人間誰しも、「人と比べてしまう」ことがありますよね。自分に自信がないと、どうしても他人の優れている点が羨ましくなってしまい、落ち込んでしまいます。
「周りは人と上手にコミュニケーションが取れるのになぜ自分はできないのだろう」
「同期の昇進から自分は完全に遅れをとっている」
「友人がどんどん結婚していくのに自分は出会いもない」
など、他人と自分を比較したことはありませんか?「人と比べない自分になれたらどんなに楽だろう」と思っている方は多いと思います。
そこで今回は、他人と比較する癖をやめる方法について徹底解説いたします。実際、私も以前まで他人と自分を比べてつらかった時期がありました。そのつらかった時期を振り返って、私自身が実践したこともお伝えいたしますね。
✔他人と自分を比べてしまう心理と原因とは?
✔他人と自分を比べてしまう人の共通点
✔他人と比較する癖をやめる方法
もくじ
人間誰しも、人と比べて落ち込んでしまうことってありますよね。そもそも、どうして「人と比べてしまう」のでしょうか? 他人と比較してしまう心理や原因が理解できれば、解決策がみえてくるかもしれません。
「自分はどうかな?」と考えながら、一緒にみていきましょうね。
自分の性格や見た目、能力などに自信が持てないことが、「人と比べてしまう」原因の一つです。自分に自信がないと、どうしても他人の優れている点が羨ましくなってしまいます。
例えば、「あの人は、スタイルがいいのに私は太っている」「友達の方が勉強もスポーツもできてずるい」などと思うことが癖になっているのです。
またこの性格形成には、親から褒められることが少なかった、きょうだいと比較して怒られることが多かった、といった幼少期の教育が関係していると言われています。
私たちは幼い頃から、学校での勉強や受験などで、他人からの評価を受けながら生活しているともいえます。そんな環境の中では、テストの点数やSNSでのいいねの数などを、自分の能力を測る「ものさし」にしてしまいがちです。
「他人からの評価」に依存してしまうと、行動が制限されてしまう原因にもなります。これは、他人からの評価が基準なため自分本来の姿ではありません。それが結果で、ストレスを溜め込むという悪循環へとつながります。
「人と比べてしまう」人は、他人からの評価を優先して考えることが、当たり前になっているのかもしれませんね。
「誰かに褒めてもらいたい!」 という承認欲求が強い人は、評価を他人に委ねている傾向があります。そのため、自分の頑張りを期待していたより褒めてもらえなかったりすると、すぐに落ち込んでしまうのです。
ただ、承認欲求があることは、ある意味「人間らしさ」でもあるため、多少なりとも当てはまっていることはあると思います。しかし、誰かに褒めてもらいたいと過度に感じる場合は要注意です。
他人にもっと褒めて欲しいと思う前に、自分で自分を褒めてあげる習慣をつけることが大事でしょう。
身の回りの人と自分を比べて落ち込んでしまう人には、どのような共通点があるのでしょうか?
他人と自分を比較してしまう人の性格や考え方の傾向をチェックしてみましょう。
人と比べてしまう人は、自分ではそうではないと思っていても、実はプライドが高く神経質な部分を持っています。
プライドを崩されたり、些細なことが気になってしまうせいで、人と比べなくてもいいことまで過敏に反応してしまうのです。
自分で気づけていないのは、プライドの高さが自分の弱さを認めさせないからです。自分のコンプレックスや弱点から、目を逸らしがちだとも言えます。
人と比べてしまう人は嫉妬心が強く、「あの人のこんなところが羨ましい、自分もそうなりたい」と嫉妬が芽生えやすいといえます。
誰にでも嫉妬心がありますが、人と比べてしまう人は自分を認められず自己否定が癖になっているので、とくに人を羨みやすいのです。
自分が相手より優っていると感じている時は安心感がありますが、負けたと思うと、親しい友達であってもライバル視してしまうこともあるでしょう。
自分の見た目、性格、能力など、自分に対しての自信が全く無く、そのせいで「自分なんて」という自己否定が口癖になっています。
人と比べてしまうのは、自己否定が当たり前となっている傾向があります。自己肯定感も低いので、自分の弱点を認められなければ、長所も認められません。
例えば、独身の友人と旅行に行ってとても楽しい気分で帰宅したのに、SNSで子どもと一緒に写っている既婚の友人の写真を見たら、独身で呑気に旅行していた自分が惨めになって落ち込んだりします。
そんなふうに人の言動によって自分の価値観や気分がコロコロ変わってしまうタイプです。
それでは、他人と自分と比べてしまうとき、どのような対処法を取ったらいいのでしょうか?
他人と比較する癖をやめる方法についてご紹介いたします。
漠然と他人と比較して悩んでいる方もいますが、ご相談いただくクライアント様の中には…
「会社の○○さんをいつも意識して落ち込む」
「高校時代の友人のSNSを見たくないのに見てしまう」
など、特定の比較対象がある場合も多いです。
こういう方は、その対象の人のことを考えてみましょう。あなたはその人が見せる一部だけ切り取って、劣等感を抱いているだけではありませんか?
自分の人生に直接関係ない「他人の日常」をのぞいては落ち込み、自分の大切な時間を浪費することはナンセンスです。実際、以前の私はそうでした。
知り合いのSNSを見ても嫌な気持ちになることの方が多いのに、「それでも頻繁に見てしまう」のです。自分で自分を苦しめるとわかっていながら、同じ頃を繰り返してしまうのではなぜでしょう?
答えば一つで、「単に暇だから」なんですよね。暇をつぶすためにSNSを見てるのに、勝手に苦しんでるって、この時間「本当にムダだな…。」と思いました。
SNSを見て、他人と自分を比べて落ち込む人は、以下のことをおすすめします!
「SNSのせいで自分の時間を無駄にして、さらに気持ちまで落ち込んでいる」と気づいたら、いらない情報はインプットしないように工夫しましょう。
大人になればなるほど、人は当たり障りのないことしか公にしないものです。他人の美しい一面だけを切り取った情報をみて、劣等感を感じることはやめましょうね。
他人と自分を比較する人の共通点は、プライドが高い人とご紹介しました。そこで、もし自分が当てはまると思った人はぜひやってみてください。
比較して落ち込むのではなくて、「ああーうらやましいー!私もあんな風になりたい!」と素直に認めてみるのです。他人を認めることで、自分自身を受け入れることができます。
他人を羨ましく思う負のエネルギーより、その気持ちを憧れへと近づけようと、プラスのエネルギーに変えるほうがずっと生きやすいです。
きっと、この記事を読んでくれている人の中には、「他人と自分を比較するなんて無意味」だとわかっているのだと思います。だからこそ、比較する癖をやめたいと思って、ここまで読んでくれているのですよね?
しかし、「比較グセをやめよう」と意識することは、むしろ「比較」に意識を向けることになるので、かえって比較することがやめられません。人はそんなに器用ではないということです。
そこで、私が実際に行ったのは「自分の人生において、本当に大切なことって何だろう?」と考えることに意識を向けてみました。
あなたの人生を最大限楽しむためには、あなたにとって大切なことを、大切にする時間だと感じます。あなたの人生において、本当に大切なことは何ですか?自分の限りある時間を、どのように使ったら「生きていてよかった」と思えますか?
この答えは、あなたにしかわからないので、時間があるときにメモに書き出してみてくださいね。
生まれた環境や持っている能力が違う相手と比べても、悩みは解決しません。「どうしても人と比べてしまう!」という人は、比較対象を他人から自分に変えてみましょう。
まずは、昨日の自分と比べて、今日はこれを頑張ると目標を立ててみてはいかがですか? 地道に一歩ずつ前に進むことで、一年後には、なりたい自分に近づけるかもしれません。
日々の出来事を記録することも大事なので、日記を書くこともおすすめです。今までできなかったことが、一ヶ月後にはできるようになっていたなど、自分の成長を喜んであげましょうね。
「他人と自分を比べて落ち込むのはなぜ?他人と比較する癖をやめる方法」はいかがでしたか?
人と比べて羨ましいと思うことは、誰にでもある感情です。私もまた、まったく他人と自分を比較しないようになったわけではなりません。
他人を見て羨ましく感じたときは、「あんな美人になりたい!」と大きな声で羨ましがりますし、誰かに褒めてもらいたくて、頑張りを一生懸命アピールするときもあります(笑)
無理に「比較」する感情を消そうとしたりするよりも、ポジティブな力に変換すると生きやすくなります。自分なりの幸せを見つけて、好きな人との時間を大切にしてみてください。
そして、嫉妬も羨みも自分を変えるきっかけになります。人と比べなくても生きられる自分になりたいと思ったときがチャンスです!
あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷
心理カウンセライングなら『リッチデイズ』で、心豊かな毎日を送りましょう。
静岡県富士市の『ケア・サポート Rich days』
🤝自分らしくのびのびと生きる第一歩を!