「あれこれ心配しすぎてしんどい」「物事を深く考えすぎてしまう」など、心に疲れは溜まっていませんか?
心配すること自体、決して悪いことではありません。自分の将来をしっかりと考えたり、大切な人へ思いやりの気持ちを持って接したりできるのは、素晴らしいことです。
しかし、心配が過ぎると、心は疲弊して強いストレスを感じてしまいます。それが原因となり、日常生活に支障をきたす恐れもあるので要注意です。
もしかすると、心配性がすでに「癖」になっている人も多いのではないでしょうか?癖になっている場合、自分でもどうやって解消すべきか分からないという人もいるはずです。それでは、心配性はどのように克服すれば良いのでしょうか?
この記事では、心配性を克服する4つの方法について徹底解説いたします。心配性で疲れる人の特徴と原因についても、一緒にみていきましょう。
✔心配性で疲れる原因とは?
✔心配性な人の6つの特徴
✔心配性を克服する4つの方法!
もくじ
心配とは、これから起こるかもしれない不確実な出来事について、ネガティブに考え続けることをいいます。人は心配することで、よくない結果が予想される問題を解決しようとします。「心配」は「不安」よりもその対象が明確で、「恐怖」よりも対象が明確でないと位置づけられることが多いです。
それでは、心配性とは何が原因で起こるのでしょうか?心配性で疲れてしまう主な3つの原因を詳しくみていきましょう。
一番の原因は、生まれつきの気質だと言えます。
などが挙げられます。同じ親から生まれたきょうだいでも、性格がまったく違うこともありますよね?
一般的に、長男長女は、真面目で責任感が強い一方、心配性の人が多いと言われています。これは生まれ持っての気質に加えて、きょうだいの出生順位など生育環境も、性格形成に影響を与えているためだと考えられます。
親も初めての子育ては、わからないことばかりで、心配しながら慎重に育てます。もちろん必ずしもというわけではありませんが、このような親の養育態度も性格形成に影響を及ぼすと考えられるでしょう。
もともとの気質に加えて、長男長女はそもそも心配性になりやすい要件を揃えているのですが、更にトラウマとなるような強いストレスを体験すると、心配性に拍車がかかると言われています。
例えば、「家の鍵の閉め忘れで泥棒に入られた」「子どもの頃、電気ストーブの消し忘れで自宅が火事になった」など、自身が原因で大きな被害があると心に傷ができます。
あるいは、「親が借金をして離婚した」「離別した親が自殺した」などのように、金銭絡み、かつ愛着形成にも影響を与えるような大きな出来事があると、金銭や人間関係に対して極端な心配をいだきやすいと言われています。
あれこれと心配しすぎてしんどい、心配事が絶えないで生きづらいといったことを感じている人は、不安障害などの病気の可能性もあります。例えば、点検癖、手洗い癖が、生活に支障を及ぼすほど病的になってくると、強迫神経症といった病気も疑われます。
手を洗うこと自体は悪いことではなのですが、「何かを触るたびに過剰に不潔だと感じる」「一日何十回も、皮がボロボロにむけて血が出ているのに手を洗うことがやめられない」といった状態は病的と言えます。
戸締まり点検も、毎日何時間もかかっていては、社会生活を営むのが難しくなります。このように度を越した心配性の場合は、一度クリニックに受診されることをおすすめします。
心配することが多くて不安な気持ちになりやすい人は、どうしてこんなに心配性なのか気になりますよね?心配性な人の特徴を知ることで、自分の行動とあてはめ考えることできます。それでは、心配性な人の6つの特徴について一緒にみていきましょう。
心配性な人は行動を起こす前にいろいろな角度から、多くの可能性を検討することができます。そのため、うまくその性格を活かせれば、いろいろなリスクを回避することに役立ちます。
しかし、心配性な性格の人の中には、失敗する場合の可能性ばかりを思い浮かべてしまう人が多いです。行動を起こすための判断材料が失敗につながるものばかり思い浮かべてしまうことで、ネガティブ思考に陥ってしまい、何もできなくなってしまいます。
心配性な人は、多くの失敗の要素を考えることができるため、仕事上のリスク回避の準備をすることができます。しかし、多くのリスクに対して準備してしまうため、逆に仕事効率を落としてしまうこともあります。
また、心配性な人は些細なミスもしないように、完璧に仕事をこなそうと考えがちです。完璧主義は良いことのように捉える人もいますが仕事をする上での完璧主義は、効率良く仕事ができず融通が効かないことも多いのであまり良いことと捉えられません。
他人は全然気にしないようなちょっとした失敗でも、気になって周囲をキョロキョロ確認する行動をとったことはないでしょうか?
例えば…
など、心配性な人は、自分に自信がないという共通点があり、周囲の人の評価や目線ばかりを気にする気にしいな面があります。そのため、例え誰も見ていないであろう場面でも、周囲を気にしてしまいます。
誰しも、出かけた時に「鍵かけたかな?」と不安な気持ちになった経験はあると思います。しかし、心配性な人の特徴は、何度も心配になったり、物事を完璧にこなそうとする傾向があるので、多くの場面で確認行為を行ってしまうでしょう。
例えば…
などが挙げられます。ポイントを押さえて確認するのではなく、ことあるごとに確認を行うため、作業効率を落としてしまいます。一度確認するだけでは自分の行動に確信が持てないので、何度も確認してしまうのです。
心配性な人は行動を起こす前に多くの可能性を考えることができます。しかし、心配性な人にはネガティブ思考を持っている人もいるので、行動を起こす前に失敗する可能性の方を考えてしまいがちです。
例えば…
など、恋愛でも受け身になりがちです。なぜなら、心配性な人はネガティブ思考になっているので、失敗のリスクをいろいろと考え想像することで、なかなか行動が起こせなくなるのです。
心配性な人は想像力と分析力が優れています。そのため、先に起こる物事の可能性を考えることができます。また、この想像力と分析力は物事に対して有効なだけでなく、人に対しても有効です。
人のことを分析できることで、その人の気持ちや望んでいることを分析することができます。そして、人の気持ちや望みを把握できるため、相手に合わせた気配りもできます。相手の気持ちを理解することが得意で、共感力が高い傾向があります。
心配性な人には、人の気持ちをわかって気配りをすることができたり、仕事で高いリスク管理能力を発揮するなどのメリットもあります。しかし、うまく心配性な性格を活かせていない人は、あれこれと多くの心配を抱えてしまうため、心身が疲れてしまうでしょう。
心配性を克服すれば、さらに豊かな人生が送れるはずです。ここからは、心配性を克服する4つの方法をご紹介いたします。
心配性の人が安心して生活するためには、まず、実際に自分の生活環境を見直し、出来る限り、安心できる環境に整えましょう。身の回りのことで心配な場合は、火の出ないオール電化住宅にしたり、一定の温度に達するとオートオフになる調理器具に変えることで、実際に安全度も高まります。
戸締まりが心配な人は、オートロックや防犯カメラを付けることで、不安が軽減されるはずです。ご自身が安心できる環境に整えることで、生きづらさから解消されるでしょう。
心配性な人って、とにかく何もかもが不安要素になってしまっていて何が心配なのかよくわからなくなってしまっていることも多いです。 自分が一度、何がどう心配なのか不安要素を書き出してみると良いでしょう。
例えば、不安要素などを紙に書き出してみると、案外言葉では説明できないようなどうでもいい心配事だったりもします。 簡単に不安を解消できるようなことも見えてきて「じゃあこうしてみよう」という不安解消に繋がる場合があります。
なんでもかんでも心の内に秘めていると自分でもわけがわからなくなってしまうので、一度書き出して向き合ってみることで上手く心配で不安な気持ちをコントロールすることができるでしょう。
「もし・・・」ということを想定して備えておいたり準備をしておくことも大切ですが、まだ起きてもいないことを考えすぎても意味がないことってあります。
「そうなるかもしれないし、ならないかもしれない」むしろ成功する可能性、良い方向に向かう可能性だってあるのに悪い方にいばかり考えていてもどうしようもありません。 できるだけのことはしたし、「なるようになるよね」という考え方も大切です。
「 どうなるかもわからないことを気に病んでいる時間はもったい」と考えれば、少し心配性な気持ちをコントロールすることができるのではないでしょうか?未来ではなく「今」にフォーカスを当てることをおすすめします。
成功体験を思い出して、ポジティブイメージのトレーニングをすることも効果があります。心配性な人はもともと真面目でコツコツ取り組む人が多いのです。
日々の努力、今までの成功を記録につけてみてはいかがでしょうか?「これだけやったのだから、もう安心、絶対うまくいく」とポジティブなイメージの練習をすることで、心配性から来るストレスを克服できるはずです。
私たち人間は、あれやこれやと考え、悩んでしまいますが、結局のところ、今この瞬間を大切にすることが、幸せへの近道なのではないでしょうか?視野を広げてみると、あなたらしさが見つかるかもしれません。
「心配性を克服する4つの方法!心配性で疲れる人の特徴と原因とは?」はいかがでしたか?
心配性も度がすぎると、本人も周りの人もしんどい思いをすることになってしまいます。しかし、真面目で誠実な人が多く、人の気持ちを察することができるメリットもあります。長所も短所も紙一重といえるでしょう。
ただ、ずっといろいろなことを心配していると、疲れてしまって体調やメンタルを崩す場合もあります。時には周りの人を信頼したり、割り切って考えることで、心配性な性格を克服することができるでしょう。
それでも、心配性が克服できず不安な気持ちを抱えている人は、カウンセリングを受けることをおすすめします。心配性すぎて生き辛さを感じている人は、一人で抱え込まずお気軽にご相談くださいね。
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