みなさん、「人は見た目が9割」という言葉を耳にしたことはありませんか?
他人との交流では、第一印象を良く見せることが大切です。その理由として、「メラビアンの法則」により、初対面で相手に与える印象はほぼ決めると言われているからでしょう。
しかし、このような話をすると、「美人は得をする」「私はブスだからだめ」と、悲観的なことを話す人も少なくありません。それでは、一般的なイケメン顔や美人でなければ、第一印象から好感を与えることはできないのでしょうか?
イケメンや美人でなくとも、第一印象をよくし、対人関係を良好にする方法はあります。
そこで今回は、無表情が「ブス」と言われる原因から、笑顔が与える嬉しい3の効果について徹底解説いたします。
✔「ブス」の本当の意味とは?
✔笑顔が与える嬉しい3つの効果
✔「喜怒哀楽」感情を大切にしよう
本当に怖い顔は、怒った顔でも機嫌の悪い顔でもなく、実は無表情のことです。ブスを漢字で「附子(ぶし)」と書きます。附子は、猛毒で有名なトリカブトの根のことです。
トリカブトは、きれいな花を咲かせる有毒な植物です。山陰や高地の草原に自生しています。実は、容姿が醜い女性を意味する「ブス」の語源は「トリカブトの毒」だったのです。
昔の人は、このトリカブトの猛毒を抽出し、矢に塗って武器として使っていました。アイヌ民族はトリカブトの矢でヒグマやクジラを狩ったと言われます。
トリカブトの毒が回ると、呼吸中枢が麻痺して無表情になることから、「無表情=ブス」と呼ぶようになりました。ブスというと、お顔のパーツだったりバランスが少し悪かったりと、特に女性に対して醜い顔の人のことを一般的に指します。
しかし、本当に醜い顔と言うのは、目が一重とか鼻が上向き下向きなどとは関係なく、笑うことも泣くことも怒ることもしない人間らしい感情が一切表に出ない無表情のことです。
特に、口元は笑っているのに目が笑っていない人は、感情が読み取れないので怖いと感じますよね?もしかすると、あなたの周りにもそういう人いるかもしれません。
それだけ、表情は相手に与える印象を大きく左右します。例えば、容姿にコンプレックスがあり笑顔がないと、暗い印象を与えてしまうので第一印象を良く見せることができません。普段、どんな気持ちで他人と接しているのか、一度考えてみてくださいね。
「無表情=ブス」と言われることがわかりました。それでは逆に、笑顔が多く表情が豊かな人は、相手にどのような印象を与えるのでしょうか?
日頃から笑顔でコミュニケーションがとれる人は、周囲の人と良好な関係を保ちメンタルヘルスにも役立ちます。ここからは、笑顔が与える嬉しい3つの効果をお伝えいたします。
人間の体内には、「ナチュラルキラー細胞(以下、NK細胞)」というリンパ球の一種が存在します。これの役割は、「体に悪影響を及ぼす物質を退治してくれる」のです。
そして、この細胞と笑顔には密接な関係性があり、笑顔でいることが多い人ほどNK細胞が活性化させます。なぜこの2つが密接な関係を持っているのかというと、「笑う」ことで免疫のコントロール機能をつかさどっている「間脳」に興奮が伝わり、情報伝達物質の「神経ペプチド」が活発に生産されるのです。
この笑いによって作られた善玉の神経ペプチドが、血液やリンパ液を通じて体中に流れ出し、NK細胞の表面に付着し、細胞を活性化させます。これが、さまざまなウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃し、免疫力を高めてくれるという原理となっています。
逆を言うと、ストレスや怒り・悲しみなどのマイナスの感情を受け取ると、この細胞の働きは鈍くなってしまいます。その結果、免疫力がダウンし、病気にかかりやすくなってしまうのです。
「笑う門には福来たる」という言葉があるように、日頃から笑顔で生活するだけで、心身ともに健康でいられます。
笑顔でいることは、幸福感をもたらすと同時に、やる気やプラス思考を高めてくれます。これは、脳内に分泌されるホルモンが影響しているのです。
例えば、笑うことで分泌される「エンドルフィン」は、強烈な幸福感を与えてくれます。そして、笑うことで「ドーパミン」も分泌されることとなります。このドーパミンが分泌されることで、人はやる気や前向きな気持ちになります。
また、この「ドーパミン」は、同時にストレスホルモンの分泌を抑える働きもあるのです。笑うことは「セロトニン」も分泌されます。セロトニンは別名「幸せホルモン」「癒しホルモン」とも呼ばれていて、心のリラックスには欠かせないホルモンです。
これらが分泌されることにより、「幸福感をもたらし・やる気やプラス思考を高め・ストレスを軽減する」ことが同時に行われることとなります。口角を上げて生活するだけでも幸せ感はアップするのでおすすめです。
みなさんは、「好きな歌の歌詞は覚えられるのに、勉強のこととなるとどうして覚えられないのだろう。」思ったことはありませんか?実はそれは右脳の状態に関係しています。
歌詞の方が覚えやすいのは、歌によって右脳が活性化されているためです。実は、右脳が活性化した状態では記憶力が高まります。しかも、右脳は左脳に比べて容量がとても大きく、多量の情報を記憶することができます。 また処理スピードも、段違いに早いといわれています。
ところが、人間は言語を習得する課程で右脳を使用する機会が減ってゆき、大人になるころにはほとんど使われなくなります。 特に現代社会では、言語的・論理的思考が得意な左脳がメインになっていきます。
人間関係を良好にするためには、相手の名前や好きなことなど覚えておくことも重要です。記憶力を高めることで、日常生活でのストレスも軽減されます。
「喜怒哀楽」どの感情も必要です。自分の気持ちに素直な人は、人生得すると言っても過言ではありません。
上記でもお伝えした通り、「笑顔でいること」にデメリットは存在しません。近年は、さまざまな外的要因の影響もあって、無表情でいる人が増えています。
また、何も考えずに年齢を重ねてしまうと、年齢とともにに笑う回数も減ってしまいます。こんなに健康的な効果やメリットの高い笑いを活用しないのは、本当にもったいないと思います。
いきなり笑顔で生活をすることが難しい場合は、「作り笑い」からはじめても問題ありません。まずは、意識的に笑顔でいることを心掛けてみましょう。
そして、笑顔でいることが当たり前になってきたら、今度はその笑顔を周りにもおすそ分けしてあげてください。そうすれば、あなたの周りには笑顔でいる人がどんどん増えていきます。今からできることをやってみくださいね。
「無表情が「ブス」と言われる原因?笑顔が与える嬉しい3つの効果」はいかがでしたか?
誰しも言われて傷つく「ブス」という言葉。できることなら、周囲からは「笑顔が素敵だね」「一緒にいると明るい気持ちになる」と、ポジティブな言葉をかけられたいものです。
自分が笑顔でいれば、周りも自然と笑顔が増えます。笑顔でいるだけで、気持ちも前向きになり、行動や発言にも自信が湧いてきます。些細なことですが、日頃の生活に活かしていただけると幸いです。
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