「正義感が強くて嫌われてしまう…」「人間関係が上手くいかず、寝れないほどにストレスになっている」と悩んでいませんか？

 

勇気を持って正義感で発言した言葉で、周りから「えっ、今言う？」という反応をされると傷つきますよね。自分だけ浮いている気がしたり、孤独になるのは苦しいでしょう。

 

しかし、正義感が強いことは素晴らしい長所です。モラルに従って行動し、真っ直ぐで堂々とした姿勢は素敵だと感じる人も多いはず。メンタルのコントロールができれば、正義感の強い人はさらに魅力的になります。

 

それでは、正義感が強すぎる人の心理や特徴はあるのでしょうか？そして、正義感が強すぎて生きづらさを感じた時の対処法とは、一体どのようなものがあるのでしょうか？

 

この記事では、正義感が強すぎて生きづらさを感じた時の対処法について徹底解説いたします。正義感を出すと嫌われると落ち込んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

正義感が強すぎる人の心理とは？正義感が強すぎて生きづらさを感じた時の対処法

 

正義感の強い人は自分なりの信念を持っています。強い信念は周囲の人を引きよせるパワーを持っていますが、時には気持ちの強さが原因となり、相手を責めるような言動をしてしまうこともあるでしょう。

 

ここでは、正義感が強い人の心理と特徴についてご紹介いたします。ご自分はどうかな？と考えながら見ていきましょうね。

 

1.ルールを重視する

正義感が強い人は、誰よりもルールやマナーに厳しいのが特徴です。その場の環境における決められたルールはもちろんですが、時間を守るなどの道徳的なルールもしっかり守ろうとします。

 

そのため、ルールを守らずに横暴に振るまう人には強い嫌悪感を示しがちです。道徳に反することはせず、ルールを守っている自分も愛しています。また、自分と同じようにモラルに従って生きている人を好む傾向があります。

 

2.自分を持っている

正義感が強い人は、悪い事と良い事の線引きがしっかりできます。人間は常に誠実であるべきだと考えているため、うそや誤魔化し、曲がったことが嫌いな傾向があります。

 

正しいと思った事は声に出して伝えるし、反対意見にはしっかり応えようとします。誤った行動をしている人にしっかり注意ができるのも、正義感が強い人の特徴的な行動だといえます。

 

3.自分に対して厳しい

正義感が強い人は自分に対して厳しい傾向があります。「うそ」や「怠け」は絶対的に悪いことだ、という認識を持っているため、自分に対しても理想を押しつけます。

 

「曲がったことは許さない」というプライドは「自分も絶対に曲がったことはしない」という足かせでもあるのです。そのため、その場の状況に応じて臨機応変に対応するのが苦手で、自ら効率や人徳を下げてしまうこともあるでしょう。

 

時には厳しさに心を追いつめられるケースもありますが、自分に対して厳しくすること自体を楽しんでいる方も多く、そんな自分が愛おしく感じるのでしょう。

 

4.責任放棄する人が許せない

正義感が強い人は、自分の責務を途中で放棄する人を許せません。仕事を任せてもらえることに喜びを感じるタイプで、最後まで責任を全うしてやりきります。そのため、与えられた職務を投げだす人の気持ちがわかりません。

 

「信頼して任せてもらえたのに、なぜ相手の期待を裏切るような真似をするんだ」と疑問を感じ、相手に否定的になります。プレッシャーを感じるほどやる気が出るタイプのため、責任の重さで苦しくなってしまう人の気持ちが理解できません。

 

その結果、他人がいい加減な行動をしていても気になって仕方がなくなり、周囲と衝突してしまうことが増えてしまうのです。

 

正義感が強いと生きづらさを感じる原因

 

正義感が強い人の心理と特徴を理解した上で、正義感が強いと生きづらい人生になる原因についてご紹介いたします。

 

普段の生活では、正義感の強さがデメリットのように感じる場面もあるでしょう。正義感が強すぎる自分に疲れてしまう人は、なぜ疲れてしまうのか原因を理解することが大事です。一緒に見ていきましょう。

 

1.理想論しか言わない人と思われる

正義感が強い人ほど、現実を考えず理想論でしか語らないと思われがちです。

 

例えば、「コロナウイルスを感染させないようにしないと」などの正義感を言い続ける人が多いです。しかし、全世界からコロナウイルスを完全になくすのは不可能ですよね。それなら、コロナウイルスと共存して生きていくしかないです。

 

正直なところ、「コロナウイルスを防止するために、自粛して」という人に嫌気をさしている人も増えてきています。「正義」や「正しさ」を相手にも求めすぎてしまうと、他者はあなたとの付き合いにくいと感じてしまうでしょう。

 

2.他人を否定している状況になる

正義感が強い人ほど、無意識に他人を否定している状況になります。なぜなら、「○○なら◇◇すべき」のような『べき思考』が強いからです。

 

自分軸を持つことは悪いことではありませんが、言い換えれば「自分の軸をもとに相手をジャッジ（裁判）している」ということになります。その正義のべき思考が多ければ多いほど、他人の行動や発言が気になるようになってしまうのです。

 

正義感が強い人ほど、自然と他人を否定している状況になるので、生きづらい生活になります。

 

3.自分に厳しくなり過ぎる

正義感が強い人は、自分の中にある正義や決められたルールを絶対厳守するあまり、自分に厳しくなり過ぎてしまうところがあります。自分に厳しくなることでどんどん自分を追い詰めて、日常的にストレスを溜め込む事も多いです。

 

また自分に厳しいため、楽観的に物事を考えることが苦手な傾向があります。そのため、 正義感と責任感の強さから良い結果が出せないと必要以上に心配になったり、自分のなかにある正義と外れた行動をした後は大きな不安を感じてしまうのです。

 

自分の行動を制限することも増えるため、それがストレスとなり生きづらさを感じるのです。

 

正義感が強すぎて生きづらさを感じた時の対処法

 

ここでは、正義感が強く生きづらいと感じた時の対処法をご紹介いたします。

 

メンタルのコントロールができれば、対人関係も良好になり生きやすくなります。ぜひ、参考にしてくださいね。

 

1.完璧な人間はいないと認識する

正義感が強い人は、全てを完璧にこなそうとします。しかし、完璧な人間などこの世に存在しません。自分や他人に対しても「完璧であること」を押しつけては苦しくなるだけです。

 

まずは、完璧な人間はいないと認識できるだけで許せる範囲が広がります。極端なことを言うなら、今異国で苦しんでいる人に手を貸し出すことができますか？これはなかなか難しい問題ですよね。

 

ほとんどの人は不可能だし、異国で苦しんでいる人のことを考えている人もほぼいないはず。失敗するのは当たり前ですし、全てのことに気をかけて助けられる人などいません。

 

人はあくまでも小さい存在で、完璧な人はいなので、「人は曖昧でできることとできないこともある」と覚えておきましょう。「完璧な人間はいない」と認識する、たったこれだけで、心にゆとりが持ているようになります。

 

2.自分の価値観を他人に求めない

自分の価値観を他人に求めなくれば、他人が嫌な気分になることはありません。例えば、「太っている人がみっともない」と考えているとして、太っている人を見つけるたびに、「痩せた方が良い」と言っていたら、指摘された人はいい気分はしないですよね。

 

それなら、「太っている人がみっともない」と考えて、自分の体型だけを意識すればいいだけですよね。自分と他人を切り分けて捉えるのです。そうすることで、他人から嫌がれることは減り、人間関係を良好に保つことができます。

 

3.カウンセリングを受ける

自分の正義感の強さに苛まれ、心を病んでしまいそうなときはカウンセリングを受けましょう。正義感の強さは行動のためのパワーを与えてくれますが、正義感が強くなるほど「自分が規範にならなければ」とプレッシャーを感じやすいものです。

 

正義感が強い人はリーダーシップがあり、人をまとめて先導する能力に優れています。まっすぐな生き方が出来るのも「心の健康」があってこそではないでしょうか？

 

どうか自分の心を1番大切に考えてあげた上で、正義感の強さという魅力を輝かせましょう。

 

まとめ

 

 

「正義感が強すぎる人の心理とは？正義感が強すぎて生きづらさを感じた時の対処法」はいかがでしたか？

 

正義感が強い性格は強みになりますし、仕事面だけではなくプライベートにおいても正義感の強さが役立つ事は多いでしょう。しかし、正義感が強いことで悩んでしまうこともあるはずです。

 

そんな時は、他人の意見を聞き入れながら視野を広げることも大切です。もっと他人を信頼し、頼ることを意識するだけで正義感に振り回されず、あなたらしい人生を歩むことができます。