「最近、パートナーの様子がおかしい…表情も暗いしうつ病かも?」と悩んでいませんか?うつ病は、誰でもなる可能性がある心の病気です。
パートナーの様子が普段と大きく異なると心配ですよね。もし、仮にうつ病だった場合、放置してしまうとさらに深刻化してしまうでしょう。
しかし、恋人がうつ病になった際、どう接したらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。もちろん本人が一番辛いのですが、恋人が急に人が変わってしまったかのようになれば、驚き、不安になることは当然です。
それでは、うつ病の人がとる行動や特徴とは、一体どのようなものがあるのでしょうか?そして、恋人がうつ病になってしまった場合、どのように向き合えば良いのでしょうか?
この記事では、恋人がうつ病になったときの向き合い方について対処法について徹底解説いたします。恋人な人がうつ病になった際に、正しい接し方でサポートしたいという方はぜひ最後までご覧くださいね。
✔うつ病の人がとる行動や特徴とは?
✔うつ病の人と会話する際の注意点
✔恋人がうつ病になったときの向き合い方
もくじ
うつ病は、気分障害の一つです。 一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れます。
ここで大切なことは、パートナーの方が変化に気付いてあげられるかどうかです。一つひとつ内容と見るべきポイントをご紹介いたします。あなたの恋人はどうかな?と考えながら、一緒にみていきましょう。
うつ病の症状の一つに、食欲が無くなることがあります。ダイエットなどの理由なく、デートの時に食べる量が減った、家でもご飯やお菓子を食べている事を見かけない時は要注意です。
急激な体型の変化についても、気付けるポイントといえます。「胃がムカムカする…」など、身体のどこかに不調を示した場合は、注意してあげましょう。
うつ病になると睡眠障害を発症するケースが多いです。布団に入って、目をつむっても、何時間たっても、眠りにつけないなど、本人は非常に辛いでしょう。
また、逆に過眠の症状が出ることもあり、眠そう、だるそうにしている場合は睡眠に問題がある可能性があります。映画館で寝ていた、家に居てもずっと横になっているなどが気付けるポイントです。
うつ病になると、無気力なため、食事をする、お風呂に入るなどの、日常生活において当たり前にやっていたことが、できなくなってしまうケースがあります。
そのため、服を脱ぎっぱなしにしている、食べた弁当のゴミを机の上に置きっぱなしにしている、トイレが汚いままなど、日常生活に支障がでてきます。
元々綺麗好きのパートナーであれば特に気付ける部分なので、「うつ病かも?」と思ったら部屋の状況を確認しに行くのも一つの手です。
性欲が減退するのもうつ病の症状の一つです。性交の回数が減った、以前より楽しそうでないといった場合に気付けるかもしれません。
時に、恋愛感情そのものが薄れていると感じるかもしれませんが、もし仮にうつ病の場合本人には余裕がないと理解してあげることも必要です。
うつ病になると、気力が無くなるためSNSの返信も面倒に感じます。既読がつかない、ついているのに返信が翌日になる、などの場合は注意しましょう。
つまり、今まで出来ていたことが出来なくなったと感じた場合は、危険信号だと思ってください。うつ病になると、三大欲求がなくなる人がいます。食事、睡眠、性に全く興味が湧かなくなるのです。
ここまで紹介したような行動、特徴が見られた場合、恋人としてできることもあります。驚きや不安を感じてしまうと思いますが、一度深呼吸をして冷静に考えていきましょうね。
ここからは、うつ病の方への接し方で確認しておいたほうがよい禁句をご紹介いたします。良かれと思って言った言葉が、相手にプレッシャーを与えてしまうこともあります。
以下、主な禁句ワードです。きちんと確認しておきましょう。
特に、励ます言葉や心配する言葉は、うつ病の方にとってプレッシャーになってしまう可能性があります。うつ病の方を否定する言葉はもちろん、うつ病を軽視する言葉なども「気持ちを否定された」と受け取る可能性があるため禁句です。
うつ病の人は、「口を動かす」という行為さえもできないほど、無気力なこともあります。そんな自分を誰にも見られたくなくて、とにかく独りでいたいと思うこともあるでしょう。
恋人の気持ちが理解できなくても、寄り添う姿勢や共感する姿勢を忘れない接し方をしましょう。
ここからは、恋人がうつ病になったときの向き合い方をご紹介いたします。
恋人のあなただからできることを考えてみましょう。
まずできることは、話を聴いて共感してあげることです。この際、大切なのはアドバイスをしないこと。パートナーの方が辛いこと、苦しんでいることにそっと耳を傾けることが大切です。
恋人が落ち込んでいるとき、つい原因を探るように話しかけてアドバイスをしたくなる場合もありますが、それは逆にストレスを与えてしまいます。
ただし、人と話すことそのものがストレスになってしまう場合があるので、受け入れる態勢を取りつつ、打ち明けてくれるまでは見守りましょう。
話してくれた時は「つらかったね」「大変だったね」などの、共感の言葉をかけて聞くことがポイントです。
うつ病の時は抑うつ状態で、食欲不振、睡眠不足など、正常な判断が難しい状態にあります。ここで大切なのが、大きな決断、重要な決断をしないということです。
例えば、恋人から「もう別れよう」や「仕事辞めようと思う」という言葉がパートナーの方から出るかもしれません。しかし、そんな時はそっと「今は特に疲れているから、一旦休んで元気になってからまたその話しよう」と、回復を促してあげてください。
うつ病になると、物事を悲観的に考えたり思考力が低下するため、適切な判断ができなくなります。適切な判断ができるようになるまで、そっと見守る姿勢も必要です。
うつ病は、誰がかかってもおかしくない病気です。どんなことがきっかけでなるかもわかりません。偏見など持たず、少しでも異変を感じたら心療内科へ連れて行きましょう。
恋人ひとりでの通院は不安も大きいと思いますので、付き添うことで回復に向けたお話もできます。しかし、「うつ病になった恋人をどうやって精神科へ連れて行ったらよいのか?」とのご相談をよく受けます。
まず、身体症状がある場合は、内科への受診をおすすめします。身体的な病気が見つかることもありますし、身体的な病気がないと分かってから、その先生に精神科の受診を勧めてもらうと抵抗感が薄らぎます。
あるいは、不眠など、精神的なもの以外の症状がある方なら「不眠の治療だけでもしてもらおう」「診察で問題ないということが分かれば私も安心できるから」と軽く勧めることで受診がスムーズになることも多くみられます。
診断してもらい、少しでも早く治療を始めることで、治るまでの時間が早くなるかもしれません。
うつ病と診断された方には、当然、精神科医もしくは心療内科医の主治医がいます。うつ病の治療に関しては、主治医の判断のもとで、薬物療法や精神療法がおこなわれるのが一般的でしょう。
しかし、中には、主治医の診察だけではなく、臨床心理士や公認心理師によるカウンセリングも並行して受けている方もいます。服薬のみではなかなか症状が改善しないケースがあるのも事実です。
心理カウンセリングでは、カウンセラーとの対話を通して、しんどさを引き起こす原因となっている考え方や行動の癖を分析し、よりスムーズな日常生活を送れるよう修正していきます。
しかし、カウンセリングは、受ける人自身が主体的に取り組む姿勢がないとなかなか効果が得られません。ご本人の意思がなによりも大切です。うつ病の治療だけでなく再発防止のためにも、お気軽にご相談くださいね。
うつ病の方は、心に余裕がなく身も心も疲れやすい状態になっています。そのため、周りの方は無理に励ますことや元気づけることはせず、安心して休養できるように環境を整えることが大切です。
そして、恋人のあなたは態度を変えずに、今まで通り自然に接してあげてください。とにかく恋人の気持ちに寄り添って、話を聴いてあげることが、回復への一番の近道です。
学校、会社、ご家庭などで、今この瞬間も頑張り過ぎている方が、少しでも楽に穏やかに過ごすことができるよう願っています。
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