あなたのお子さんは、「自分は幸せだ」と、感じられていますか?
2020年に発表された「レポートカード16-子どもたちに影響する世界:先進国の子どもの幸福度を形作るものは何か」(ユニセフ・イノチェンティ研究所調査)で、日本の「子どもの幸福度」は先進国38ヵ国中、20位でした。
そして、2013年に行なわれた前回調査の6位からかなり順位を落としています。特に「精神的幸福度」については、生活満足度の低さや自殺率の高さが影響し、ワースト2位という残念な結果となりました。
健康や学力、経済面はトップクラスなのに、子どもが幸せを感じられないのは一体なぜなのでしょうか?そして、どうすれば子どもたちは「自分は幸せ」と思えるようになるのでしょうか?
そこで今回は、幸福度の高い子どもに育てる母親の特徴について徹底解説いたします。
✔母親が幸せだと子どもも幸せ?
✔幸せな子育てができる方法
✔子どもを幸せにする母親の特徴
もくじ
かわいい我が子の幸せは、親ならだれでも願うものですよね。しかし、「幸せ」とは一体なんなのでしょうか?そして、子どもを幸せにするためには、どうしたらいいのでしょうか?
そして、子育て中のお母さんの中には、「子育てで幸せを感じることができない……」と、悩んでいる人も多いかもしれません。子育ては休む間もなく大変なことが多いですよね。
まずは、母親としての幸せについて考えてみましょう。
母親の幸せは、子どもの幸せに大きく影響しています。
日本では、「無償の愛」「母の自己犠牲」が描かれている物語がたくさんあり、誰もが「母親は我慢すべし」といった考え方が植え付けられています。
そして、不平不満を言わず、ひたすら家族に尽くす母親が、正しい母親。その無償の愛に感動して涙する子どもが、正しい子ども。学校教育はそう教えられて、お母さんたちもそれを子どもたちに読み聞かせています。
もちろん、作品自体を否定しているわけではありません。ただ、母親も一人の人間であり、個人としての幸せを求めても良いのではないでしょうか?母親が一人の人間としての感情を殺して、人生をつまらなそうに生きている姿を、子どもたちは望んでいるのでしょうか?
親の感情は子どもにも伝染します。例えば、子どもが転んだときに、お父さんお母さんが「大丈夫?! ひざ、すりむいているよ!痛くない?」と心配そうに言葉をかけると、子どもは不安になって泣き出しますよね。このように親の気持ちは、子どもに伝わります。
これはもちろん、マイナスの感情だけでなく、プラスの感情も同様に伝染すると言われています。親が幸せを感じて生き生きと、ワクワクしながら毎日を過ごしていると、子どもも自然と幸せになります。幸せは連鎖して広がっていくものです。
子育ての一番の基本は、「あなたが幸せでいること」。ただ、それだけです。
「子どものためを幸せにしなければ!」と、力まなくてもいいのです。逆を言えば、力まないからこそ子どもたちは幸せに育ちます。「子どものため」と気負いすぎて不幸な気持ちを抱えていては、かえって子どもを不幸にしてしまうかもしれません。
まずは、自分が幸せになることを第一に考えることが大事です。
忙しい毎日に精一杯で、子育てを楽しむ余裕がない人もいると思います。
つらい気持ちを抱えている人へ向けて、幸せな子育てができる方法をご紹介します!
子育てにおいて完璧を目指さないことはとても大切です。当たり前ですが、子育ては1日、2日などすぐに終わらず、何年も続きます。
「子どもは母乳で育てなきゃ」「離乳食はすべて手作りすべき」「家事も完璧にこなさなきゃ」など、あれもこれもと頑張りすぎると身体が持ちません。「理想の自分」をつくりあげるより、失敗しても笑い飛ばせるくらいのお母さんの方が子供も安心できます。
もし、完璧にできなくても「まあ、いっか」や「これくらいでいいや」と妥協することも必要です。
時間に余裕があると、気持ちにも余裕が生まれます。例えば、子どもがお茶をこぼしたとしても、時間に余裕があるれば、「大丈夫?こぼしたときはどうしたらいい?」と穏やかに聞けます。しかし、時間がないとついイラッとしてしまいませんか?
時間がないとどうしてもイライラして、「だから言ったのに!」「なんでこぼしたの?」と声を荒らげてしまいますよね。子ども相手では、なかなか計画通りには進みませんが、予定がある場合は時間を逆算して準備し余裕を持つことが大切です。
心穏やかに過ごすためには、時間と気持ちに余裕をもてるような習慣を身につけましょう。
お母さんが疲れていては、抱っこや子供のわがままに付き合ってあげるのも苦痛に感じますよね。しかし、あなたが睡眠がしっかり取れていて、好きなものをたくさん食べ、好きな映画を観ることができればどうしょうか?
あなたの気力と体力が十分に満たされていれば、いつも感じる不安やイライラも感じにくくなるはずです。
ただ、「そうは言ってもそんなことができない!」と話すお母さんも多いと思います。自分の時間を取るなんて難しいというお母さんも、まずは1日15分だけでも良いので自分の時間を持つようにしてみましょう。
1日15分を作るためには、少し早起きをする、子供を早く寝かせる、仕事から早く上がれた方は自分の時間を持ってからお迎えに行くなど、ちょっとした工夫で自分の時間を作るようにするのです。親が良い行動と幸せな様子を見せることで、子どもの「幸せ感度」も自然と高まっていくのでしょう。
子どもと一緒にいると毎日めまぐるしく時間が過ぎていきます。怒ったり、泣いたり、笑ったりと、どれだけ一緒にいても飽きないものです。私自身、「子どもを産んでよかったな」「子育てって楽しいな」と実感しています。
だからこそ、子どもの幸せを心から願い、幸福度の高い子どもに育ってほしいと感じます。そして、大人になってからも夢を持ち、個性を活かして輝ける人生を送ってほしいものです。
それでは、子どもを幸せにする母親の特徴を見ていきましょう。
子どもが危ないことをしている場面での危険回避から、触ってほしくないものを触っているなどの行動を制する場合まで、様々な場面で子どもに「ダメ」と、言うことは多いです。
しかし、子どもからすれば頭ごなしに「ダメ」と言われても「行動を制限された」と不快感を覚えて、行動を止めないどころか、大きな声でなきわめいたり、言い返したりと反発してしまいます。お母さんがやめてほしいと思うような行動も、危険な行動でない限り、子供の成長過程では大切なこともたくさんあります。子供の行動を「ダメ」でがんじがらめにして、興味や好奇心を潰してしまわないようにしましょう。
そうは言っても、どうしてもしてほしくないことをしていた時は、まず「やってみたかったんだね」と子どもの興味関心を受け止めます。そこから、「お母さんはこうしてほしいな」と気持ちをシンプルに伝えましょう。ダメな理由を教えてあげれば、子どもの成長を促すきっかけにもつながります。
「ダメ」で行動を制する代わりに「何をしても良いのか」も教えてあげれば、子どもは望ましい行動を理解して進むことができるのです。
塾に通わせ、習い事をさせ、育児本を読んで研究する。親は我が子を「できる子」に育てようと奔走します。しかし、その努力は時に逆効果になる可能性もあります。
子どもはみんな、お父さんやお母さんから褒めてもらいたいものです。それは当然の感情であり、褒めてもらうことを目的に良い行いをするのはごく一般的な子どもの特徴です。親の期待に応えたいがために、褒められることよりも、親が不機嫌になることを恐れ、どうしたら親が喜ぶのかを常に考えてしまう行為は、親として嬉しいことでしょうか?
親は、自分の子どもが「頭がいい子」に育つよりも「明朗でのびのびとした子」に育つことを願っています。子どもの自主性を尊重することで、大人になっても自分らしく楽しい人生を歩めるようになるのです。
「幸福度の高い子どもに育てる方法!子どもを幸せにする母親の特徴」はいかがでしたか?
子育ては365日休むことなく続きます。とはいっても、子どもと一緒にいられる時間は限られています。子どもが満面の笑みで「ママ大好き!」と抱きついてきてくれるのも、かわいい幼少期までです。
私も子育て初めの頃は離乳食~幼児食は手作り、母親としての正しさにこだわりすぎて、精神的にも体力的にも辛い時期もありました。だけど、完璧を目指さないことにしたら気持ちが楽になり、自分らしい育児が楽しめるようになったことを今でも覚えています。
お母さんが幸せな気持ちで子育てを楽しめば、幸福感の高い子どもに育てることができます。もちろん、色々と葛藤したり大変なことに変わりはありませんが、子どもには生まれてきてくれたことに感謝するばかりです。
あなたの人生が、より豊かな毎日になりますように😌🌷
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