自分にエネルギーがないのに、相談に乗ることで余計にエネルギーを減らしてしまっては、保てるはずの精神バランスが余計に崩れてしまうのです。人の相談に乗る時は、自分の精神バランスを十分に保ってから乗るようにしましょう。
「一緒にいると疲れる友人の特徴とは?友人付き合いのストレスを解消する7つの方法」はいかがでしたか?
仲もいいし気も合うけれど、友人関係に疲れることは少なくありません。どれだけ仲がよくても、他人には多少なりとも気を遣うものですし、これまで仲良かったとしても、お互いの価値観や考え方が変われば、話が合わなくなることも珍しくありません。
あなた自身の幸せのために、合わない人や環境から離れることも重要な選択肢の1つです。ストレスを溜めてまで人と付き合うのではなく、自分が楽しめる環境で新しい人間関係を構築することが大切です。
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